ゴミ屋敷でどうやって生活してるの!?実態と原因と対処方法について
ゴミ屋敷の住人ってどうやって生活しているのでしょうか?
もちろん酷さにはレベルはありますので、全ての方が同じような生活をしているわけではありませんが、
基本的には、似たような生活スタイルになってきます。
よくメディアなどで取り上げられているような状態のゴミ屋敷の住人は、
一体、どのように生活しているのか?その実態についてご紹介しています。
また、何故このようになってしまうのか?その原因についても解説しています。
さらに、
今、ゴミ屋敷で悩まれているという方に向けて、どのように対処すれば良いのかをご紹介していきます。
是非、最後までご覧になっていってくださいね。
・ゴミ屋敷の住人は、基本的にゴミと常に一緒に生活している。
・状態によって、普通の生活ができないこともある。
・自分の生活スペースだけは確保できていることが多い。
・抜け出すには、強い意志が必要。
ゴミ屋敷の住人はどうやって生活しているの?
よくメディアで取り上げられるゴミ屋敷といえば、
外にまでゴミが広がっているような状態のお家です。
このような光景を見て、あなたはどのように思いますか?
そもそも生活自体可能なのか?
このように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
何せ、中がどのようになっているのか?なんて想像もできません。
まずは、実際にゴミ屋敷の住人がどうやって生活しているのか?
その実態についてご紹介していきます。
食事は基本的に買ったもので済ます
ゴミ屋敷の住人の方の多くは、食事に関してはコンビニ弁当など、
買ってきたお惣菜やお弁当などで済ませることが多いです。
従って、お部屋にはカップラーメンの容器などが散乱していることも多いです。
もちろん、
これも人によりけりで、自炊をされている方もいらっしゃいます。
ただし、ゴミの量によってはキッチンが使えないことも多く、そういった理由からも買ったもので済ませる方が多いのです。
ちなみに、
ゴミ屋敷の特徴でもある悪臭の原因となりやすい生ごみが出ないことで、
思ったより悪臭がひどくないなんてこともありますが、これは自炊をしないためですね。
外食をされるケースもありますが、
経済的な理由からも、買ったもので簡単に家で済ませてしまうケースの方が多い気がします。
トイレはできないこともある
ゴミ屋敷のレベルによっては、トイレも使用できない状況になっている方も多いです。
このような場合は、ペットボトルや外の公衆トイレなどを利用することになります。
ゴミ屋敷でも高確率で発見されるのが尿入りのペットボトルです。
清掃を請け負った際に、部屋に数多くのペットボトルが散乱していることも多いです。
排尿程度であれば、
部屋でペットボトルで済ませてしまっている方も少なくなく、
これがゴミ屋敷の実態とも言えます。
お風呂に入らないor銭湯を利用する
ゴミ屋敷レベルがひどくなると、お風呂も利用できないことが多いです。
従って、お風呂に入らないという選択肢を取るか、銭湯などを利用する方が多いです。
しっかりと働いている方は、お風呂に入らないわけにはいかないので、
銭湯などでしっかりと綺麗にしている方もいます。
また、社会的に自立できているかたであれば、
お風呂は入れるような状態になっていることもあります。
もちろん、非常に汚いですが一応シャワーは浴びれるので身体は綺麗にできます。
ゴミの上で寝る
ゴミ屋敷レベルがひどくなってくると、布団やベッドで寝れないことも多いです。
従って、ゴミの上に簡易的に布団を敷いたりして寝ているケースも多いです。
また、布団スペースだけは確保している方もいますね。
それでもやはり、ゴミと隣り合わせであり、地震などがあればすぐにゴミが降りかかってくるような状態です。
ある意味いつ生き埋めになるかわからないような危険な状態で寝ているとも言えますね。
洗濯はコインランドリーを利用する
ゴミ屋敷で洗濯をしても干す場所がありません。
また、私の経験上は洗濯機の中にもものが埋め尽くされていることも多いです。
しかしながら、しっかりと働いている方にとって洗濯をしないという選択肢はありません。
ではどうするのか?
