ゴミ屋敷状態で夜逃げするとどうなる!?支払いや片付けは!?
住人がゴミ屋敷にしてしまった後、夜逃げしてしまうというケースは稀にあります。
しかしながら、居場所が分からなくなり、連絡もつかない場合にはオーナーはどのように対処することになるのでしょうか?
本ページでは、賃貸スペースをゴミ屋敷にしたまま夜逃げした場合の片付けや支払いなどについて解説しています。
賃貸契約時に保証人や親族となっている方は要注意となっています。
・夜逃げについて
・ゴミ屋敷状態で夜逃げした際の対処やそれにかかる費用の支払いについて
・夜逃げしたゴミ屋敷を綺麗にする方法について
夜逃げとは?
あなたは「夜逃げ」とはどのような事なのか実際にご存知でしょうか?
恐らく、ほとんどの方にとってはなんとなく「夜に誰にもバレないように逃げる」という認識なのではないでしょうか?
実際のところ、このような認識で間違いはないでしょう。
夜逃げには、いくつかの理由がありますが、
ほとんどの場合は、誰にもバレずに居場所を変えるために、
ひとけが少ない夜にひっそりと身を消すという事です。
夜逃げを行うパターン一覧
夜逃げを行う肩の理由としては以下のような事例が報告されています。
・借金問題
・事件に巻き込まれてしまった
・DVなど
・ストーカー関連
・周囲からのバッシング
など
上記のようなパターンが事例としてあります。
また、本記事のテーマでもある「ゴミ屋敷」を理由とする夜逃げも稀にあるようです。
夜逃げを斡旋する業者も存在
夜逃げと聞くと、
必要なものだけを持って行うというイメージもありますが、
最近では、夜逃げを斡旋・協力する業者もいるようです。
完璧に夜逃げを行うために、
こういった業者に費用を支払って行う方もいるようです。
ゴミ屋敷状態で夜逃げした際の問題点について
仮に、賃貸アパートやマンションを借りており、
ゴミ屋敷状態にしたままで住人が夜逃げしてしまった場合にはいくつかの問題は発生します。
今から、どのような問題が起きるのかをご紹介していきたいと思います。
1,残留物の処理
夜逃げをした場合、
ほとんどの場合で、必要なもの以外は置いていくことが多いようです。
そのため、残った衣類や家具、書類などが放置された状態となっています。
まずは、住人と連絡を取ってはみますが、仮に取れない場合には、
この残留物をどのように処理するかが問題となってきます。
というのも、
この残留物は、法的には住人の所有物にあたりますので、
勝手に管理しているオーナーが片付けるわけにはいかないのです。
2,片付ける際の支払いについて
夜逃げした住人のゴミ屋敷を綺麗にする場合に、
誰がこの清掃費用を支払うのかという問題も発生します。
まず、支払い義務があるのは所有者(住人)となります。
しかしながら、
十中八苦、連絡が取れることがないため、
ここで支払いを誰が行うのかという問題が発生するのです。
法的措置を取らなければいけない場合も
ゴミ屋敷の住人が夜逃げしてしまって、
その後、連絡が取れない場合、ほとんどの場合には保証人や親族に連絡がいくと思いますが、
こちらも連絡が取れなかったり、相手にされなかった場合には、
法的措置に出ないといけない場合があります。
これには、
費用と時間がかかるため、オーナー側としては、
大変痛い出費となってしまいます。
夜逃げした住人のゴミ屋敷の残留物の処理はどうする?
ゴミ屋敷の住人がある日突然、夜逃げしてしまった場合、
残った残留物はどのように処理することになるのでしょうか?
オーナーが勝手に残留物を処理してしまうと、裁判に発展してしまうこともあるので慎重に行わないといけません。
では、どのような方法があるのでしょうか?
