ペットがいるゴミ屋敷は問題点が多い!?被害詳細・解決方法を解説
ゴミ屋敷の中でもとりわけ状態が酷く、近隣トラブルに発展しやすいのがペットを飼っている場合です。
特に、問題点が発生する事が多く、後々とても残念な悲劇が起こることもあります。
本ページでは、ペットを飼っている場合のゴミ屋敷の危険性と被害詳細、原因と解決方法について解説していきたいと思います。
・ペットがいる場合、通常のゴミ屋敷以上に悪臭問題が深刻である
・ひどい場合には、ペットが亡くなってしまう危険性がある
・世話ができないならペットは飼うべきではない
・餌をあげる、しつけをする、去勢手術をするという飼い主としての役目を果たさなければいけない
ペットがいるゴミ屋敷の問題点について
ゴミ屋敷と聞くだけで、あんまり良いイメージはしないと思います。
実際に、近くにこのような状態の部屋がないと、
中々その実態というのは、わからないと思います。
しかしながら、
ゴミ屋敷と言われるくらいですから、その時点で近隣に迷惑をかけており、
何かしらの被害が出ているケースが多いです。
その中でもとりわけペットを飼っている住人の場合、
通常のゴミ屋敷に比べて、様々な点で問題点が発生します。
では、どのような点が問題となるのでしょうか?
まずは、そのポイントについて解説していきたいと思います。
悪臭問題
通常のゴミ屋敷であっても、近隣トラブルの元になりやすい「悪臭問題」。
しかしながら、ペットがいるとさらに強い臭いが漂うようになります。
ペットを飼った事がない方は、イメージがつきにくいと思いますが、
猫や犬といった人気のペットは、臭いが強いです。
通常であれば、
定期的にお風呂に入れてあげる事で、近隣の迷惑になるような臭いなることはないですが、
ゴミ屋敷の場合、前回いつお風呂に入れてあげたかさえ覚えていないことも多いです。
それに加えて、ペットから抜けた毛が部屋中に落ちていることで、
さらに、臭いが強くなっています。
掃除をしない、お風呂に入れない、さらには糞尿の処理をしっかりとしない、
これらが合わさることによって、通常以上の悪臭が漂うようになります。
イメージとしては、3階の部屋から1階まで悪臭が漂うという感じです。
ペットの衛生上の問題
人間もゴミ屋敷のような環境にいれば病気になったりしますが、
ペットも動物ですので、人間と同じような症状が出ます。
掃除をしない環境では、ダニやノミが増えます。
そのため、身体を痒がったり、炎症が起きていたりします。
ひどい場合には、
痒みや炎症によって、脱毛している部分が多かったり、
身体中が赤くなって爛れているペットもいます。
このように、自分本位な生活を送ることで、
猫や犬などのペットたちの体調がどんどん悪くなってしまいます。
特殊清掃業者が必須
ペットを飼っている場合のゴミ屋敷を掃除しようと思った場合、
ほとんどの場合で、特殊清掃業者に依頼しないと原状回復することはできないです。
これは、猫や犬の糞尿が床や壁に仕込みんでしまっており、通常の清掃では臭いが取れないためです。
また、
場合によっては、すでに白骨化しているなんてケースもありますので、
多くの場合で、特殊清掃業者に依頼しないといけないケースとなります。
多頭飼育崩壊
ゴミ屋敷でペットを飼っている方の場合、
去勢手術などをしていないというケースが多々あります。
これには様々な理由があると思いますが、これらが原因となって知らぬうちに部屋で飼っているペットの数が増えていきます。
最初は1匹しか飼っていなくても、
外で交尾をして身ごもってしまって、そのまま数匹出産することで、
どんどん数が増えていくという流れになります。
これらを繰り返していくことで、
ペットの餌や世話をする事が金銭的にも体力的にもきつくなってしまって、
世話をすることを辞めてしまったり、そのままの状態で放置してしまう方もいらっしゃいます。
これらのことを多頭飼育崩壊といい、
最終的には、餌や水がなくなり、共食いをして、全滅して白骨化した状態で発見されます。
やはり、しっかりと世話ができないのであれば、最初から飼うべきではないと思います。
ペットがいるゴミ屋敷の問題点まとめ
- 悪臭問題
- ダニやノミなどが増える衛生上の問題
- 原状回復には特殊清掃業者に依頼する必要がある
- 多頭飼育崩壊
ゴミ屋敷でペットを飼うことの一番の危険性
ゴミ屋敷の住人がペットを飼うことで起こってしまう危険性についてご紹介させてください。
悲劇が起こらないためにも、これからペットを飼おうと思っている方も1度目を通してください。
ペットの孤独死の現状
ゴミ屋敷にてペットを飼う一番の危険性は、
「飼い主がペットの世話を諦めてしまうこと」です。
これが一番伝えておきたいことです。
そもそもゴミ屋敷にさせてしまうということは、
本来であればペットを飼うのは難しいと思っても良いと思います。
もちろん、必ずしも怠惰だけが原因ではないですが、部屋を綺麗にできないのに、ペットの事まで考える事ができるのでしょうか?
