ゴミ屋敷にコバエが発生する原因と対処方法について
ゴミ屋敷に大量に発生した「小蝿（コバエ）」ってどこから侵入してきたのでしょうか？
実は普通の家にも発生するのですが、もし相当な数を家の中で見た場合には注意が必要な可能性もあります。
本ページでは、ゴミ屋敷にコバエが発生する原因や対処方法についてもご紹介していきたいと思います。
二次被害を起こす可能性も高い害虫ですので是非気になる方は最後までご覧ください。
・ゴミ屋敷にはコバエが大量に発生する原因が沢山ある
・コバエを媒介として、害虫や害獣が住み着く可能性がある
・発生したコバエを対処するには、根本的な駆除や予防が必要
ゴミ屋敷は「コバエ」にとって天国のような環境
あなたの家では小蝿（コバエ）は発生していますか？
恐らく、どんなに綺麗なお家であっても見たことがないという方は少ないと思います。
というのも、彼らが家に発生する原因は色々あり、かなり徹底していても発生する可能性がある生物だからです。
では、物が沢山散乱しているようなゴミ屋敷ではどうでしょうか？
結論から言いますと、
ゴミ屋敷はコバエにとって天国のような環境です。
コバエが生活する上で餌がある状態、
コバエが散乱するのに適した物がある状態、
コバエが生きる環境として最適になってしまっている状態がゴミ屋敷なのです。
こう言った理由からゴミ屋敷には小蝿（小蝿）が大量発生しやすいですし、
放置しておくと、数百匹では収まらない数が生息している可能性があります。
ゴミ屋敷にコバエが発生する原因について
では、小蝿（コバエ）は何故家の中で発生するのでしょうか？
タイトルは「ゴミ屋敷」ですが、そもそも発生する原因についてご紹介していきたいと思います。
網戸や窓の隙間
小蝿（コバエ）は非常に小さいので、ちょっとしたスペースからでも侵入が可能です。
よくある事例としては、網戸の隙間や窓の隙間などから侵入するというケースです。
また玄関の開け閉めの際に入ってしまうこともありますね。
散乱スピードが速い
小蝿（コバエ）は、1匹でも家に侵入してしまった場合、
驚くほどのスピードで繁殖していく生き物です。
というのも、1度に30～100個ほどの卵を産む他、産卵回数は生きている内に5回以上なため、
計算上では一生のうちに500個以上産卵するという生物になります。
さらに、産卵から孵化までのスピードが２～3日程度で、
生まれてからも10日ほどで成虫になるので、すぐに産卵できる体制になるのです。
これらが小蝿（コバエ）が猛スピードで増えていく理由なのです。
家に出るコバエの種類について
実は、虫の種類として「コバエ」は存在しません。
小蝿（コバエ）というのは総称になります。
では、家の中で出現するのはどう言った種類なのでしょうか？
ここでは簡単に生態についてご紹介していきたいと思います。
ショウジョウバエ
| サイズ | 2～3ミリ |
|---|---|
| 特徴 | 食物にたかることが多い種類で、腐った果物、酢、アルコールなどを好みます。 台所で発生することが多いです。 |
チョウバエ
| サイズ | 1～5ミリ程度 |
|---|---|
| 特徴 | 体の表面に毛が生えているのが特徴的。 主な生息地は、湿地や沼などの水際など。 したがって、お風呂や台所の排水まわり、下水管などから発生することが多いです。 お風呂などで見るのが多いのはチョウバエです。 |
ノミバエ
| サイズ | 2ミリ程度 |
|---|---|
| 特徴 | 俊敏で後ろ足が長く、ノミに似ているのが特徴。 生ごみや腐った動植物を好む他、肉などに産卵する種類です。 食品衛生上も問題がある生物です。 |
キノコバエ
| サイズ | 2ミリ程度 |
|---|---|
| 特徴 |
キノコ類や腐葉土、観葉植物から発生することが多いです。 卵から成虫になる期間は約1ヶ月かかります。 寿命はわずか4～10日程度となっています。 |
コバエがもたらす害について
実は、小蝿（コバエ）はただの汚い虫ではありません。
放置しておくと、害をもたらしてしまうこともあります。
そもそも、コバエは様々なところに産卵します。
仮に、コバエがいる状態で台所に肉を放置した場合には、
肉に産卵する可能性があり、それを口にすると人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、
コバエを餌にするゴキブリなどの害虫発生の要因となるだけでなく、