1,所有者本人が行う
本来、ゴミ屋敷のものは全て住人の所有物であり、
片付けも全て行う責任があります。
そのため、夜逃げ後も連絡が取れるようであれば、処理を住人に任せるor代わりに片付けて良いことを許諾してもらいましょう。
とはいえ、
ほとんどの場合で連絡が取れないと思うのでこちらは難しいでしょう。
2,保証人や親族に依頼
賃貸契約を行う際には、保証人をつけることが多いと思います。
まずは、本人と連絡が取れない場合には、この保証人に連絡を取りましょう。
または、契約者の親族とコンタクトが取れそうなら取りましょう。
基本的に、本人と連絡が取れないようであれば、
保証人に責任がいきますので、親族や保証人にゴミ屋敷を綺麗にしてもらうようにしましょう。
3,貸主が処理する
保証人とも連絡が取れずに解決できない場合には、
最終手段として、貸主が法的な処置を行なって、片付けるしかありません。
ただし、こちらは時間と費用もかかりますし、専門的な知識も必要なため容易ではありません。
夜逃げした住人のゴミ屋敷の清掃費用は誰が払うの!?
ゴミ屋敷のままで住人が夜逃げしてしまった場合、
清掃する際にかかる費用は誰が支払うのでしょうか?
今回は、本来支払う必要がある本人も含めてご紹介していきたいと思います。
1,住人本人
こちらは言うまでもありませんが、
ゴミ屋敷の住人であり、残留物の所有権を持っている本人が清掃費用を払うのが本来普通です。
ただし、夜逃げをする理由としてお金にまつわる問題を抱えている事も多いので、
ほとんど支払われることはありません。
2,保証人や親族
ゴミ屋敷の住人が夜逃げしてしまって連絡がつかない場合には、
自動的に保証人にその責任が転嫁することになります。
また、保証人だけでなく親族が対象となる場合もあります。
通常であれば、
保証人がゴミ屋敷の清掃費用を肩代わりして事態が収束しますが、
こちらも難しい場合もあるので、注意が必要です。
3,法的措置により貸主が支払う事も
本人および保証人などへのゴミ屋敷清掃の費用や処理の請求を行なっても、
応じない場合には、最終手段として法的処理をとる他ありません。
高い費用と時間、専門知識を有するので大変ではありますが、
法的処理を行えば、貸主が片付ける事も可能です。
しかしながら、
貸主が全てを処理するとなると、膨大な時間と費用がかかってしまい、
あまり得策とはいかないです。
ゴミ屋敷のまま夜逃げされないために大切な事
ゴミ屋敷のままで夜逃げされてしまうと、
残留物があまりにも多すぎて処理するのがとても大変です。
貸主側としても、このような発生しないように努めなくてはいけません。
現在は、契約前の段階で取り決めを行なっている会社もあるようですのでご紹介します。
残留物についての取り決めを契約前に行う
ゴミ屋敷状態で夜逃げされてしまって、
保証人にも責任を取ってもらえないと貸主側が泣き寝入りするしかなくなります。
法的処理も中々大変ですし、できれば行いたくないのが本音です。
ともなると、
契約前に夜逃げした際の残留物の処理について取り決めうを行うほかありません。
現在は、貸主側の契約書にこういった残留物に関する記載があるところも多いと聞いています。
物件のオーナーとしても、
何かあっては困るので、事前にこういった事態に備えておくのが良いかもしれませんね。
ゴミ屋敷ではなくても夜逃げされてしまい、その後の処理を全て任されるのは大変ですから。
ゴミ屋敷の清掃はプロに任せよう
貸主が清掃をする際にも、住人や保証人が清掃を行う際にも、
ゴミ屋敷の場合には、素人で行わずにプロに任せるのがオススメです。
ゴミ屋敷には、
害虫や害獣、悪臭など強力な薬剤などを使用しないと取りきれないような
汚れが散乱している事が多いです。
下手な掃除をしてしまうと、
近隣の住民や自治体などにも迷惑をかけてしまいますので、
原状回復させると言う意味でも専門業者に依頼する様にしましょう。
ゴミ屋敷と夜逃げについてまとめ
本ページでは、
賃貸アパートやマンションの住人がゴミ屋敷状態で夜逃げしてしまったら、
その後の処理はどうなってしまうのか?について解説させていただきました。
現在、夜逃げされてしまって困っている貸主側の方や、
保証人になってしまっていて、どうすれば良いかわからないと言う方は、
少しでも解決することはできましたでしょうか?
実際、夜逃げをすると困るのは保証人や家族とはよく言ったものです。
しかしながら、賃貸マンションなどを貸しているオーナー側もまた困っているのです。
誰が清掃費用を支払うのか、どの様に清掃するべきなのか、
残留物をどう処理するのか、この様な知識を知っておくだけで、
非常事態になっても落ち着いて次の一手を考える事ができると思います。
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