残置物撤去にかかる費用相場と優良業者の選び方について
特殊清掃時に行うこともある「残置物撤去」。
引越しや空き家問題などの理由によって不要になってしまった家財などを撤去しないといけないシーンが多々あります。
本ページでは、そんな残置物撤去とは何かについて、費用相場や優良業者の選び方について解説していきたいと思います。
・残置物撤去は、前の住人などが残していった不要な家財などのこと
・残置物撤去の費用相場は、立方メートルあたり5,000円~15,000円
・優良業者を選ぶ際には、実績などを確認しよう
残置物撤去とは?
あなたは、「残置物撤去」がどのような事なのかご存知でしょうか?
恐らくですが、多くの方が初めて聞いたのではないでしょうか?
大体の意味に関しては、予想できるかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか?
そもそも残置物とは何か?
「残置物撤去」を考えるに際して、そもそも「残置物」とは何か?が重要です。
ここで言う「残置物」とは、
簡単に言うと、賃貸物件などで入居する際に前の住人が残していった設備や家財などの事を言います。
残置物とは、様々なシーンで見られるものであり、
賃貸物件に限らず、遺産相続や引越しなどによって退去しないといけない時などに、
何かしらの理由によって、家財などがそのままになってしまっているようなシーンなどでも多々見られます。
では何故、必要な家財などを残していくのでしょうか?
それは「撤去や移送にお金がかかるから」です。
一般的には「残置物」とは、
前の住人が設置したエアコンや冷蔵庫、ガスコンロなどであることが多いです。
特に、エアコンなんかは撤去にも費用がかかるため、そのままにしてしまうことが多いです。
仮に賃貸物件だとしても、
事前に管理会社およびオーナーに許可をもらって、エアコンを設置するケースもあります。
このような場合、引越しの際に撤去しないまま退去することがあります。
残置物を置いていきたい場合はどうする?
もし、あなたが自腹で設置したエアコンを撤去するのにお金がかかるからorまだ使えるからと言う理由で、
そのまま置いて退去したいと思っている場合には、必ず貸主に相談してください。
無断でそのままにしておくのは絶対にダメです。
基本的には、
借主は、退去する際には「原状回復」する義務があります。
原状回復とは、簡単に説明すると「入居する時と同じ状態」にすることです。
とはいえ、
経年劣化で汚れたり、壊れたりするものに関しては、原状回復義務はありません。
ただし、残置物などを放置したままの退去はできないです。
したがって、
エアコンなどの「残置物」を撤去せずに残していきたい場合には、
まずは、貸主に相談した上で、どうするか決めてください。
まとめ
- 残置物とは、前の住人が残していったエアコンなどの家財や設置物を指します
- 残置物撤去はこれらの不要な家財など撤去すること
- 残置物をそのままにして退去したい場合には、必ず貸主に相談する
残置物撤去にかかる費用相場について
実際に、残置物撤去を行う際にどのくらいの費用がかかるのかは重要な問題です。
では、どのくらいかかるものなのでしょうか?
ちなみに、
残置物撤去における費用相場の算出方法としては、
基本的には、立方メートル単位で計算されることが多いです。
ただし、
これはあくまで、基本的な費用の算出の計算方法となりますので、
ここに、別途で「リサイクル料」や「物量」、「搬出にかかる作業量」などが加味されて最終的な値段が決定します。
ちなみに、
残置物撤去における費用相場としては、立方メートルあたり「5,000円~15,000円」となることが多いです。
上記の金額は、あくまで相場となり、業者によって上下します。
賃貸物件の場合の残置物撤去の費用相場
広さ | 費用相場 |
---|---|
1R・1K(4㎥~10㎥) | 30,000円~80,000円 |
1LDK・2DK(8㎥~15㎥) | 60,000円~100,000円 |
2LDK・3DK(12㎥~25㎥) | 90,000円~200,000円 |
3LDK・4DK(16㎥~40㎥) | 120,000円~250,000円 |
4LDK・5DK(20㎥~50㎥) | 150,000円~300,000円 |
上記は、あくまで一例として出しています。
業者によって、これ以上に費用がかかる場合もございます。
目安としてお考えください。
一般的な戸建ての残置物撤去の費用相場
一般的な戸建ての場合の残置物撤去にかかる費用相場としては、
大体、15万円~35万円程度になることが多いでしょう。
ただし、こちらもあくまで平均相場であり、必ずこの金額内で収まるわけではありません。
残置物撤去の費用の決定の際には、
立方メートルあたりだけの計算の他にも、物量や搬出の難しさや、
階段やエレベーターなどがあるのかないか、トラックがおけるのかおけないか、
リサイクル対象の家財などの量などによっても異なります。
基本的には、今回ご紹介した平均相場より、高くなると言うイメージで
見積もりを待っていただくのが良いと思います。
残置物撤去の費用を安くする方法について
残置物撤去の費用を少しでも安くする方法ってあるのでしょうか?
