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2020年7月3日 20:13

ゴミ屋敷の強制執行の流れや費用とは!?前例はある!?

ゴミ屋敷の強制執行の流れや費用とは!?前例はある!?

ゴミ屋敷化してしまっても、居住者が片付けてくらいない場合、行政による強制執行によって撤去および撤去させる事ができます。
しかしながら、この行政代執行は市や区の自治体が行うものです。
本ページでは、そんな近隣住民が迷惑しているゴミ屋敷を強制執行するまでの流れや費用についてご紹介していきたいと思います。

本記事のポイント

・ゴミ屋敷を行政代執行によって強制撤去させることは可能かについて
・自治体によってゴミ屋敷を強制執行するまでの流れと費用について
・行政代執行の問題点について

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ゴミ屋敷の強制執行や強制撤去とは!?

ゴミ屋敷の強制執行や強制撤去とは!?

近年、社会問題化されている「ゴミ屋敷」。
実際にその現場を見たことがない方であっても、どのような状態の事か理解しているほどの問題です。
しかしながら、ゴミ屋敷が近くにあるという方は、恐らく迷惑している事でしょう。

実際に、近隣トラブルに発展する事も多く、
さらには、火災などの原因となってしまい、隣家まで燃え移ってしまうなんて事件も起きています。
悪臭や害獣問題だけでなく、火災の発生源となっている事や道路が通れないなど、近隣の方にとっては非常に迷惑な事態です。

そんなゴミ屋敷ですが、
区や市が定めている条例によって「行政代執行」を行うことができます。
法律では残念ながら解決することはできませんが、区や市が独自に定めている条例であれば強制執行が可能です。

では、実際にこの「行政代執行」とはどのようなものなのでしょうか?

行政代執行は各自治体がゴミ屋敷処理を行う事

「行政代執行」とういうのは、
各自治体が自ら、ゴミ屋敷を撤去する作業の事です。
とは言え、行政もすぐに勝手に強制的に撤去作業を行う訳ではありません。

強制執行・強制撤去までにはいくつかのステップがあり、
その流れを踏んだ上で、居住者がゴミ屋敷の撤去に応じない場合には、
自治体自ら、建物の所有者(ここではゴミ屋敷の住人)に変わって撤去しますよというものです。

強制執行の流れについては、
後述しますが、基本的には長いスパンで注意勧告を行うのが通常の流れになります。
そのため、このような注意の時点で綺麗になる場合もあり、必ずしも強制撤去が行われる訳ではありません。

全国初のゴミ屋敷条例は2013年に制定

「行政代執行」とうい形で、自治体がゴミ屋敷を強制執行する条例を
全国で初めて制定したのは、東京都足立区の『足立区生活環境の保全に関する条例』(通称:ごみ屋敷対策事業)です。
こちらは、2013年に初めて制定されたものとなっています。

上記のように、
ゴミ屋敷に対する区民からの苦情を受けて、自治体自らより良い環境を作っていこうという
意識を高めており、これらの条例を元に、全国にゴミ屋敷条例を制定する自治体が増えています。

ゴミ屋敷に対する強制執行の流れとは!?

ゴミ屋敷に対する強制執行の流れとは!?

近隣が迷惑をしており、ゴミ屋敷の住人が撤去に応じない場合、
「行政代執行」とうい形で、自治体が強制的に撤去を行う条例があるとご紹介しました。
では、強制執行されるまでの流れとはどのようになっているのでしょうか?
近隣にゴミ屋敷があるという方で悩まれている方はぜひチェックください!

1.ゴミ屋敷を調査

市民や区民から寄せられたゴミ屋敷に関する相談を受けた自治体が、
独自にゴミ屋敷を調査することから始まります。
これは、建物の所有や権利者、居住している方について調査をします。
そのため、相談をしておくだけでも「ゴミ屋敷の実態」を自治体が把握することができます。

2.指導または注意勧告

自治体がゴミ屋敷を調査をした上で、
土地や建物の状態が不良(通常の状態ではない)であることや、
本来しなければいいけない管理ができておらず、近隣に迷惑をかけている状態であると判断した場合、
自治体が実際に出向いて、建物の所有者やゴミ屋敷の住人に指導・注意勧告を行います。

「ホント?」かと思われると思うのですが、
中には、自治体の方が実際にお家まで来たことで、ゴミ屋敷が解決した事例もあります。
そのため、指導や注意勧告であっても侮ることはできません。

3.強制執行・強制撤去(行政代執行)

自治体からの指導や注意勧告を無視し続けてしまった場合、
いよいよ命令という形で、最終警告がなされることになります。
それでも頑として無視を決め込んでしまった場合には、「強制執行」が実施されます。

強制執行が行われる場合、
所有者立ち会いのもと、自治体の方々が強制的にゴミ屋敷を撤去していきます。
こちらも後述しますが、ここでかかる費用については後日、所有者が全額負担することになります。(一部のぞく)

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ゴミ屋敷の強制執行(行政代執行)の費用について

ゴミ屋敷の強制執行(行政代執行)の費用について

自治体からの注意勧告や指導を無視したために、
ついには強制執行となってしまった場合、撤去費用がかかってしまいます。
では、どのくらいの費用がかかるのでしょうか!?

