ゴミ屋敷にあるペットボトルの酷い状態と捨て方について
ゴミ屋敷で最も多いのではないかと思われる「ペットボトル」。
しかしながら、清掃するにはとても厄介である物であり、ほとんどの場合で状態が最悪であることが多いです。
本ページでは、そんなゴミ屋敷にあるペットボトルの酷い状態や捨て方についてご紹介したいと思います。
どうしても自分で捨てられないと言う方は最後までご覧ください。
・ゴミ屋敷にあるペットボトルは飲みかけである場合が多い
・酷い場合には、トイレをペットボトルにしている事もある
・害虫の発生原因や爆発の恐れがあり、飲みかけを放置するのは危険
・ルール化してペットボトルを処分するべき
・自分ではどうにもならない時はプロを頼ろう
ゴミ屋敷にあるペットボトルの実情について
・床がゴミや不用品などで見えない状態である
・ゴミ袋が溜まっている
・ペットボトルや食べかけの容器などが散乱している
・ダンボールや空箱などが溜まっている
上記のような状態になっていませんか?
もし、今このような状況になっているならば、
それは立派な「ゴミ屋敷」・「汚部屋」であると言うことができると思います。
今回は、このようなお部屋に必ずと言っていいほど放置されている
「ペットボトル」にフォーカスしてみたいと思います。
この文章を読んでいるあなたはきちんと回収の日に捨てていますか??
普通の感覚であれば、
ペットボトルが溜まってくると、回収の日に廃棄するかと思います。
しかしながら、ゴミ屋敷になっていると、捨てることすら面倒臭くなるのです。
実際に我々が現場で見たゴミ屋敷のペットボトルの実情について今からご紹介したいと思います。
飲みかけのペットボトルが大量に放置
これはゴミ屋敷と言うと、多くの方が想像されると思いますが、
やはりと言っていいほど、飲みかけで放置されたペットボトルが散乱しています。
もちろん、全て飲みきっているものもありますが、飲みかけで中身が入っている物も多いです。
これの何が大変かと言うと、
清掃員が捨てる際に、1本ずつ中身を捨てていかないといけないのです。
またそれだけでなく、
場合によっては、中身が腐敗している事も多く、
害虫の発生や不衛生の原因となっている事も多いのです。
捨てる作業と悪臭との戦いは慣れている清掃員にとっても地獄です。
また、トイレが使えればまだ良いのですが、
場合によっては、トイレさえも封鎖されている事も多いので、そうなると別の場所で廃棄作業を行わないといけません。
ペットボトルに尿(トイレ)をしてしまっている
先ほどの飲みかけのペットボトルに続く話なのですが、
ゴミ屋敷や汚部屋化が進行すると、全ての部屋がゴミなどで埋め尽くされます。
そのため、お風呂やトイレもまともに使えないなんて事もしばしば。
ここで普通の方が思うのが「トイレやお風呂はどこでしてるの?」と言う疑問。
お風呂はさておき、トイレに関しては、部屋にあるペットボトルで済ませている方も多いです。
日中は仕事などで家を空けている方の場合、
多くは尿をペットボトルにしていると言う方が多いです。
大便に関しては、職場や外で行なっているので、余程のことがない限りは家では尿のみ。
こうなると、近くのコンビニまで行くのは面倒くさいし・・・・
と言う流れから、結果的に空いているペットボトルにすると言う流れになるわけです。
ちなみに、
清掃員が廃棄作業をする際には、臭いが本当に酷いのでとても大変です。
まとめ
- 飲みかけのペットボトルが大量に放置されている
- 酷い場合には、トイレをペットボトルで行なっている事もある
ゴミ屋敷のペットボトルを放置する危険性について
ゴミ屋敷には、
大量のペットボトルが放置されていることが多いとご紹介しました。
次は、飲みかけの物や尿などが入ったペットボトルを放置しておくことの危険性についてご紹介したいと思います。
ペットボトルが爆発する危険性
実は、一度キャップを空けたペットボトルを中身を残したまま、
長期に渡って、放置すると爆発してしまう危険性があると言われています。
理由については、
空気中または口の中にいる雑菌が混入することで、中身が発酵し、
これらを長時間放置することで内圧が上昇して容器が膨らんだり、キャップが飛んだりすることがあるためです。
仮にペットボトルが爆発したら、
怪我をする可能性もありますし、中身が腐食していれば、
衛生的な観点からもよろしくないので、大変危険だと言えます。
害虫の発生原因になる可能性
飲みかけのペットボトルを長期に渡って放置してしまうと、
害虫が発生する可能性が非常に高くなります。
普通に綺麗にしていても、ゴキブリやコバエなどは発生しますよね。
これらが不衛生な状態で、彼らにとって住みごごちが良い環境であれば、
その数は倍以上になるのは当然の事。
したがって、
飲みかけのペットボトルを放置しておくと、
気づけば、コバエや蛆虫が沢山湧いているなんて事もあります。
仮に、害虫が大量発生したペットボトルが爆発したら・・・・
非常に大変な事態になることは分かっていただけますよね・・・・
まとめ
- 飲みかけのペットボトルを放置すると爆発する危険性がある
- 飲みかけのペットボトルには害虫が大量発生する危険性がある
ゴミ屋敷にあるペットボトルの捨て方について
ゴミ屋敷や汚部屋に放置されているペットボトルの捨て方についてご紹介したいと思います。
ペットボトルは、基本的には資源ごみとなりますので、
通常通りに捨てることはできませんのでご注意ください。
1,キャップとラベルは剥がしておく
ペットボトルは、
燃えるゴミや燃えないごみとして扱わず、資源ごみとして廃棄する必要があります。
従って、通常のゴミのようにそのまま捨てることはできません。
まずは、
キャップとラベルを剥がすところから始めましょう。
また、これらも一つにまとめずに、個別に分けておく必要があります。
自治体によって、ルールは異なるかもしれませんが、
東京都に場合には、キャップとラベルも別々にしておく必要があります。
2,ペットボトルの中身を捨てる
キャップとラベルを剥がし終えたら、
最後はペットボトルの中身を捨てておきましょう。
中身がない場合には、水でゆすいでおくと良いでしょう。
中身が入っている状態ではゴミに出せないので、
きちんと中身を捨てて、綺麗にしておく必要があります。
少し面倒くさいと思いますが、
皆さんやっていることですので、適切な方法でゴミとして出すようにしましょう。
ペットボトルを溜めないための方法について
ここまでご覧になった方の中には、
どうしてもペットボトルを定期的に捨てられないと言う方もいるのではないでしょうか?