今から、少しでも安く抑える方法についてご紹介していきたいと思います。
なるべくは自分でゴミとして処分する
残置物撤去の費用を抑える方法としては、
不用品の量をなるべく減らすと言うことです。
例えば、ゴミの日や粗大ゴミとして出せるものは、なるべく自分で出してしまうと言う方法です。
残置物の量が減れば減るほどに、
料金は安くなっていきますので、自分で処分する余裕があると言う方は、
是非、時間をかけて少しずつ減らしてみてはいかがでしょうか?
リサイクルショップなどで売却する
また、エアコンや冷蔵庫などをはじめとした残置物の中には、
まだまだ使えるような品物もあると思います。
このようにまだ使えるような家電などは、リサイクルショップで買い取ってもらえることもあります。
今では、出張買取も行っている店舗が多いので、
売却してみることも検討してみてはいかがでしょうか?
もし残置物が売却できれば、処分しながらお金がもらえるのでオススメです。
まとめ
- 自分でゴミ・粗大ゴミとしてなるべく処分して残置物を減らす
- 残置物をリサイクルショップなどで売却する
一人でできない残置物撤去は業者に依頼がオススメ
「すぐに退去しないといけないけど、残置物撤去どうしよう」
「自分だけで残置物の撤去は行うことが難しそう」
このような方には、家財などを撤去してくれるサービスを行っている業者に依頼するのがオススメです。
実際に依頼する際のメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。
メリットについて
- スムーズな作業と時間短縮できる
- 大きいものや処分が大変なものも一括で引き受けてもらえる
- 急いでいる時にでも、早い対応をしてもらえる
デメリットについて
- 撤去に費用がかかる
- 不法投棄などをする無許可営業の業者が中には存在する
- 高額請求をする悪徳業者も中にはいる
残置物撤去の業者の選び方について
実際に、残置物撤去を依頼する際に、どのようなポイントに注意すれば、
優良な業者に依頼することができるのかをまとめてみました。
是非、最後までご覧ください。
見積もり金額が相場内か確認する
残置物撤去の業者を検討する際に気をつけておきたいのは、
見積書の内容になります。
金額が相場内に収まっているか、立方メートルあたりで算出されているか、何に費用がかかっているのかが
明確に記載されている見積書であるかを確認してください。
また、追加で金額が発生するパターンもありますので、
こちらも事前に聞いておく事をお勧めします。
もし、不当に高額な見積もり金額を提示された場合には、
念のため、別の業者にも見積もりを取ってみてください。
原状回復してくれる業者
ただ、残置物撤去をすれば良いと言うわけではありません。
場合によっては、原状回復するのにリフォームや除菌・抗菌が必要な場合もあります。
そのような事を踏まえても、これらの対応が可能な特殊清掃業者などに依頼するのがベストだと言えるでしょう。
これらの作業を別の業者に依頼すると、
費用が高くつくことが多いので、できることなら、残置物撤去以外のサービスにも
対応している業者である方が総合的な費用は抑えられると思います。
産業廃棄物収集運搬業の認可があるか否か
残置物は産業廃棄物の扱いとなりますので、
処分する際には、行政から「産業廃棄物収集運搬業」の許認可が必要となります。
したがって、上記の資格があるか否かも確認が必要です。
産業廃棄物収集運搬業許可を得るためには、
費用や手続きが必要となるため、取得していない業者も中には存在します。
無許可でこういった事業を行ってしまうと、不法投棄に繋がる可能性もあり危険です。
このような業者に依頼してしまうと、
後々、トラブルになってしまうこともありますので、大変危険だと言えます。
まとめ
- 見積書の内容を確認する
- 原状回復をしてくれる業者を探す
- 産業廃棄物収集運搬業の認可があるか否かを確認する
残置物撤去についてまとめ
本ページでは、
「残置物撤去」について簡単にまとめていきました。
最後に今回のまとめを見ていきましょう。
まとめ
- 残置物は、前の住人が残していったエアコンや冷蔵庫などの設備や家財などの事
- 残置物撤去は、残置物を撤去する事
- 残置物撤去の費用相場は、立方メートルあたり「5,000円~15,000円」
- 残置物撤去の費用を安くするには、事前になるべく自分で処分しておく事
- 残置物撤去の業者を選ぶ際には、いくつかの点に注目しよう
いかがだったでしょうか?
もし、あなたが今「残置物撤去」を考えているのであれば、
業者選びから、慎重になってみてください。
また、時間に余裕があると言う方は、
自分でできる範囲で、処分をしておくと費用が大分抑えられると思います。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!