ゴミ屋敷で発見されるペットは、
多頭飼い状態である場合や白骨化している場合、共食いしてしまっているケースなどがあります。
ゴミ屋敷の住人も最初はしっかりと世話をしていたことかと思います。
しかしながら、途中から数が増えてしまったり、
自分の事だけを考える生活になってしまった結果、ペットを放置することになってしまいます。
気づけば家を空けて数週間。
この期間、ペットは餌や水を与えられていません。
人間であっても辛い状況だと思います。
実際にこのような状況は多々あり、
多くの場合でペットは部屋で孤独死をしています。
もちろん、白骨化して発見されるケースも多いです。
近隣トラブルも問題ではありますが、
尊い命がゴミ屋敷で奪われてしまうという現状がとても悲しいです。
そのため、ペットを飼う際には最後まで面倒を見るという強い意志が必要だと思います。
ペットがいるゴミ屋敷の解決方法
ゴミ屋敷でペットを飼っている場合、早急に綺麗にする必要があります。
ここでは、ペットにとって悪環境にならない方法、孤独死しないための解決方法をご紹介します。
片付けることは前提となりますので、ここではペットに関する解決方法をご紹介しています。
ペットの去勢手術をする
まずは、必ず去勢手術をするようにしましょう。
知らない間に、多頭飼いになっていたなんて事にならないためにもこちらは行うべきです。
人によっては可愛そうだと感じる方もいるかと思いますが、
世話ができなくなって孤独死させるぐらいなら、去勢を行う方がペットにとっても幸せだと思います。
飼えないなら早いうちに里親を探そう
ゴミ屋敷にずっとペットを置いておけないと思っている場合、
金銭的にも体力的にもペットを飼う余裕がない場合、
放置する前に里親を探すようにしてください。
ゴミ屋敷に世話もせずに放置して死なせてしまうくらいなら、
里親に引き取ってもらって、幸せな日々を送る方が良いでしょう。
少なくても今の環境よりは良いはずなので、
ペットからしても、幸せに違いありません。
ゴミ屋敷なら絶対に飼わない
最後は当然だろ!と言われそうですが、
ゴミ屋敷のような状態、汚部屋のような状態であるならば、
ペットを飼うことをそもそも辞めてください!
犬や猫などを飼う環境として、
あなたのお家が本当に適しているかどうかを確認ください。
可愛いペットですが、
実際に買って見ると、しつけや餌やり、散歩などとても大変です。
また、金銭的にも苦しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
ペットを飼う際には、
まずは、しっかりと亡くなるまで面倒が見れるのかどうか、
ゴミ屋敷状態ではないかなどをもう一度検討してみてください。
ペットがいるゴミ屋敷は特殊清掃業者に依頼しよう
すでに前述していますが、ペットを飼っているゴミ屋敷の場合、
素人による作業では、原状回復させることはまず難しいです。
至る所に、糞尿やペットの臭いが染み付いている場合がほとんどです。
したがって、
特殊清掃業者に依頼することで原状回復させる事が可能です。
プロであれば、悪臭問題も最大限に解決する事ができます。
特に、ペットが孤独死していた現場では、
悪臭が通常以上に酷い場合が多いので、
消毒作業も必要ですし、害虫や害獣問題もありますので、必ずプロに任せるようにください!
また、床や壁にまで糞尿が染み込んでいる場合には、
リフォーム作業も必要になってきますので、
こちらに関しても、一貫したサービスが提供できる業者にお願いするようにください。
特殊清掃のプロ「リンピア」では、
悪臭問題から清掃、リフォームも一貫して行なっています。
是非、お悩みである方は一度ご連絡ください!
ペットがいるゴミ屋敷についてまとめ
本ページでは、
ペットを飼っている場合のゴミ屋敷の問題点などを解説させてもらいました。
では、今回のまとめを最後に見ていきましょう!
まとめ
- ペットがいるゴミ屋敷は通常以上の悪臭問題が発生する
- 悪臭の原因は、ペットの体、抜けた毛、糞尿が原因
- ゴミ屋敷でペットが孤独死する事例もある
- ゴミ屋敷でペットが飼ってに子供を産んで多頭飼い崩壊するケースもある
- ペットを飼う場合、去勢手術をしっかりと行う
- ペットがいるゴミ屋敷の場合、原状回復に特殊清掃が必要である
いかがだったでしょうか?
ゴミ屋敷関係なく、ペットを飼うという事がとても重く感じられませんか?
ペットとはいえ、同じ生き物であり、彼らも日々生きています。
ゴミ屋敷で飼うことによって、
衛生上の問題、孤独死の危険性、多頭飼い崩壊する危険性、飼い主の世話放棄などが
問題点として浮き上がってきます。
必ずしもこのような問題が起きるわけではありませんが、
ペットたちが本当に幸せに暮らせるのはどのような環境なのかを
もう一度、考えてみてはいかがでしょうか?