遺品整理で服などの衣類の処分方法や注意点について解説
遺品整理において、服などの衣類って量がかさばってしまってどのように処分して良いか悩みませんか?
もちろん、他にも貴金属だったり家電屋家具などもあるためこれだけに時間は避けません。
本ページでは、そんな衣類の遺品整理時の処分方法や整理する際の注意点について解説していきます。
きちんとした方法で処分することで故人も満足してくれるはずです。
・遺品整理における衣類の処分方法について
・衣類の遺品整理時の注意点について
遺品整理とは?
あなたは「遺品整理」とはどのようなものかご存知でしょうか?
まだ若い方にとっては、聞きなれないような言葉かもしれません。
しかしながら、社会人になって数十年が経つといずれかは経験することになる事です。
では、実際にはどのような事をするのでしょうか?
「遺品整理」とは、
亡くなった故人の方の持ち物を整理して、部屋を綺麗にしてあげること、
また、原状回復させることを指します。
遺品整理はゴミとして処分することではありません
遺品整理とは、
故人の持ち物を整理して部屋を清掃することだとご説明しましたが、
これは、単にゴミとして処分することとは訳が違います。
生前、故人がよく使っていた物や着用していた衣類などは、
とても大切にされていた事の証でもあり、
また、ご遺族の方にとってもとても重要な意味がある物です。
このように、「形見」として扱う必要のあるものが沢山残されており、
これらのものと処分するものを仕分けする作業のことを遺品整理と言います。
大切な方が亡くなって精神的にも辛いご遺族の方にとって、
生前大切にされていた物を分別することはとても重要な事なのです。
遺体整理についてまとめ
- 遺品整理は故人の持ち物を整理(仕分け)する事
- 遺品整理は単なるゴミ捨てとは異なる
遺品整理における衣類の処分方法について
遺品整理では、
故人が住んでいた家や部屋にある物を全て隈なくチェックする必要があります。
中でも、家電や家具などは大きく大変な作業になります。
また、
高価なアクセサリーなどの貴金属も丁寧に扱わないといけません。
そして、実は結構大変なのが「衣類」なのです。
服はかさばりますし、量が多いと仕分けをするのもとても大変です。
では、
衣類を遺品整理する際の処分方法についてご紹介していきたいと思います。
1,故人に着せてあげる
故人が一番気に入っていた服や着物などがもしある場合で、
これから葬儀を行う予定という場合には、故人にその服を着せてあげるのもオススメです。
ただし、宗派によっては白装束のみ着用と決めているところもありますので、
そのような場合には、上から被せてあげるだけでも良いでしょう。
棺の中には、燃えない物は入れられないので、
ボタンや飾りなどに燃えないものがある場合には、事前に取っておきましょう。
2,親族などに形見分けする
生前、故人が大切に扱ってきた衣類や代々続くような着物などがある場合には、
親族や友人などに形見わけすることが多いです。
形見分けとは、
故人の遺品を親族や親しい友人などに贈ることを指します。
誰にどんな衣類を贈るかについては、
故人の遺言書などを元に決めますが、特に指定がない場合には、
親族内で形見分けの分配を決めるのが一般的です。
3,形態を変えて保存する
どうしても故人の衣類が多い場合、
全てのものを形見分けすることは難しかったりします。
しかし、そのままゴミとして処分するのも気がひける場合もあります。
このような際には、
写真として残しておいて、思い出として保存するという方法もあります。
今ではスマホで簡単に撮影してプリントアウトができるので簡単です。
また、
衣類を使ってハンカチや巾着などをリメイクするという方法もあります。
形は変えているものの、故人の大切にしていた衣類を活用できるのでオススメです。
4,リサイクルショップで売却する
どうしても衣類の処分に困った際には、
捨てるのではなく、お近くにあるリサイクルショップに持って行って売却するのも良いでしょう。
ただし、あまりに量が多いと持っていくのが大変だったりします。
さらに、
リサイクルショップでは、全ての衣類を買い取ってくれるわけでは無いので、
仮に買取できなかった物は、持ち帰られないといけないというデメリットもあります。
しかしながら、
即日で買い取ってもらえるので、量が多い場合には、
すぐに処分ができるのでメリットもあります。
5,フリマアプリなどで販売する
現在は、家から好きな時に好きな場所からどんな物でも販売することができる
メルカリなどのフリマアプリが流行っています。
これらのサービスを使えば、家からすぐに販売することができます。
ただし、フリマアプリなどで販売する場合、
画像を取ったり、商品情報を記載しないといけないほか、
もし購入された場合には、購入者とのやり取りや発送業務が出てきますので、
面倒臭いと考える方にはオススメできません。
しかしながら、
リサイクルショップで買い取ってもらえなかった衣類でも
フリマアプリでは売れる可能性があるのもまたメリットではあります。
6,フリーマーケットで販売する
ネットで販売するのもリサイクルショップに持っていくのも面倒臭いと考える場合、
フリーマーケットで販売してみるという方法もあります。
ただし、フリマの場合は出店するのに費用がかかるほか、
必ず、全ての商品が売れるわけでは無いということと、
利益のことは基本的には考えてはいけないという点で少し作業量が多くなりそうです。
ネットやリサイクルショップより、
フリーマーケットの方が慣れているという方にはオススメできます。
7,寄付する
故人が遺した衣類を形見分けして、
大事なものはすでに整理が終わっており、
あとは、不要なものを処分するだけという段階で、売ったり捨てたりすることに抵抗がある場合には、
NGO団体などに寄付するという方法もあります。