強制執行には数十万〜数百万の費用がかかる

自治体が実施する行政代執行の際の費用は、
ゴミ屋敷の通常の撤去費用と同様であり、約数10万〜数100万程度の費用がかかります。
これは、ゴミ屋敷の規模によってスライドしていきます。

ちなみに、
ここでかかった費用は誰が持つんだ?なんて思われる方もいるかもしれませんが、
一時的には自治体が負担しますが、最終的には建物の所有者に請求されます。

ゴミ屋敷の強制執行(行政代執行)の事例とは!?

ゴミ屋敷の強制執行(行政代執行)の事例とは!?

ゴミ屋敷が行政代執行によって、強制撤去された事例はあるのでしょうか?
実は、既に過去に何回か実施された事例があります。
ここではその一部をご紹介していきたいと思います。

2018年に名古屋で強制執行が実施

名古屋市中区にある住宅に対して、
2018年に強制執行が実施となった事例があります。
実は、ここに住む住人は以前よりゴミを溜め込んでおり、近隣の方々が大変迷惑をしていました。

住宅は3階建てで、床面積は約180平方メートルという大きさ。
空き缶が入った袋やダンボールなどが積まれており、
ベランダからもものが溢れている状態だったとのこと。

上記のような状態であり、
いつ火災が起きてもおかしくなく、また近隣住宅には、
ひどい悪臭も漂っていたということで、大変迷惑されていた方が多かったようです。

また、この建物を所有している方も撤去をお願いしていたようですが、
中々応じず、これらが重なったことで、
ついには2018年4月に名古屋市市議会が『ゴミ屋敷敷対策条例』を施工し強制執行に至りました。

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ゴミ屋敷に対する強制執行の問題点について

ゴミ屋敷に対する強制執行の問題点について

ここまで、ゴミ屋敷に対する行政代執行について解説させて頂きました。
しかしながら、まだまだ問題点があるのも現状です。
今から、その問題点についてご紹介していきたいと思います。

強制執行まで時間がかかる

自治体の強制執行までの流れをご覧になって頂ければわかると思いますが、
ここまで至るのにいくつかのステップを踏まなければいけず、
すぐに強制撤去することは出来ないのが現状です。

ゴミ屋敷によって不自由な生活を強いられる近隣の方にとっては、
すぐにでも撤去・退去させてくれと思うかもしれませんが、
自治体も建物の所有物を簡単に強制的に撤去することは出来ないのです。

そのため、指導や注意、そして命令まで何回も足しげく、
ゴミ屋敷に通ったりする必要があり、短期間で強制執行出来ないのが問題点とも言えるでしょう。
火災が起きてからでは遅いという話でもあります。

強制執行にかかる費用について

自治体が強制執行を行なった場合、
ゴミ屋敷の撤去に高い場合には、数100万円がかかります。
これは一時的には自治体が負担しますが、のちに建物の所有者やゴミ屋敷住人に請求されます。

ただし、これらの費用を払えない場合もあると思います。
さらには、一部負担を行う自治体もあるということで、
税金をゴミ屋敷撤去に使用するのはどうなのかという問題も上がっています。

そもそもゴミ屋敷の住人がこの費用を支払わなかった場合は、
強制徴収されたとしても、すぐには徴収できないでしょう。
この費用についてもやはり問題とされるでしょう。

再びゴミ屋敷にさせないケアが必要

先ほど、ご紹介した名古屋でのゴミ屋敷の強制執行ですが、
次に住んだ居住先で当本人がゴミ屋敷に再びさせないという証拠はありません。
もしかしたら、数年後には別の土地で再びゴミ屋敷の住人になってしまっているかもしれません。

ゴミ屋敷にさせてしまうという事は、
何かそうさせてしまう要因などがあるため、きちんとしたケアをしないと、
再発してしまうケースもあるんです。

次こそは近隣の迷惑にならないように、
生活するための本人のケアという部分も今後の問題点としてあげられるのではないでしょうか?

ゴミ屋敷と強制執行についてまとめ

ゴミ屋敷と強制執行についてまとめ

本ページでは、
ゴミ屋敷を強制撤去する事ができる「行政代執行」についてご紹介させて頂きました。
まずは、今回のまとめを見ていきます。


・ゴミ屋敷の強制執行にはいくつかのステップを踏む必要がある。
・ゴミ屋敷の強制執行の費用は所有者または住人に後日請求される
・過去に強制執行された事例はある。
・強制執行を行うにはまだまだ問題点がある。

リンピアでも記事として公開していますが、
ゴミ屋敷には病気や心理的なものが深く関わっていたりします。
そのため、強制執行によって綺麗にできたからと言って、今後もその本人がゴミ屋敷化しないという訳ではありません。
根本的な解決を行わないと何回でも再発はするでしょう。

しかしながら、
法律的にゴミ屋敷を撤去する事ができない現状では、
自治体が代わりに行なってくる強制執行は住民にとってはすごく助かる制度です。
ただし、施工するには時間がかかりすぎるため、今後スピーディーに対応できる方法を模索する必要があるでしょう。
とはいえ、建物の所有物は住人のものであり、そう簡単に撤去できないのも現状です。

埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
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