ゴミ屋敷とアスペルガー症候群の関係性とは!?症状などを解説
ゴミ屋敷や汚部屋と聞くとついつい「面倒くさがりや」、「だらしない」、「片付けらない」なんてイメージがありますが、
実際のところは性格だけの問題ではないようです。
今回は、発達障害の一つとされているアスペルガー症候群がゴミ屋敷とどのような関係性があるのかを解説していきたいと思います。
実際の症状などを踏まえながらアスペルガー症候群について詳しくご説明していきます。
・アスペルガー症候群と症状について
・ゴミ屋敷とアスペルガー症候群の関係性について
・アスペルガー症候群の方がゴミ屋敷にしない対策方法について
アスペルガー症候群とは?
アスペルガー症候群とは、
いわゆる発達障害の一つとされており、
自閉症と同様に「自閉スペクトラム障害(ASD)」の一種とされています。
あなたは「アスペルガー症候群」についてどれだけの事をご存知でしょうか?
現代において、多くの方が「発達障害の病気」というようなイメージがあるだけであり、
実際にどのような症状があるのかなどを詳しく知っている方は少ないように思えます。
中には、
「アスペルガー症候群」という言葉を安易に使用している方も見受けられます。
このような発達障害の事を悪い意味で使用されるのはよくない事です。
まずは、どのような障害があるのかを知ることが大切なんです。
「発達障害だから」という人蹴りだけで済ませずに、周囲の方の理解が必要になってきます。
アスペルガー症候群の症状や特徴について
アスペルガー症候群の事をよく知るには、
まずはどのような特徴や症状があるのかを知ることから始めるべきです。
実は決まった特徴があり、大きく分けて「コミュニケーション問題」、「対人関係の障害」、「物事への限定的な興味やこだわり」の
3つの特徴があるとされています。
これらの症状を今から一つずつご紹介していきたいと思います。
1.コミュニケーション能力の問題
普段、私たちが友人や家族などとトークをする際には、
相手の気持ちを汲んだり、何を考えているかを読み取って話をすることが多いと思います。
通常は、このようなコミュニケーションを行うことで問題なく生活を送っています。
しかしながら、
アスペルガー症候群の方は、上記のような人の気持ちを汲みとるようなことができません。
そのため、人とうまくコミュニケーションが取ることができません。
2.対人関係における障害
先ほどのコミュニケーション能力における問題点でも指摘しましたが、
うまくコミュニケーションを取れないことで、
場の空気を読めないような発言をしたりすることで対人関係でもうまくいかないことが多いです。
アスペルガー症候群の方は、
質問に対して見当違いな返答をしたり、場の空気を壊すような発言などをしてしまうことがあるので、
職場の人間関係が上手くいかずに退職するという方は非常に多いです。
3.物事への限定的な興味やこだわり
アスペルガー症候群の方は、
自分が興味があることに対しては、すごい集中力を発揮することがわかっています。
その代わり、興味がないことに対しては全く無関心となる傾向にあります。
また、
自分の独自のルールやルーティン化を行うことで、
いつもとは異なる事が起きてしまうとパニック状態になる事もあります。
・対人関係の障害
・物事への限定的な興味やこだわりがある
ゴミ屋敷とアスペルガー症候群の関係性について
ここまでアスペルガー症候群の特徴や症状についてご紹介してきました。
ゴミ屋敷の住人の中には、アスペルガー症候群の方もいるという事で、
実際にどのような関係性があるのかをこれからご紹介していきたいと思います。
興味が無いことには無関心である点が問題
アスペルガー症候群の方は、
自分の興味がある物や事に対してはとても凄い熱意で集中力を発揮したりします。
しかし、それは一方で興味が無い事には無関心であるとも言えます。
お家に帰宅して、
脱いだ衣類や食べ終わったゴミなどに関しては、
無関心ですので、そのまま放置する事が多かったりもします。
そのせいで、
きちんと掃除や洗濯ができずに、家の中が汚れてしまって、
結果的にはゴミ屋敷になってしまうという流れになります。
いつもと異なる事を嫌うorしたがらない
アスペルガー症候群の方は、
自分独自のルールや習慣に沿って毎日生活を行います。
そのため、いつもとは異なる事態が発生するとパニック状態になってしまったりします。
裏を返せば、
ルーティン化してしまえば掃除もできるのですが、
そもそも掃除に興味がなく、習慣にできていないと普段の生活で掃除をするのはとても難しいのです。
そのため、
どれだけいつものルーティンに掃除を組み込めるかがゴミ屋敷にしないための
一番の対策と言えるでしょう。
・アスペルガー症候群の方は、いつもと異なる事態に上手く対処でできない
アスペルガー症候群の方がゴミ屋敷にしないために
アスペルガー症候群を抱えているけれども、
ゴミ屋敷にしないように生活していきたいと考えている方も沢山いらっしゃいます。
そのような方がどのような事をしたら良いのか今からその対策方法についてご紹介していきます。
1.毎日の掃除をルーティン化する
アスペルガー症候群の方は、
必ず掃除ができないというわけではありません。
しかしながら、興味が無いと集中力を発揮する事が難しかったりします。
ただし、
毎日行う事を習慣化しルールにする事で掃除を行うことは可能なのです。
そのため、少しずつ毎日やることの中に掃除を組み込むことでゴミ屋敷を防ぐ事ができるでしょう。
2.周囲の人の協力や理解が必要
アスペルガー症候群という障害を理解してくれる周囲の人間がとても重要です。
よく理解された方周りにいるだけで、アスペルガー症候群の方は生活がグンと楽になるはずです。
コミュニケーションが上手く取れないとしても、
理解ある大人が周りにいれば、対人関係も上手くいく事でしょう。
ゴミ屋敷にしないためにも、周囲の人間が掃除ができるように習慣化させるという事も可能だと思います。
3.原状回復なら専門業者に
いくらアスペルガー症候群の方が掃除をできるようになったとしても、
まずは、お部屋を綺麗にしないと維持することは難しいですよね。
恐らく、ひどいゴミ屋敷を1から自分一人で綺麗にすることは難しいはずです。
そのため、
原状回復してから掃除をルーティン化しようと考えているのであれば、
プロに一度任せてしまうのもオススメです。
専門業者にお願いすると少なからず費用はかかりますが、
原状回復できますので、そこから掃除をルーティン化して、
綺麗な状態を維持できるようにする事ができます。
ゴミ屋敷とアスペルガー症候群についてまとめ
本ページでは、
アスペルガー症候群の特徴や症状、そしてゴミ屋敷との関係性についてご紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
名前は知ってるし、発達障害である事も知っているけど、
実際にどのような症状があるのかを知っているという方は、
実は半数またはそれ以下では無いでしょうか?
アスペルガー症候群の方がゴミ屋敷にしないためには、
まずは、周囲の大人の理解から始まると思います。
自分一人でゴミ屋敷を綺麗にすることは難しいと思いますので周囲の人間の協力が大切です。
アスペルガー症候群と言っても、
上手く付き合っていくことで、コミュニケーションも取れると思いますし、
ゴミ屋敷にしないで綺麗に維持する事も十分に可能だと思います。
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