被災地や発展途上国などでは、
衣類がなくて困っている方が沢山いらっしゃいます。
このような方々に服を贈る団体に寄付すると大変喜ばれます。
ただし、
寄付する際には、とても着れないような服はNGです。
通常着用ができるものに絞って寄付しましょう。
8,遺品整理業者に依頼する
故人のお家がとても広い場合や、
あまりに物が溢れてしまっており、とても親族だけで遺品整理をするには、
時間と労力的にも難しいと判断する場合には「遺品整理業者」に依頼することも考えましょう。
業者に依頼すれば、
手早く、必要なものと不要なもの、保留品を仕分けしてくれます。
また、それだけでなく、不用品回収や廃棄なども合わせて行ってくれるので、
一度で全てが終わってしまうというメリットがあります。
9,廃棄する
どんな方法で処理しても、
どうしても整理しきれない場合には、
不要なものは廃棄するしかありません。
衣類は量が多くなってくると、
重さも出ますし、整理するのも大変です。
そのため、必要なものや保留品から外れた不用品に関しては、廃棄するというのも最終手段として挙げられます。
遺体整理における衣類の処分方法についてまとめ
- 故人に着せてあげる
- 親族などで形見分けをする
- 形態を変えて保存する
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリなどで販売する
- フリーマーケットで販売する
- 寄付する
- 遺品整理業者に依頼する
- 廃棄する
遺品整理で衣類を処分する際の注意点について
遺品整理において、衣類を処分する際に
確認したいことや注意点などがありますので、今からそのポイントをご紹介していきたいと思います。
1,遺言書やエンディングノートを確認する
故人の遺した衣類を処分しようとする前に、
生前書き残していた遺言書やエンディングノートを見つけましょう。
何も遺していない場合もありますが、もしあれば誰に相続するのか、どのように処分してほしいかなどが記されている場合があります。
遺言書では、
「〇〇に衣類をあげてほしい」、「〇〇は家族間で形見分けしてほしい」、
「〇〇は娘に、〇〇は息子に」なんていった具合に詳細に書かれている事が多いです。
基本的に、
相続や遺品整理時には、この遺言書に記されている事に沿って行います。
もし、遺品整理後に遺言書が出てきた場合は大きなトラブルとなる可能性があります。
また、家族間での相続争いなどが起こることも珍しくありません。
2,慎重に仕分けする
遺品整理を行う際には、
・必要なもの
・保留品
・不要なもの
と3つに分けて行う事が多いです。
しかしながら、
家族間で行う場合、量が多いとついつい「いらないと思って捨ててしまう」なんて事があります。
後からやっぱり捨てるべきではなかった・・・と思ってもその時にはもう手遅れなのです。
このようにならないためにも、
遺品整理を行う際には、慎重に丁寧に行う事が大切です。
早く処分したい気持ちも分からなくもないですが、故人が大切にしていた物などが紛れている方もしれません。
是非、慎重に仕分けを行うように心がけてください。
3,心配なら画像を撮っておく
遺品整理を行う際に、
捨てて良いか自分だけではな判断ができない場合には、
予め、画像として保存しておいてあとで再検討するようにしてください。
例えば、
故人の家の近くに住んでいる方が一人しかいなく、
他の親族が遠くに住んでおり、遺品整理に来れない場合や、
帰省するまで時間がかかる場合には画像を取っておいて、データを送って判断することもできます。
4,優良な遺品整理業者に依頼する
どうしても自分だけでは、親族だけではな遺品整理ができないと考えているならば、
遺品整理業者に依頼することも検討してみてください。
優良な業者であれば、必要なものと不要なものをしっかりと確認しながら分別してくれます。
ただし、
悪徳な業者にもし依頼してしまうと、高額な請求や
大切なものを勝手に処分されてしまう事もあります。
もし、遺品整理業者に依頼しようと考えている場合には、
まずは、業者選びから慎重に行ってください。
遺体整理における衣類処分の注意点まとめ
- 遺言書やエンディングノートを確認する
- 慎重に分別する
- 画像を撮っておく
- 優良な遺品整理業者に依頼する
遺品整理における衣類の処分方法についてまとめ
本ページでは、
遺品整理における服などの衣類の処分方法や処分する際の注意点についてご紹介させて頂きました。
まずは、今回のまとめを見ていきましょう。
まとめ
- 遺品整理とは、故人が遺したものを整理する事
- 遺品整理における衣類処分には形見分けや買取など廃棄以外の選択肢がある
- 衣類の遺品整理の際には、遺言書などの確認が必須である
- 遺品整理は慎重に丁寧に行う
- 優良な遺品整理業者に依頼するのも得策
まだ、遺品整理をする段階ではない方も多いと思いますが、
もし、この記事を見ているあなたにとってすぐに行わないといけない作業である場合、
注意点をよく見ながら、慎重に行ってください。
また、
遺品の量が多く、整理できる人が近くにいないような場合、
遺品整理業者を利用する事も検討してみてください。
もちろん、費用はかかりますが、高額になることは基本的にありません。
リンピアでも遺品整理から不用品回収まで承っています。
相談だけでも問題ありませんので、もし何かお悩みでしたらお問い合わせフォームやお電話からお問い合わせください!
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復から一般的な清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
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