特殊清掃は死後何日から必要になるの!?また必要となる条件について

孤独死などによって原状回復をしないといけない場合に必要な特殊清掃。
この作業って必ず必要なの!?という問題。
実際に死後何日から特殊清掃が必要となってくるのでしょうか?
そもそも特殊清掃ってどんな時に必要となるのでしょうか?
本ページでは、特殊清掃は死後何日から必要となってくるのかについてご紹介しています。
また、必要となる条件についても併せて解説しています。
・特殊清掃は死後何日から必要か分かる。
・特殊清掃が必要となるシーンについて分かる。


特殊清掃が必要となる条件について
特殊清掃といえば、原状回復をするために必要な作業です。
ご遺体が発見された現場は、非常に衛生的にもよろしくない状態になっているため、
綺麗にするための作業として、専用の薬品などを使って原状回復していきます。
では、この特殊清掃はどんな時に必要とされるのでしょうか?
孤独死や自殺、事故死などによって発見が遅れた際に必要
孤独死、自殺、事故死、他殺などによってお部屋の中で亡くなってしまって、
発見が遅れてしまうケースにおいて、特殊清掃が必要となります。
発見が1日遅くなるにつれて、ご遺体の腐敗が進み、状態が悪化していきます。
さらに、腐敗が進むにつれて害虫の発生、悪臭の発生、血液や体液などが染み込むなど、
他にもさまざまな所で問題が発生していきます。
発見が遅れることによって特殊清掃が必要となってしまいます。
また、自殺や他殺、孤独などに場合には検死が必須となるため、
その後に特殊清掃を行わなくてはなりません。
病死などで発見がすぐに行われた場合は必須ではないことも
孤独死であっても、病死などによって亡くなった場合ですぐに発見された場合には、
特殊清掃作業をしなくても大丈夫なことがあります。
これは、発見が早かったためにご遺体の腐敗もあまり進んでおらず、
害虫や悪臭の発生がほぼなく、血液や体液などの滲みなどもないことが大きな原因です。
ただし、
発見が早かったとしても、自殺や他殺、事故死などの場合には、
特殊清掃が必要となりますので注意が必要です。
死後何日かで特殊清掃の内容が変わります
特殊清掃と言っても、ご遺体の発見から何日経っているかで作業内容が大きく変わります。
そこで、死後何日でどのような作業を行なっていくのかをご紹介していきます。
死後1日〜3日程度
死後1日〜3日程度が経過している場合には、
季節にもよりますが、特殊清掃が必要ではない場合があります。
しかしながら、ご遺体の状態などを加味してよく考えないといけません。
特に夏場では1日だけでも腐敗がかなり進んでしまって、
体液などが床下まで染みてしまっていることもあります。
この異様なケースでは、特殊清掃は必須となります。
また夏場の場合には、害虫も1日程度で発生する可能性もありますので、
やはり、一度状態の確認のためにも専門業者に観てもらうのがオススメです。
ちなみに、
冬場であっても、エアコンなどがついている場合には、
夏場同様に腐敗のスピードが上がりますので、特殊清掃が必要となるケースがあります。
死後4日〜2週間程度
死後4日〜2週間程度が経過すると、ほとんどのケースでご遺体から血液や体液などが
滲み始めており、床下まで浸透していることが多いです。
このようなケースでは、特殊清掃が必須と言えるでしょう。
ちなみに、
死後1週間程度で悪臭や害虫の発生が確実となりますので、
通常のハウスクリーニングなどでは絶対に対応できないです。
また、
体液などが漏れていることからリフォーム作業なども必要となりますので、
必ず専門業者に依頼するようにしましょう。
死後3週間〜
死後3週間〜1ヶ月以上の期間が経っている場合には、
ご遺体の腐敗はかなり進んでおり、体液などが床下まで広がることはもちろんのこと、
大量の害虫や悪臭などの発生も避けることはできません。
このような現場では、
衛生的に問題があり、闇雲に部屋に入ることによって感染症のリスクが高まったり、
2次災害の恐れなども出てきます。
こういったケースでは、
必ず特殊清掃業者に依頼して、プロの手によって原状回復を目指す必要があります。


