ゴミを集める心理とは!?ゴミ屋敷にしてしまうのは何故!?
ゴミ屋敷にしてしまう人の気持ちって分かりますか？
恐らく多くの方は、共感できないでしょうし、何を言われても分からないと思います。
では、何故ゴミを集めてしまうのでしょうか？あなたはどう思いますか？
本ページでは、ゴミ屋敷にしてしまう方が何故、ゴミを集めるのか？その心理についてご紹介していきたいと思います。
今回は、何故収集してしまうのか？についてフォーカスしています。
・ゴミを集める心理にはストレスや孤独感・寂しさ、病気などがある
・解決するには根本的なケアが必要
ゴミ屋敷の住人がゴミを集める心理について
ゴミ屋敷の住人っていつから物で溢れた空間に住んでいるのでしょうか？
子供から？
それとも大人になってから？
普通に綺麗な家に住んでいる方からしたら、
ゴミ屋敷に住んでいる人の気持ちなんてわかるはずありません。
それもそのはず。彼らからしたら我々の気持ちもわからないのですから。
では、何故ゴミを集めてしまうのでしょうか？
まずはゴミ屋敷の住人が収集してしまう心理についてご紹介していきたいと思います。
周囲にこういった人物がいる方で、改善したいと考えている方は是非参考にしてみて下さい。
- 収集癖がある
- 物が捨てられない
- 過度なストレスがある
- 孤独感・寂しさを埋めるため
- 認知症を患っている
- 精神病を抱えている
- 面倒くさい
収集癖がある
まず、単純に性格的な側面からゴミ屋敷になってしまう方の心理として、
「収集癖」があるということが挙げられます。
特に男性に多くみられる行動です。
外で捨てられていた壊れた家具や家電などを拾ってきては、
家の中で収集するという物です。
それ以外にも、カトラリー類やスーパーの袋、容器など様々です。
サイズも大きいものから小さいものまで、
収集するため、家の中がパンパンになるぐらいゴミで溢れていても、
収集し続けて、外にまでゴミが広がってしまうこともあります。
物が捨てられない
次にご紹介する心理として、「勿体無くて捨てられない」というものです。
これは特に幼少期に貧しかった方や戦時中を生き抜いてきた方に多く、
使えるものを捨てるのは勿体ないという意識から来るものです。
つまり、
本来であれば捨てるようなものであっても、「使えるかもしれない」からと、
収集して取っておく癖があります。
こういった心理からどんどん家に不要な物が増えていき、
結果的にはゴミ屋敷になってしまうという流れになります。
過度なストレスがある
次にご紹介するゴミを集める心理は「過度なストレスがある」です。
これは特に多忙な毎日を送っているような方に見られる症状ですね。
実は、最近ではゴミ屋敷は何も高齢者ばかりではなく、若い方でも増えています。
これには多忙な毎日を送っていることや、
職場や学校などでの人間関係でストレスを抱えていたり、悩まれていることが原因です。
特に現代社会において、
精神を病んでしまって仕事を辞める方も増えていきていますので、
こういった精神的なストレスは非常に良くないのでしょう。
ストレスから浪費癖がやめられなかったり、
暴飲暴食をしてはゴミを捨てないという毎日を繰り返す結果、ゴミ屋敷になってしまうのです。
孤独感・寂しさを埋めるため
次にゴミを集める心理として「孤独感・寂しさ」が挙げられます。
これは分かりやすいと思いますが、孤独を感じており、
それを埋めるために家の中を物で埋め尽くすというものですね。
元々、寂しがり屋だからというわけではなく、
何かしら大きなイベントがあって、孤独感を強く感じることが多くなったり、
寂しさがどんなことをしても紛らわせないという方に多いです。
よくある事例としては、
長年連れ添ったパートナーの死、ペットの死などが多いですね。
これまでは感じてこなかった孤独感が一気に迫ってきてどうしようもなくなるのです。
認知症を患っている
次にご紹介するゴミを集める心理としては「認知症」が挙げられます。
認知症になってしまうと、そもそも日常生活を普通に送ることができなくなります。
食事の仕方、お風呂の入り方、水の出し方など全てを忘れてしまうからです。
高齢者の一人暮らしで、誰も気にかけてくれる人がいない場合、
認知症を患っていても、誰も気づかず、物をどんどん集めてしまうこともあります。
もちろん、ゴミ捨てなんてできませんから、物が増えていくばかり。
認知症もひどくなると、
深夜徘徊をしたり、家に帰れなくなったりして、周囲が気づくこともあります。
ただし、ゴミ屋敷の場合には外に出られなかったり、孤独死になってしまうケースも多いです。
面倒くさい
次にご紹介するゴミを集めてしまう心理は「面倒くさい」です。
