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2025年1月13日 12:47

遺品整理でのトラブル事例まとめ!失敗しないために行いたい対策も解説

遺品整理でのトラブル事例まとめ!失敗しないために行いたい対策も解説

故人の遺品を適切に分別して整理する作業のことを「遺品整理」と言います。
この作業では、形見分けする遺品を見つけて、不用品については適切に処分して、
家の中を整理して綺麗にするのが目的となっています。

そんな遺品整理ですが、実はトラブルが結構多いんです。
金品が関わってきますし、業者に依頼する場合には他人を家に入れるわけですから、
当然ですが何かしらのトラブルが発生しやすいと言えます。

本ページでは、
遺品整理でよくあるトラブル事例をご紹介しているとともに、
騙されたり失敗しないための対策についてもご紹介しています。

本記事のポイント

・遺品整理で起こるトラブル事例がわかる。
・遺品整理で失敗しないための対策がわかる。
・失敗しない業者選びの際のポイントがわかる。

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遺品整理でのトラブルは年々増加傾向にある

遺品整理でのトラブルは年々増加傾向にある
国立生活センターが発表しているデータによると、
遺品整理を業者に依頼した際にトラブルになった件数が発表されています。

高齢化社会になった現代において、
こういったサービスは年々需要が高まっており、その需要とともに、
トラブルも増加傾向にあります。

公表されたデータによると、
2013年にはトラブル相談件数が73件となっていたのですが、
2017年には相談件数は105件に増加しています。

こちらのデータは少し古いため、
現在はさらにトラブル件数は増加傾向にあると思われます。
またこのデータ上では、遺品の買い取りを目的とする相談は含まれていないということで実際はもっと多いでしょう。

また、トラブルに見舞われた方の全てがこういった機関に相談するわけではないため、
実際のトラブル件数はさらに多いことが予想されます。

遺品整理で起こるトラブル事例について

遺品整理で起こるトラブル事例について
実際に遺品整理で起こることが多いトラブル事例をまとめてみました。
是非、チェックしてみてくださいね。

  • 家族間でのトラブル
  • 契約したのに作業が始まらない
  • 追加での高額な請求
  • 作業中の盗難
  • 勝手に大切なものを処分された
  • 解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
  • 作業が雑すぎて破損した

家族間でのトラブル

遺品整理は、何も業者とのトラブルだけではないです。
親族間同士でトラブルになることも珍しくありません。
どういったことでトラブルが発生するのか?
以下にまとめてみました。

  • 遺品を勝手に動かした
  • 遺品を勝手に売却した
  • 遺品の形見分けで意見がぶつかる
  • 遺産の取り合いで折り合いがつかない
  • 遺書に残された遺品の分け方に納得がいかない

上記のような内容で家族間でのトラブルが起きることが多いです。
お金が絡むだけにどうしても譲れないラインがあるのでしょう。

正直、故人の気持ちを考えると非常に心が痛くなりますが、
やはり残された家族にとって遺産は大切なものなのでしょう。

契約したのに作業が始まらない

遺品整理業者と契約していざ作業が始まる日になったのに、
全然作業が始まらないということもあるようです。
これはかなり悪質なケースで依頼した側からすと非常に不安になりますよね。

このケースは、
実際に国民生活センターに相談があるようですので、
こういった悪質業者も一定数いるということがわかります。

また、
別のケースでは、作業は始まったのにも関わらず、
全ての作業をせずに終了してしまうということもあるようです。
どちらにせよ非常に困るって話ですよね。

追加での高額な請求

実は、遺品整理業者に依頼した場合のトラブルでかなり多いのが費用面です。
よくある事例は、見積もり時に言われていた金額と異なる金額を最終的に請求されたというもの。
また、作業が始まってから追加費用が発生すると言われて渋々了承するしかなかった。

酷いケースだと、
見積もり時にはかなり安く提示しておいて、
最終的には相場以上の金額を請求するなんてこともあるようです。

費用面に関しては非常に悩ましい点ですので、
まずは見積もり時にしっかりと現状を見てもらうこと、追加費用は発生するのかを聞くこと。
これらをしっかりと確認する必要があります。