死体を発見した後の流れ
もし、あなたがご遺体を発見した場合にしたい流れについてご紹介していきます。
警察に連絡
まずは、孤独死現場に遭遇したら警察に連絡しましょう。
この時、ご遺体の様子や関係性などを聞かれるかもしれません。
ご遺体を発見したら、自分でなんとかしようとは絶対にせずに必ず警察に報告することを忘れないでください。
警察の検死が開始
ご遺体を警察が引き取ったら、検死を行います。
孤独死の場合には、どのような形で亡くなったのか検証しないといけません。
この検死が終わるまでは、ご遺族は何もすることができません。
無事に検死が終了すると、ご遺体はご遺族に返還されます。
特殊清掃業者に依頼する
ご遺体の検死が終わって、ご遺体が無事にご遺族に返還されましたら、
このタイミングで特殊清掃業者に依頼しましょう。
特殊清掃業者は予め探しておいて、
事情を説明して、すぐに作業に入ってもらうように段取りを組んでおくことが大切です。
検死が終わったタイミングで探し始めるとタイミングが合わない場合があります。
業者も急に作業ができるとは限りません。
従って、事前に捜しおいてスムーズに作業に入ってもらうようにしましょう。
孤独死を防ぐためにできること
孤独死をなるべく防ぐ方法や発見をなるべく早くできるようにする方法についてご紹介していきます。
小まめなコミュニケーションを取る
遠方に住んでいるため、頻繁に帰省することはできない。
連絡も何ヶ月に1回だけなんて方も多いのではないでしょうか?
しかしながら、これだと孤独死した時に発見するのがかなり遅くなってしまいます。
そこで小まめに連絡を取るようにしてみましょう。
ベストなのは、毎日1回でいいので連絡をとってみましょう。
最初は面倒臭いと感じるかもしれませんが、ある意味生存確認です。
自分の親がまさか孤独死するなんて・・・・
と後悔する前に定期的な連絡を取ってみてくださいね。
地域のコミュニティに参加する
高齢者の一人暮らしではどうしても周囲とのコミュニケーション不足が否めません。
そこで、地域で実施している高齢者向けのコミュニティに参加するのがオススメです。
例えば、地域のサークルやシニア向けの交流会などに参加することで、
同年代の方との交流も深めることができますし、
孤独感を拭い去ることができます。
また、地域住民とのつながりを得たことで、
孤独死したとしても発見が早まる可能性があります。
見守りサービスなどを利用する
どうしても遠方に住んでいる親や親族が心配だという場合、
見守りサービスなどの支援サービスを受けることも視野に入れてみましょう。
自治体が実施している見守りサービスでは、
定期的に自治体の担当者が訪問をしてくれて、安否の確認などをしてくれます。
また、民生委員が定期的に見守りを行なってくれたりします。
民間でも同様のサービスがあり、
新聞配達、郵便配達員による見守りサービスなどが実施されており、
何日も新聞などが溜まっている場合には、外部に異変を知らせてくれたりします。
その他にも民間で実施しているこう言った見守りサービスはありますので、
あなたにあったサービスを利用してみてくださいね。


まとめ
本ページでは、
特殊清掃が死後何日から必要となるのか、またどういった作業内容となるのかなどをご紹介していきました。
最後までご覧になっていただけましたか?
最後に死後何日だとどういう作業内容になるのかを簡単にまとめておきます。
- 死後1日〜3日:特殊清掃がいらない場合も多い。
- 死後4日〜2週間:特殊清掃が必須である。
- 死後3週間〜1ヶ月:特殊清掃は必須で作業時間や作業内容も複雑で大変になる。
いかがだったでしょうか?
やはり、ご遺体の発見が遅れれば遅れるほどに、特殊清掃は必要となっていきます。
特に夏場の場合には、1日であっても腐敗がかなり進んでしまうこともあり、
1日経過だけでも特殊清掃が必要となるケースもあります。
こう言った背景からも孤独死したとしても、
発見を早くできるように工夫することによって、悲惨な状態は避けることができると思います。
民間でのサービス、自治体のサービスなども素晴らしいのですが、
まずは、親族の方が小まめにコミュニケーションをとってあげることが、
最も孤独死を防ぐための近道だと思います。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!