ゴキブリたちを餌にする害獣たちの発生の根本的原因となることもあります。
こう言ったことからも、
小蝿（コバエ）が発生しているのにそのまま放置しておくのは非常に危険だと言えます。
ゴミ屋敷にコバエが出た場合の対処方法
もし、ゴミ屋敷にコバエが大量発生している場合、どのような対処方法があるのでしょうか？
ここではその方法をご紹介していきたいと思います。
清掃業者に依頼する
普通の家であれば、殺虫剤などを利用して駆除することができます。
しかしながら、ゴミ屋敷の場合には1匹、2匹というわけではなく、
下手をすると数千匹以上も生息している可能性があります。
こうなってしまうと、根本的な解決が必要となります。
コバエは成虫だけではないので、今飛んでいる成虫だけを駆除すれば良いわけではありません。
様々なところに産卵された卵も一緒に駆除しないと根本的に解決できません。
卵はありとあらゆるスペースにある場合もあり、
さらにはゴキブリなどの卵もある可能性が非常に高いため、
素人のDIY駆除では対処することはもう不可能でしょう。
したがって、
ゴミ屋敷の清掃のプロに依頼して、特殊な薬品を使用しての、
害虫駆除作業が必須となります。
コバエを寄せ付けないための予防方法について
ゴミ屋敷の場合には、そもそも根本的に綺麗にする必要がありますが、
そうではない場合には、いくらか予防する方法があります。
今からご紹介していきますので、是非試してみてくださいね。
生ゴミを放置しない
生ゴミを放置すると、そこにコバエが産卵する可能性があります。
また臭いに誘われて寄ってくる可能性もあります。
したがって、生ゴミを放置せずにしっかりと袋に入れてすぐに処分するようにしましょう。
水回りを綺麗にする
コバエは、水回りを好みます。
台所、お風呂はもちろん洗面所やトイレも綺麗に掃除するように心がけてください。
また、排水溝も要注意なので、こまめに掃除をするようにしてください。
食べかけ、飲みかけの物を放置しない
コバエは、食べかけ、飲みかけの物があると好んで寄ってきます。
スナック菓子の袋をそのまま放置したり、食べ物を落としたまま放置したり、
飲みかけのペットボトルや缶、パック飲料を放置しないようにしましょう。
また、食品を数時間放置しないことも大切です。
特に肉などは産卵されるケースもありますので、管理は注意しましょう。
観葉植物やペットの糞尿も注意
コバエの種類によっては、観葉植物を好む種類もいます。
また、ペットを飼っている場合には、糞尿や餌などに寄ってくることもありますので、
こう言ったものも放置しないように注意してください。
また、観葉植物を置いている場合には、
水をこまめに変えたりするなど、管理を徹底しましょう。
侵入経路を塞ぐ
コバエが外から侵入してくるケースとして、
網戸や窓の隙間、玄関の開け閉めなどがあります。
他にも細かく言えばありますが、こう言ったわかりやすいところの隙間を埋めたりすることで防ぐこともできます。
玄関の開け閉めの際にも注意することで防ぐことができるでしょう。
ゴミ屋敷にコバエが発生する原因と対処方法まとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷に小蝿（コバエ）が発生する原因や対処方法についてご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- ゴミ屋敷はコバエにとって天国のような環境。
- コバエの発生原因は、隙間だったり、ゴミの放置、不衛生な環境など。
- コバエを駆除するには殺虫剤などの利用も効果的だが、ゴミ屋敷の場合には意味がない。
- コバエの予防方法を試すことで少しでも発生を抑えることができる。
いかがだったでしょうか？
もし、今ゴミ屋敷ではないという方であっても、コバエが発生していて困っているという方は、
まずは駆除すること、部屋を綺麗にすることから始めてください。
その上で殺虫剤などを利用しましょう。
ゴミ屋敷で大量のコバエが発生しており困っている方は、
まずは専門業者に依頼して、根本的に綺麗にするようにしてください。
不衛生な環境であることがコバエの発生原因となりますので、
まずは根本的な解決を行う事から検討してみてくださいね。
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