この場合、コインランドリーを利用します。
1週間分をまとめてコインランドリーで選択する方もいれば、数日に1回は出向く方もいます。
掃除はできないけど、洗濯はするという方も中にはいらっしゃいます。
ゴミ屋敷で生活している人の実態について
ここまでゴミ屋敷の住人がどうやって生活しているのかについて触れてきました。
ここからは実際にどのように生活しているのかについてご紹介していきます。
生活スペースだけは確保している
外から見てもゴミ屋敷だと一目でわかるような状態であったとしても、
自分の生活スペースだけは確保しているというケースもあります。
例えば、布団の上だけはスペースがしっかりとあり、基本的にはここで衣食住を行うといった感じです。
このように一部分だけは空間がしっかりとあり、
生活ができるような状態になっていることも珍しくありません。
しかし、実際には全体的には物が多く、綺麗にそこだけまだスペースがあるといった感じです。
最悪な状態になる一歩手前であることも多く、
まだギリギリ改善が期待できるラインと言っても良いでしょう。
ゴミの上で生活している
既に、ゴミがない空間がなく、ゴミの上で生活をしているというパターンです。
よくメディアでも取り上げられているのはこのケースですね。
想像することができないかもしれませんが、
衣食住全てがゴミの上です。
また、移動もゴミの上を這うようにして移動します。
もちろん歩くことができることもありますが、
天井までゴミが積み上がっている場合には、歩くことすらできず、
なんとか這って、出入り口まで移動します。
ゴミ屋敷になる原因について
そもそも何故、ゴミ屋敷になってしまうのでしょうか?
次はその原因についてご紹介していきます。
多忙である
常に多忙な生活を送っている方も中にはいます。
また、夜勤があったりと、普通の生活とは動きをされている方も多いですね。
このように多忙な方もゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
ただし、
元々は綺麗であった方も多く、改善の余地があることが多いのも現状です。
ゴミ捨てが時間的にできないなど、問題点を解決することでゴミ屋敷から脱却が期待できます。
物が捨てられない
どんどんものは増えていくものの、中々物が捨てられない方もいます。
当然ですが、捨てることができなければどんどん物が溜まりますので、
ゴミ屋敷になるのは時間の問題です。
実は、物が捨てられないというのも一種の病気だったりします。
もちろん勿体無いから捨てられないということもあるでしょう。
しかし、
強迫性障害のような物が原因で物が捨てられない方も中にはいますので、
もしそのような傾向がある場合には、まずは治療に専念することが大切です。
セルフネグレクト
セルフネグレクトは、ゴミ屋敷の原因の一つと言えます。
そもそもセルフネグレクトって何?って話ですが、
自分に関すること(食事やトイレ、お風呂など)を放棄してしまうことです。
元々はこのような状態でないのですが、
大切なパートナーを亡くしてしまったことで、心にっぽかりと穴が空いてしまって、
何もやる気が起きなくなってしまうことが原因であったりもします。
セルフネグレクトになってしまうと、
ゴミ屋敷の危険性だけでなく、死に至る危険性もありますので、
もしそのような傾向があるのであれば、まずは改善を目指すべきです。
認知症
高齢者に多いのが認知症になっているパターンです。
当然ですが、認知症になっている場合にはゴミ屋敷になりやすいです。
というのも、ゴミ捨てを忘れてしまったり、分別方法を忘れてしまうためです。
元々はしっかりとした人だったはずなのに、
認知症になってしまったことで、できていたことができなくなるなんてことはよくある話。
当然、家のことも同様です。
人の顔や名前が思い出せなくなってしまうように、
ゴミの分別やゴミ捨ての曜日などを忘れてしまいます。
また、同じものを何度も買ってしまうことも多発していきます。
精神的・体力的な問題
もし、高齢者で体力的な問題でゴミ捨てなどができない場合には、
ゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
当然ですが、ゴミは捨てないと溜まっていく一方です。
また、うつ病などの精神的な疾患を持っている方も、
同様にゴミ屋敷になりやすいと言われています。
というかデータとしてもその傾向が出ています。
精神的な疾患を持っている場合、
そもそもゴミを捨てたりする気力が起きなかったり、
分別方法や整理整頓の方法が分からなかったりします。
ゴミ屋敷を放置するリスクについて
ゴミ屋敷に住んでいると発生するかもしれないリスクについてご紹介していきます。
病気
ゴミ屋敷は、非常に不衛生な環境です。
そのため病気になる可能性が高いです。
例えば以下のような病気になる可能性があります。
- 喘息/気管支炎
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- 感染病
上記のような病気になる可能性がありますので、
いくら健康な方でも長期にわたって、ゴミ屋敷に住むのは危険があると言えます。
ケガ
ゴミ屋敷に住んでいると、怪我のリスクが高まります。
