母親が汚部屋にしてしまう原因とは?改善方法を詳しく解説
実家に住む母親が掃除ができなくて汚部屋にしてしまっているという方は結構いらっしゃいます。
しかしながら、頻繁に帰省できずにその状態であることを心配し悩まれている方も多いのでは無いでしょうか？
本ページではそんな方に向けて、何故汚部屋にしてしまうのか、母親の心理や原因と改善・対処方法についてご紹介していきたいと思います。
・汚部屋に住む母親が何故掃除ができないのか
・母親の汚部屋の改善方法について
母親の住む家が汚部屋状態で悩む子供は多い
普段から整理整頓、掃除などをこまめに行なっている方にとって、
ゴミ屋敷や汚部屋なんてものは、あまり自分には関係のないものという認識でしかないと思います。
実際に、テレビなんかで特集されてもあまりピントは来ないでしょう。
しかしながら、
世の中には、自分に対する悩みではなく、
定年や熟年離婚、他界などによって一人暮らしを余儀なくされた親御さんのお家の事で悩まれている方は多いのです。
その中でも、
自分の母親が住む家が汚部屋になってしまっており、
どうにも改善できない状況で悩まれている方が結構いらっしゃいます。
後述しますが、
これにはいくつかの理由があり、もしかしたら簡単に改善できる話でもないかもしれません。
まずは、どのような事が原因となって掃除ができないのかを探るところから始めましょう。
汚部屋に住む母親の心理や原因について
母親が掃除ができずに汚部屋にしてしまう。
単に掃除ができないのか、それとも何か理由があるのか。
果たして、どのような原因が関係しているのでしょうか？
考えられる理由について詳しくご紹介していきたいと思います。
1,物が捨てられない
そもそも掃除ができないのではなく、
全てが宝物であって、物を捨てられない事が原因となって、
結果的に汚部屋になってしまっているというパターンです。
実は、ゴミ屋敷の住人なんかもこれに当てはまる方が多く、
他人から見たら不要な物でも、自分にとっては全てが大事なものであるということから、
中々捨てられずに、長年溜った結果が汚部屋という状態です。
物が捨てられないので、
勝手に捨てたりすることは逆効果となります。
まずは、こちらから母親に歩み寄る事が大切です。
2,うつ病
もしかしたら母親は何かしらのきっかけでうつ病になっている可能性があるかもしれません。
最近、元気がなかったり、ネガティヴだったり、以前とは何か違う点はありませんか？
話していても辛そうだったりと、ちょっとした変化を見逃さないであげてください。
うつ病は、
現代では、多くの方がかかっている精神病です。
そのため、どのように対処すれば良いのか、どのような病気なのかは調べればすぐに出てきます。
ちなみにうつ病になると、
気分の高低差が激しくなり、下がっている時には、
立ち上がることすらできないほどに辛いということで、このような状態では当然掃除はできるわけがありません。
実際にうつ病患者の中には、
病気が原因となって掃除や洗濯などができずに、汚部屋になってしまうという例があります。
発症には、様々な理由があると思いますが、夫の他界やペットの他界などをきっかけになる場合もあります。
3,ADHD（注意欠陥・多動性障害）
母親の最近の行動を見ていて何か不自然な点はありませんか？
もしかしたら、ADHD（注意欠陥・多動性障害）が原因で汚部屋になってしまっているかもしれません。
ADHDは、
ここ数年でよく聞くようになってきていますが、
こちらは、発達障害のような部類に入ると思います。
主な症状としては、
「不注意」や「多動性」、「衝動性」となっており、
よく忘れ物をしたり、静かに待っている事ができなかったり、急に衝動的になったりします。
ADHDの方は、
掃除をする事が難しい一面を持っているので、
「掃除しないといけない」とは分かっていても、自分ではどうすれば良いかわからず、
結果的に掃除ができずに汚部屋になってしまうというパターンです。
4,身体的不自由
母親の体調はどうですか？？
お母さんに直接聞いてみたら、実は最近関節が痛くて長時間立っていられないなんて事はないですか？
どうしても年齢を重ねていくと、足腰が弱くなりますので、身体的に自由が効かなくなっているかもしれません。
当然、綺麗好きであっても、
腰が痛かったり、足が痛いと掃除が疎かになってしまいます。
このような場合には、定期的に掃除に行ってあげるとすぐに改善できるでしょう。
5,セルフネグレクト
