ゴミ屋敷とADHDの関係性とは!?症状や特徴などをご紹介
ゴミ屋敷に悩まれている、すぐに部屋が汚くなってしまって掃除ができない。
このような方は、もしかしたらADHDの可能性があるかもしれません。
整理整頓をしたくても出来ないと言う方に向けて、本ページではゴミ屋敷とADHDの関係性についてご紹介していきたいと思います。
特徴や症状などを是非チェックください！
・ゴミ屋敷とADHDの関係性について
・ADHDの症状や特徴について
・ADHDの方がゴミ屋敷化しない方法について
ゴミ屋敷とADHDの関係性とは！？
ここ近年、社会問題化されている事として「ゴミ屋敷」問題があります。
これは、一人暮らしを行う高齢者が増え、孤独死している現状も理由の一つと言えるでしょう。
もちろん、高齢者の一人暮らしでは身体的に不便な事も多く、
ゴミ屋敷化してしまうのも物理的な問題上、仕方なかったりします。
しかしながら、上記のような身体が不自由なためにお部屋が汚くなってしまう訳でもなく、
普通に体は自由であり、仕事もこなしている若い世代であっても、
現在はゴミ屋敷化している傾向が見られています。
では、これはどのような理由があげられるのでしょうか？
実はこれには様々な要因があるので、一概に「コレが原因」とは言いづらいです。
色々な事が重なり合う事で、ゴミ屋敷化するのが実情ではあります。
その中でも今回は病気、そしてさらに狭めて「ADHD」の方が
ゴミ屋敷化させてしまう傾向にあると言うことをテーマに、
どのような病気なのか、どのような症状が見られるのかを解説していきたいと思います。
まずは、何故ゴミ屋敷と関係性があるのかについて解説していきます！
ADHDの方は片付けられない方が多いのが現状です
ADHDの方の特徴として、「多動性」・「衝動性」・「不注意」の3つが挙げられます。
症状や特徴については、後述しますが、
上記のような事を理由に、整理整頓を苦手とされる方が多いのが現状です。
では、何故整理整頓が苦手なのでしょうか？
それは、同じ事をずっと集中して行う事が出来ない方が多いためです。
とは言え、ADHDの方でも集中力が持続する方もいらっしゃいますので、
全ての方が当てはまる訳ではない事を覚えておいてください。
ADHDの方でも「掃除しないといけない」と分かっていながらも、
掃除を始めてみると、別のことに気がいってしまったり、
どのように整理整頓していいか分からずに途中で断念する方が多いです。
上記のような特徴から、
「自分でもなんとかして綺麗にしたい」と思っていながらも、
掃除が出来ないと言う事を悩まれている方が多いのが実情です。
ADHDの方は衝動買いをしてしまう傾向にある
先ほど、3つの特徴の一つとして「衝動性」を簡単にご紹介させて頂きました。
コレは、文字通りの意味であり、買い物を衝動買いしてしまう傾向にあります。
こちらに関しても、ショッピングに対して衝動性がある方ばかりではありませんが、買い込んでしまう傾向にある事は間違いありません。
つまり、
掃除をする事が難しいのにも関わらず、ショッピングで買い物をして、
溜め込んでしまうと言う一連の流れが「ゴミ屋敷化」させてしまうと言う結果を招いてしまいます。
ADHDとは？どんな病気なの？
ここまで、ゴミ屋敷とADHDの関係性について触れてきました。
しかしながら、実際にどのような病気なのか説明してくださいと言われると難しくありませんか？
まずは、どのような病気であり、症状があって特徴があるのかを知ることから始めて見ませんか？
彼らの悩みを共有してあげることで解決できる事項もあるかもしれません。
多動性
ADHDの特徴として「多動性」が挙げられます。
こちらに関しては、言うまでもありませんが「ジッとしている事が出来ない」と言う特徴です。
子供であれば、
学校の授業中にずっと座っている事が出来ない、
イベントなどで周りと同じような行動をする事が出来ないなどの症状が見られます。
また、成人して大人になったとしても、
会社でずっと座って同じ事を繰り返す事が出来なかったり、
会議などで落ち着けずに貧乏ゆすりや周りをキョロキョロするなどの行動を起こします。
大人になっても上記のような理由から、
ADHDの症状に悩まれている方は大勢いらっしゃいます。
衝動性
ADHDの特徴の2つ目は「衝動性」になります。
こちらは、ADHDではない方でも時々感じてしまう事はあるのではないでしょうか？
特にADHDの方は、
