遺品整理で判断に困ったときの対処方法と注意点について
故人が亡くなった後に行う遺品整理にて、どれを残すべきか判断に困ったときはどうしたら良いでしょうか?
必ず残しておきたいもの、そうでないものの分別をするのが難しいという方に向けて、
本ページでは、遺品整理で判断に困った時の対処方法と注意しておきたいポイントについて解説しています。
・遺品整理で判断に困ったときは遺言書はエンディングノートを確認する
・必ず残しておいた方が良いものから優先する
・どうしても困ったときはプロに任せるのもオススメ
遺品整理で判断に困ったときの対処方法について
大切な家族、親族などが亡くなったときは、とても悲しくなります。
酷い場合には、数日ないし数週間も気分が上がらない状態の時もあります。
また、人によっては亡くなったショックで鬱病になってしまう事もあります。
しかしながら、
葬式が終わってからも親族はやる事がたくさんあります。
その中の一つに、生前故人が使用していたものなどを整理するいわゆる「遺品整理」があります。
遺品整理は、
主に、故人が残した遺産を分別して整理する事です。
形見分けとして分配したり、不要なものは処分する作業になります。
しかしながら、
中には、故人の遺品をどのように分別していいか分からない方もいらっしゃいます。
そんな判断に困ったときの対処方法をご紹介したいと思います。
遺言書を確認する
故人が生前に親族に向けて、「遺言書」を残している場合があります。
もし、これらが見つかった場合には、記載されていることを忠実に守っていきましょう。
最近では、エンディングノートなどで遺産について記載されるケースも多いです。
遺品整理をどのように進めたら良いか分からないという方は、
まずは、遺言書の確認から行ってみてください。
ただし、
突然の死などで、遺言書が残されていない事も多いと思います。
そのような場合には、法定相続人がルールに従って遺品整理を行わないといけません。
大きく分類する
遺言書などが特にない場合には、
まずは「不要なもの」を整理してかき集めましょう。
必要なものはどれか?と考えるととても時間がかかってしまいますが、
ほとんどゴミに近いと思われるものや、不要な物などは、
「処分する物」として集めておきましょう。
後述しますが、
このとき、故人に関する書類や貴重品、金銭に関するものなどは、
必ず、捨てないように注意ください。
プロに任せる
どうしても自分たちだけで遺品整理を行う事ができないという場合もあると思います。
そのような時には、遺品整理のプロに任せる事も重要です。
なんとなく、他人に遺品整理なんかを任せても大丈夫なのか?と思ってしまいますが、
プロなので、その辺りは心配はする必要はありません。
絶対に残しておいて欲しいものに関しては、事前に伝えておけば捨てられることはありません。
また、
遺品整理に関してはプロなので、どのような遺品を残しておくべきかを把握しています。
従って、基本的にはトラブルは起きないと思います。
もし、仮にも業者によって必要なものが処分されてしまった場合には、
多くの場合で補填がききますので、安心ください。
判断に困った方向け!遺品整理で残しておきたい物一覧
遺品整理で絶対に残すべき遺品が存在します。
間違って捨ててしまわないように、事前にチェックしておきましょう。
金銭に関する物
故人が残した遺品の中でも「金銭」に関するものは絶対に処分してはいけません。
ここでいう金銭に関するものとは以下の通り。
- 通帳
- 印鑑
- 証券
- 現金
上記のように、
金銭に直結する可能性がある物は、全て残しておく必要があります。
誤って処分してしまうと大きなトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。
これらのものは見つけ次第、
まとめて保管しておくようにしましょう。
貴重品
次にご紹介するのは「貴重品」になります。
ここで指す貴重品とは以下の通りです。
- アクセサリー
- 腕時計
- 絵画
- その他骨董品
- 着物
上記のようなものは、
人によってあまり高価であることをご存知でないかもしれませんが、
物によっては高値になる可能性があります。
遺品整理でよく出てくる高価なお品物としても、
貴重品はトップに来るぐらいですので、
上記に当てはまるであろう貴重品は、まずは保管するようにしてください。
また、
売却した時に高値になる場合には、税金がかかる可能性もありますので注意が必要です。
故人に関する書類など
最後にご紹介するのは故人に関する書類などです。
ここで指すのは以下のような物です。
- 運転免許証
- パスポート
- 何かしらの契約書
- 保険関係の書類
- 領収書
主には上記のようなものを指します。
基本的には、故人に関する書類などが出てきた時には、
すぐに捨てずにまずはしばらく保管するようにしてください。
何かの手続きを行う際にも必要になるケースが多いです。
特に月額費用がかかるようなサービスを契約している場合などは、
解約しないとずっと支払いが発生することになりますので注意が必要です。
遺品整理における注意点について
遺品整理をする際に注意しておきたいポイントについて簡単に解説しています。
もし、今から整理を行う予定だという方はチェックしておいてください。
親族同士で必ず相談して遺品整理をする
遺品整理は、実はトラブルがとても多いことでも知られています。
というのも、故人の遺産を巡って親族間で争うケースがあるからです。
トラブルが起きるかどうかはさておき、大きな亀裂が入らないようにするためにも事前の相談は欠かせません。
自分一人で勝手に故人の遺品整理を行ってしまうと、
「私もあれが欲しかった」
「あなただけ勝手に高価なものを取って行ったのね」
なんて言われかねません。
なんとも言えない話ですが、
実際にこのような事が原因で大きなトラブルに発展する事もあります。
こうならないためにも、
形見分けする遺品を親族間でしっかりと相談し合う事が大切になります。
悪徳業者に注意しよう
遺品整理業者の中には、悪徳な業者も実は存在します。
こんなこと言ったら、ますます頼みづらくなると思いますが、
騙されないためにもしっかりと情報はお伝えしたいと思います。
悪徳業者だとどのようなトラブルになるのか以下にまとめてみました。
- 後から高額請求される
- 回収した不用品を不法投棄する
- 遺品整理で出てきた現金などを盗品する
主には上記のようなことです。
遺品整理で意外と多いのは、やはり遺品の窃盗でしょう。
これは実は結構多いようです。
悪徳業者になると、
高価な遺品や生前に故人が隠していたヘソクリなどを
バレないようにこっそりと接頭したりします。
優良業者であれば、
このようなことは絶対にしないので、まずは業者選びからしっかりと検討していただく必要があります。
遺品整理で判断に困ったときの対処方法についてまとめ
本ページでは、
遺品整理で判断に困ったときの対処方法について簡単にご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめていきましょう。
- 遺品整理で判断に困ったらまずは遺言書やエンディングノートを確認しよう
- 貴重品や金銭関係、故人に関する書類などは絶対に捨てないようにする
- どうしても困った時には、プロの力を借りるのもオススメ
- 悪徳業者には気をつけよう
- 親族間でしっかりと話し合って、遺品整理を行うことでトラブルを回避できる
いかがだったでしょうか?
実は、遺品整理って簡単にように見えて意外と難しかったりします。
それは、親族全員に関係することだからです。
自分一人で勝手に行ってもダメだし、
かと言って、任せっきりなのもダメ。
また、故人の意図を汲んで上げながら形見分けなどを
する必要もあるため、自分たちだけの意向だけで決めるわけにもいきません。
さらに、絶対に捨ててはいけないものも存在します。
このように難しい面もある遺品整理ですが、
故人の事を想って、親族同士で喧嘩する事なく最後まで分配できれば一番です。
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