常にゴミに囲まれて生活しているため、ゴミなどにぶつけてしまったり、
転んだ際に怪我をしてしまうリスクがあります。
さらには、
高く積まれたゴミが地震などで落ちてきて怪我をしたり、
最悪の場合、生き埋め状態になってしまう恐れもあります。
さらに、
災害時には、すぐに逃げ出すことができず亡くなるリスクもあります。
火災リスク
ゴミ屋敷には沢山の物が散乱していることから燃えやすい物が多いです。
従って、何かの拍子に発火してしまうと火災してしまうリスクがあります。
実はゴミ屋敷の火災の事例は多々あり、
コンセントに溜まった埃から発火したり、コードをネズミがかじったことが原因で、
発火してしまうなんてことがあります。
ゴミ屋敷で火災が発生すると一気に燃え上がってしまって、
近隣住民にまで迷惑がかかりますので、非常に危険ですし、
最悪の場合、逃げることができずにそのまま亡くなる可能性があります。
悪臭・害虫の発生
ゴミ屋敷では、必ずと言っていいほど悪臭や害虫が発生しています。
害虫というと、ダニ、ハエ、うじ虫、ゴキブリなどです。
また最悪の場合、ネズミなどの害獣が住み着いているケースもあります。
さらには、
生ゴミなどさまざまな物が原因となってひどい悪臭を放っていることも多いです。
こういったことがゴミ屋敷では日常茶飯事になっていることも多いので危険です。
近隣住民とトラブル
悪臭や害虫などは近隣住民とのトラブルの原因になりやすいです。
既に、大量に発生している場合や外でも悪臭がわかるような状態の場合、
近隣からのクレームが入っている可能性が高いです。
また、火災が起きた際にはかなり迷惑を被ってしまうので、
トラブルが起きる前に改善するのがおすすめです。
ゴミ屋敷はどうやって解決する?
ゴミ屋敷を改善したいけど、どうしたら良いか分からない・・・・
そのような方に向けて、今日からでもできる改善方法についてご紹介していきます。
自分で片付ける
もし、自分で片付けることができる状態の場合には、
まずはできることから始めてみましょう。
個人的におすすめな方法は、まずは生活スペースから始めてみることです。
その上で、少しずつ掃除をする範囲を増やしていくことです。
一度に綺麗にしようと思うとプレッシャーから動けなくなってしまうことも多いです。
また、ゴミ捨ての習慣をつけるようにしましょう。
物は増えていくかもしれませんが、ゴミをしっかりと処分できれば、
少しずつですが、ゴミ屋敷から脱却できるはずです。
自治体に相談する
もし、どうしても自分ではゴミ屋敷をどうしようもない場合には、
まずはお住まいの地域の自治体に相談してみてはいかがでしょうか?
自治体によっては、
ボランティアで片付けを手伝ってくれるところもありますし、
清掃にかかった費用の一時的な立て替えなどをしているケースもあります。
経済的に困窮している点、自分では改善ができない点などを相談することで、
適切なアドバイスや対処をしてもらえる可能性がありますので、
一度、気になる方は相談してみてください。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼する
ゴミ屋敷をどうしても自分ではどうにもできない場合、
プロに依頼して改善するという方法もあります。
原状回復を目指すという意味でも、専門業者に依頼するのが最も手軽でおすすめです。
しかしながら、
全ての方にオススメできる方法ではなく、やはり費用がかかりますので、
経済的に問題がないという方に限ります。
費用はかかりますが、
それでも大きなメリットしかないのが業者の清掃です。
時間的・体力的にもかなり楽に綺麗にすることができます。
まずは一旦、部屋を綺麗にしてから今後の生活を立て直していくというのも方法としてはアリです。
ゴミ屋敷でどうやって生活しているの?まとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷の住人がどうやって生活しているのか?についてご紹介していきました。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
- ゴミ屋敷の住人は、ゴミの上で生活している。
- 住人によっては、生活スペースを確保している場合もある。
いかがだったでしょうか?
最後までしっかりと目を通してくれましたか?
ゴミ屋敷に住んでいる人ってどうやって生活しているのだろう?なんて気になっていた方は、
これで彼らの実態が分かりましたかね。
意外と普通に生活されているものです。
しかしながら、
我々の生活とはやはり全く異なる生活です。
それでも起用に生活されています。
記事でもご紹介した通り、
それでも長期にわたり、ゴミ屋敷で生活することは身体的に大きなデメリットしかありません。
いつか身体に異変が起きたり、災害などで亡くなるリスクがある状態で生活することを考えると、
早いうちに解決しておくのがオススメです。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
また、場合によってはリフォームなども自社で承っています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!