あなたの母親は「セルフネグレクト」になっていませんか？
セルフネグレクトになっている事が原因で汚部屋になってしまっている可能性が高いです。
セルフネグレクトとは、
自分に対する意欲や関心などが無くなってしまって、
食事や洗濯、お風呂、トイレさえも行かなくなってしまうという症状出ます。
そのため、
どんなに部屋が汚れていても、どんなに服が汚れていても、
たとえどんなにお腹が減っていても、何もする気が起きないのです。
セルフネグレクトは、
高齢者の一人暮らしに多いとされていますが、
原因は様々なであり、ちょっとした事が引き金となって発症してしまいます。
汚部屋に住む母親を改善する方法について
もし、今あなたの母親が汚部屋に住んでおり、
これについて悩まれているという場合に、効果的である対処方法をご紹介していきたいと思います。
ただし、全てが確実に効果があるというわけではなく、
このような改善方法もあるよという内容になっています。
1,自分が掃除を手伝う
おそらく、すでに悩まれている方はやっていることかもしれませんが、
もし、母親が自分で掃除ができないだけの場合には、
あなたが掃除を担うことで改善できるかと思います。
ただし、
掃除に前向きでない場合もあると思いますので、
そのような場合には、無理やりせずに、まずは歩み寄って汚部屋について話してみることから始めてみてください。
2,病院に連れていく
あなたの母親がもし、精神病や発達障害の症状が見られる場合、
まずは病院に連れていってあげてください。
もしかしたら、カウンセリングや投薬治療などで症状が改善される場合があります。
病名がハッキリとして、
通院によって改善できれば、自然に掃除もできるようになっていくと思います。
また、うつ病などの場合には、こちらから歩み寄ってあげる事が大切です。
決して、「なんで掃除できない？」なんて言わないようにしてあげてください。
病気の場合には、本人もとても辛いのですから、
その辛さを共に感じてあげてください。
3,プロに任せる
もし、母親に掃除の同意を得られた場合、
または自分で掃除したいけど、どうにもできない状態の場合には、
専門業者に任せてしまうことも視野に入れてみてください。
プロであれば、
不要なものと必要な物をしっかりと分別してくれますし、
不要な物は回収してくれます。
もちろん、ゴミも然りですので、安心して任せる事ができます。
多少費用はかかりますが、
1回で綺麗にしたいと考える場合には、プロに任せることも検討してみてください。
母親の住む汚部屋を掃除する場合の注意点について
先ほどは改善点をご紹介させていただきましたが、
最後に、母親の住む汚部屋を掃除することになった場合の
注意点について少しだけご紹介していきたいと思います。
むやみに物を捨てない
いくら物が沢山あって、捨てるものが沢山あるような状態であっても、
むやみやたらにどんどんゴミとして捨てていかなようにしてください。
というのも、
母親にとっては、とても大切なものである可能性もありますし、
それが無くなってしまったことで別の問題が発生する場合もあります。
もちろん、だからと言って全てのものを一々聞くことはできませんので、
明らかにゴミであるもの以外は、一応は母親に確認をとるようにしてください。
手紙や写真だけでなく、
ちょっとした置物やヘアピンでさえ、本人にしてみれば大切な思い出が詰まったお品かもしれません。
是非、掃除をする際には分別に特に気を遣ってあげてください。
汚部屋に住む母親についてまとめ
本ページでは、
汚部屋に住む母親の心理状態や原因について解説すると共に、
改善点や注意点などをご紹介させていただきました。
では、今回のまとめをみていきましょう！
- 母親が汚部屋にしてしまう原因に、病気や発達障害なども関係している
- まずは母親に歩み寄る事が大切
- 病気などの疑いがある場合には病院に連れていく
- 母親の大切なものまで捨てないように注意する
今回解説した通りで、
汚部屋に住むお母さんが必ずしも掃除ができないorめんどくさいだけではありません。
精神的な病気であってり、ADHDなどであったりする場合もあります。
また、高齢になると、
身体的な自由が無くなってしまって、掃除ができないパターンも十分にあり得ます。
「掃除ができない」と決めつける前に、まずは母親に歩み寄ってあげる事が大切です。
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