作業中の盗難

次は遺品整理作業中の盗難です。
実は、これも意外と多いトラブルの一つで金品、貴金属などを盗まれたなんてケースが多々あります。

特に家の中の遺品がかなり多く、何が残されている把握できない場合など、
業者がこそっと持って帰ってしまうことがあるようです。

後からあれがない、これがないと気づくのですが、
証拠もないですし、訴えることも難しく、泣き寝入りのような状態になってしまうのです。

悪質な業者ですと、
このように遺品整理中に現金を盗んでしまったり、高価なものを盗むことで、
利益を得ようとする輩もいるようです。

勝手に大切なものを処分された

予め、遺品整理業者には捨てないでほしい遺品などは伝えておくのが通常です。
しかしながら、それを無視して謝って捨ててしまうケースもあるようです。
依頼人としては非常に困る話ですね。

事前に処分しないでほしいと伝えているということは、
絶対に無くしてはならないものである可能性が高いです。
つまり、取り返しがつかない可能性があるのです。

というのも、
形見として相続したい遺品だけでなく、不動産などの権利書や株式、
銀行関係の書類などの場合、失くすともうどうしようもなくなってしまいます。
こういったトラブルも多発しているので注意が必要です。

解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された

契約をしたものの、様々な事が気になって解約したいケース、
後から必要がなくなったので解約したいケースなど多々あると思います。
しかしながら、解約を依頼したら高額な請求を受けてしまったというケースがあるようです。

実は、遺品整理はクーリング・オフの対象となります。
クーリング・オフは、契約書を受け取った日から8日以内であれば解約が可能という制度です。
つまり、この期間中であれば返金もされます。

しかしながら、
この期間を過ぎると、キャンセル料が発生するだけでなく、
この時の金額は業者が決定できるため、高額な請求を受ける事があるのです。

作業が雑すぎて破損した

遺品整理業者の雑な作業によって、家の中が破損してしまったというトラブルもあるようです。
通常であれば、家の中や遺品や家具などが傷つかないように、
ブルシートを敷いたり、かなり気を張って作業を行います。

しかしながら、
中には、気にせずに雑な作業をして傷をつけてしまうこともあるようです。
家自体が傷つくと、賃貸物件の場合退去時に高い金額を払わないといけなくなります。

こういった点でも配慮できるような優良業者に依頼することが最善です。

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遺品整理でトラブルにならないための対策

遺品整理でトラブルにならないための対策
遺品整理でトラブルにならないために事前にできる対策についてご紹介していきます。

  • 業者選びは慎重にしよう
  • 見積書の内容ををよく確認する
  • 契約書をよく確認する
  • 残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておく
  • 資格の有無などについて確認する
  • トラブルになった際には消費生活センターに相談する

業者選びは慎重にしよう

業者選びが大変だったり、面倒臭いのは非常にわかります。
しかしながら、1社のみだと優良業者なのか否かがわかりません。
従って、必ず相見積もりをするようにしてみてください。

最低でも2社〜3社程度の見積もりをとって、
比較してから決めることによって、極力トラブルを避けることができると思います。
実際に国民生活センターでもそのようにアドバイスを行っています。

見積書の内容ををよく確認する

そもそもどんな作業内容でどのような金額がかかっているのかを
確認するためには見積書をよく確認するようにしてください。
見積書に曖昧な記載があったり、小さく追加料金についての記載がある場合があります。

そもそも自分が想像していた作業をしてくれない可能性もあります。
見積書をよく確認した上で契約をしないと後で追加費用の発生などで、
高額請求を受ける可能性もあります。

契約書をよく確認する

後からやっぱりキャンセルしたいということもあると思います。
それだけでなく、追加費用について、遺品などが破損したときの補償、
その他の大事な情報については全て契約書に記載されているはずです。

こういったことからも契約書をよく確認してから、
契約を行うようにしてくださいね。
確認しないで契約すると、消費者にとって非常に不利な事が書かれている可能性もあります。

残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておく

後からアレがない、コレがないと騒がないためにも、
事前に残しておきたい遺品、処分しても良い遺品を明確に分けておきましょう。
でないと誤って処分される可能性があります。