単純に動くのが面倒くさいという心理が働いている可能性があります。
買い物はいくものの、ゴミ捨てはしないなど。
また、セルフネグレクト状態になっている場合には、
やる気が起きず、全てを放棄したような状態になってしまうので、
ゴミが増えていくほか、家の中も非常に汚くなります。
精神病を抱えている
最後にご紹介するゴミを集めてしまう心理は「精神病を抱えている」です。
これには「うつ病」、「ADHD」などが含まれています。
直接的に言えば、ゴミを集めてしまうというよりかは、
ゴミを捨てられなかったり、掃除ができないと言えば分かりやすいでしょう。
特に、うつ病になってしまうと、
体調が悪い時は寝たきりになることも多いので、
ゴミ出しどころか動くことさえできないこともあります。
ADHDの場合には、
通常生活は問題なくできますが、掃除の方法が分からなかったり、
ゴミ出しを忘れてしまうことがゴミ屋敷になってしまう原因となります。
ゴミを集める心理から抜け出すためには
ゴミを集めてしまう心理状態になっている場合には、
まずは根本的な解決が必要となります。
ゴミ屋敷をすぐに掃除をする前にできる解決策をご紹介していきたいと思います。
ゴミを集めないように意識する
ただ単に収集癖がある場合には、本当に必要なものか否かを今一度考えてみましょう。
ただし、本人は全てが必要な物だと錯覚していることが多く、自分ではどうにもできないこともあります。
このような場合には、周囲が優しく伝えてあげたり、場合によっては病院などで医師からためこみ症の処方を受けるのが良いでしょう。
くれぐれも収集していることや物に対して強く当たらない事です。
ストレス発散をしてみる
もし、学校や職場などで人間関係などでストレスを溜め込んでいる場合には、
まずは日頃からストレス発散できるように心がけてみてください。
運動するもよし、趣味を見つけるもよし、美味しいものを食べるも良しです。
ただ単にストレスからゴミを集めてしまっている場合には、
気持ちよく発散してあげる事で、解決することができることが多いです。
孤独感・寂しさは別の事で埋めてみる
もし、耐え切れないほどの孤独感や寂しさを感じているのであれば、
物でその気持ちを埋めるのではなく、別の方法で埋めてみてはいかがでしょうか？
例えば、友人と会ってみるとか、ペットを飼ってみるとか、運動してみるとか、習い事をしてみるとか。
物で気持ちを埋めることができるのであれば、
他のことでも埋めることができるはずです。
是非、他の方法も試してみてくださいね、
診察を受けてみる
もし、ゴミを集めてしまうのが心理だけでなく、
身体的な問題があるように感じる場合には、まずは病院で適切な診察を受けてみましょう。
場合によっては、症状も軽くなって、ゴミ捨てや掃除ができるようになるかもしれません。
私の精神はおかしくないと思い込むのではなく、
なんとなく感情の起伏が激しいなとか、忘れっぽいなと感じる場合には、
一度、お近くの病院に足を運んでみてください。
精神疾患は今では恥ずかしいものではなく、
周知されている非常に大変な病気です。
仕事ができない、家事ができない、普通のことができない場合には悩まずにまずは専門家に相談してください。
ゴミ屋敷の住人がゴミを集める心理についてまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷の住人がゴミを集めてしまう心理についてご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめてみたいと思います。
- ゴミを集める心理には「ストレス」、「孤独感」、「精神疾患」、「身体的不自由」、「収集癖」、「面倒くさい」などがある
- ゴミ屋敷にしないためには、根本的な解決が必要
- 心理的な解決をしてからゴミ屋敷の清掃に取り掛かるのがベスト
いかがだったでしょうか？
「何故、ゴミ屋敷になるの？」
「何故、ゴミを集めるの？」
なんて気になっていた方は少しは解決できましたか？
ただ単に収集したいから集めている場合もあれば、
ストレスや孤独感などから集めてしまう場合もあります。
ゴミ屋敷に住んでいる人全員が怠慢なわけではなく、
何かしらの理由を抱えており、病気が原因であることもあります。
こういった方々の場合には、ゴミ屋敷をただ単に掃除するだけでなはく、
心のケアなどをしてあげることで再発を防ぐこともできます。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
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