欲しいものがあると、衝動的になって購入してしまう傾向があります。
子供の場合は、その場で買ってもらうまで駄駄を捏ねるなんて行動をおこします。
また、大人になってからは、
思っている事をそのまま口に出してしまうことから、
周りとの関係性に傷をつけてしまうなんて事もあるかもしれません。
不注意
そして、ADHDの特徴3つ目は「不注意」になります。
こちらに関しても、うっかり忘れ物をする事が多いなんて心当たりがある方も多いのではないでしょうか？
特にADHDの方の場合、
ケアレスミスが多く、子供の時にはテストなどのケアレスミスはもちろん、
課題などを期日までに提出できない、必要な物をいつも忘れてしまうなどの行動をおこします。
また、大人のADHDの場合には、
仕事に必要な物を忘れてします、仕事などで作業などを順序だたて行う事ができないなどの症状が見られます。
うっかりミスや忘れ物はどんな方でもついついやってしまいます。
しかし、子供の頃から忘れ物が多かったり、
期日までに行わないといけない物をしっかりと出来ないなんて方は少し危険かもしれません。
ADHDの方がゴミ屋敷化しない方法とは？
ここまで、ADHDの方の特徴と症状を詳しくみてきました。
これまでよく知らなかったと言う方や、なんとなく偏見の目で見ていたなんて方は、
少しでも彼らの事を理解して頂けたでしょうか？
では、将来のゴミ屋敷を防ぐために、
我々がADHDの方に協力できることや、ゴミ屋敷化させないための方法について解説していきたいと思います。
掃除を習慣化する
ADHDの方は、
自分で整理整頓する事が苦手と言うだけであり、決してゴミを捨てられない訳ではありません。
しかしながら、ゴミ屋敷化してしまってはいよいよ手に負えない状態になってしまいます。
そのため、予め「掃除を習慣化する」と言う事を行う事で、
普段から決まった行動を行うだけで、綺麗な状態を保つ事が出来ます。
ADHDの方は、普段から掃除を行うと言う習慣をつける事で、
いつも同じ行動をする事を記憶しますので、
しっかりと掃除ができる方も増えるでしょう。
家族や友人が協力する
ADHDの方で、すでにゴミ屋敷化してしまっている方や、
汚部屋になってしまっており、自分では手がつけられない状態になっている場合、
親族や友人などを頼って一緒に掃除を行う事も得策でしょう。
ADHDの方であっても、
誰かと協力する事で、掃除を行う事は出来ます。
そのため、それぞれが分担して役回りを決める事で、原状回復は可能だと言えます。
ADHDの方は、発達障害の一種ではありますが、
決して、知能や能力が低い訳ではなく、一部の事を集中して行ったり、
順序立てて行う事が難しいだけです。
そのため、最初から出来ないと決めつけてしまう事はよくありません。
特殊清掃業者に委託する
ADHDの方で、すでにゴミ屋敷となってしまっている場合、
さらに、頼れる親族や友人などもいらっしゃらない場合には、
最終手段として、専門の業者に委託する事を検討しましょう。
ゴミ屋敷は、
放置しておくと、様々な弊害があり、近隣トラブルに発展する可能性もありますので、
自分では出来ないと思った時点で、一度プロに任せて原状回復を目指しましょう。
一度綺麗にしてしまえば、
それ以降は、自分にルールを決めて、掃除を行う事で今後もその状態を維持する事ができると思います。
ゴミ屋敷とADHDの関係性についてまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷とADHDの関係性について解説させていただきました。
まずは、今回の内容をまとめてみましょう。
・ゴミ屋敷とADHDは、関係性は少なからずある
・ADHDの方は、多動性・衝動性・不注意の特徴＆症状がある
・ADHDの場合、掃除を習慣化する・家族などを頼る・プロに任せると言う方法で予防・対策を行う
ADHDと聞いて、「発達障害」と言う一言で色々な事を決めつける方もいますが、
それは大きな間違いだと思います。
彼らにはできる事とできない事がありますので、まずは特徴などを知って症状などを共有する事が大切です。
また、ADHDだからと言って全ての方がゴミ屋敷化する訳でもありません。
一部の方がゴミ屋敷化させてしまっているだけで、
全ての方が当てはまる訳ではないと言う事を覚えてもらえば幸いです。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