特に残してきたいのは実印や権利関係の書類、銀行などの書類など。
貴金属などでも残しておきたいものはしっかりと分けておきましょう。

個人的には、
予め、依頼者様の方で必要なものは分けておいて取り除いておいてくれると、
間違いが起こらず良いなと思います。

資格の有無などについて確認する

遺品整理で出た処分する遺品については、
運搬には「一般廃棄物収集運搬業」という許可が必要となります。
したがって、自社で運搬する場合にはこういった資格があるか否かを確認しましょう。

もし、資格を保有していなくても、
許可業者と提携している場合には問題はありません。

一般廃棄物収集運搬業は、
自治体が認可した事業者のみが行えるもので、許可がない業者は、
不用品などを運ぶことはできないとされています。

またある自治体からは運搬許可を持っている場合でも、
別の地域で運搬する場合には、その自治体でも運搬許可が必要となります。
(事例:埼玉県での運搬許可は持っていても東京都では持っていない)

もし遺品整理業者に依頼する際には、
こういった資格を保有しているか、許可業者と提携しているかなどを確認するようにしましょう。

トラブルになった際には消費生活センターに相談する

もし、遺品整理でトラブルに遭ってしまったら、消費生活センターに相談しましょう。

消費生活センターでは、
商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情など、消費者からの相談を専門の相談員が受け付けており、
公正な立場で対応してくれています。

誰もがアクセスしやすい相談窓口として、
消費者ホットラインが設けられています。
「188」でかかるようになっているのでトラブルに遭ってしまった場合にはかけてみてください。

その他にも、
「国民生活センター 平日バックアップ相談」や
「国民生活センター 休日相談」、都道府県別の消費生活センターの窓口でも相談ができます。

優良業者に依頼するためのポイント

優良業者に依頼するためのポイント
悪徳業者に騙されないためにできる見極め方をご紹介していきます。

  • 格安すぎる見積もりには注意しよう
  • 現地調査なしでの見積もりには注意しよう
  • 強引な契約
  • HPなどで実績や会社情報を確認する

格安すぎる見積もりには注意しよう

あまりにも格安な見積もりを提示された場合には注意しておきましょう。
そもそも相場より遥かに安く請け負うなんて現実的ではないです。
そのため、後から追加費用が発生してしまったり、作業が雑だったりする可能性があるため注意が必要です。

現地調査なしでの見積もりには注意しよう

ごく稀に現地調査なしでの見積もりを行っている業者もあるようです。
もちろん、画像での確認や家の広さなどを事前に伝えられているでしょうが、
実際に家の状態を見ないと本当の見積もりは出せないことも多いです。

実際に作業の日程になり、
家の中を確認した際に追加費用が発生する事案がある場合もあり、
トラブル被害に遭う可能性が高くなるためなるべくは現地調査に来てもらって見積もりをとりましょう。

強引な契約

業者の中には、強引に契約に持ち込もうとすることもあるようです。
実際に訪問営業の世界ではあるので中にはこういった業者もいるのでしょう。
断っているのに強引に契約に持ち込もうとする業者はほぼほぼ悪徳業者です。
もし強引な業者がいても契約だけはしないようにしましょう。

HPなどで実績や会社情報を確認する

最近では、遺品整理業者も自社HPなどを持っていることも多いです。
従って、まずはHPなどをチェックしてみてましょう。
ここで過去の施工実績や会社情報などを確認しましょう。

HPがない時、あっても会社情報などが書かれていないときは、
すぐに信用しないでおくのがベストです。
もちろんHPがないからといって悪徳業者だとは言えませんが、ある方がより業者のことをわかるので騙されにくいと言えます。

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まとめ

本ページでは、
遺品整理でよく多発するトラブル事例についてご紹介していきました。
最後にトラブル事例をもう一度まとめておきます。

  • 家族間でのトラブル
  • 契約したのに作業が始まらない
  • 追加での高額な請求
  • 作業中の盗難
  • 勝手に大切なものを処分された
  • 解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
  • 作業が雑すぎて破損した

いかがだったでしょうか?

恐らく、この記事をご覧になっている方は、
これから遺品整理を業者に依頼しようと思っている方か既に依頼していて、
トラブルに遭ってしまっている方だと思います。

もしこれから遺品整理を行いたいと思っている方は、
トラブルに巻き込まれないように対策をしてから業者に依頼しましょう。

既にトラブルに遭ってしまっている方は、
消費生活センターなどに相談して対応を考えていきましょう。

埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
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