そのような方に向けて、今から予防する方法についてご紹介したいと思います。
飲み終わったペットボトルはキャップとラベルを剥がして保存
これは面倒臭がりの私もしていることですが、
飲み終わったペットボトルは、そのまま放置するのではなく、
キャップとラベルを剥がして、ゆすいでおくと捨てるときに楽になります。
最初は、慣れなくて大変かと思いますが、
一度習慣にしてしまえば、捨てるときに楽になるので、
ペットボトルが家に溜まらなくて良いですよ!
ペットボトルの袋が一杯になったら捨てるを習慣化
ペットボトルのゴミが出たからといって、
一々捨てているととても大変です。
従って、一定期間溜めておくゴミ袋を作って、それが一杯になったら捨てると言う習慣をつけると良いでしょう。
袋はゴミ袋でも良いと思いますし、
使っていないバッグなどを利用しても良いと思います。
自分で決めた袋が沢山になった時点で、
ペットボトルを捨てるように決めてしまえば、
それ以外で溢れることがなくなるのでおすすめです。
資源ごみの回収日に捨てる事を習慣化
先ほどは、
自分で決めたペットボトルのゴミ袋が一杯になったら捨てると言う方法をご紹介しましたが、
今回は、資源ごみの回収日にはどんなに少なくても一度捨てると言う事を習慣化すると言う方法になります。
あまり沢山ない場合であっても、
逆に溢れるほどの量があったとしても、資源ごみの回収日には、
必ず一度全部捨てると言う事を習慣化する事で、ペットボトルを溜めずに済みます。
自分にはどのやり方があっているのかを
最初は模索するところから始めないといけないと思いますが、
自分に一番あった方法が見つかれば、きっとペットボトルの山ができることはなくなると思います。
ごみ屋敷のペットボトルの清掃ならプロに任せるのもおすすめ
ゴミ屋敷・汚部屋であり、
ペットボトルの量も大量で、自分ではどうにもならないと言う方、
また、他にも捨てたいものがあると言う方はプロに任せる事をオススメします。
今から清掃のプロに任せるメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
メリット
清掃のプロに任せるメリット一覧
- 面倒臭いゴミ捨てなどをスムーズに行なってくれる
- 原状回復してもらえる
- 不用品の回収などもしてもらえる
- 近隣の迷惑をかけないようにゴミを廃棄してくれる
- 害虫や害獣の駆除を完璧に行なってくれる
- 消臭や除菌などを完璧に行なってくれる
プロに頼むメリットとしては、
自分ではどうやっても綺麗にできないようなことまで完璧にしてくれる点です。
ゴミ屋敷においては、水回りの原状回復、大量のゴミの廃棄、カビの除去、害虫の駆除、除菌・消臭など。
素人では完璧にすることができないところまで、
プロであれば行うことができますので、原状回復したいと言う方や
退去予定であると言う方は、プロに任せるのがオススメです。
デメリット
清掃のプロに任せるデメリット一覧
- 費用がかかる
- 悪徳業者もいる場合がある
対して、プロに任せる際のデメリットとしては、
第一に「費用がかかる」と言う点です。
どうしてもお金をかけたくないと言う方が多いので、これはデメリットに挙げておきます。
ただし、
素人でやってみたものの、綺麗にならずに、
プロに任せた結果、最終的には高い費用となるなど、最初から業者に依頼しておく方が安い場合も多いです。
また、中には悪徳業者もいて、
高額請求をしてきたり、清掃したはずなのに、
害虫や害獣が駆除されていない、悪臭がまだするなどの被害に遭われる場合もあります。
業者を選ぶ際には、
きちんと過去の実績や、その他の信頼できるような物証を見せてもらいましょう。
ゴミ屋敷のペットボトルについてまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷に放置されているペットボトルについてご紹介させていただきました。
最後に今回のまとめを見ていきましょう。
まとめ
- ゴミ屋敷のペットボトルは、飲みかけ・尿が入っていることが多い
- 中身が入っているペットボトルを放置すると爆発したり、害虫が発生する恐れがある
- ペットボトルを捨てる際には、キャップとラベルを外そう
- ペットボトルを溜めないためには、自分の中でルール化する必要がある
- 自分ではどうにもならない時には、プロの力を借りることも検討しよう
いかがだったでしょうか?
今、あなたのお家に放置されている大量のペットボトルを片付けようと言う気になっていただけましたか?
特に飲みかけを放置している方には早急な対処が必要です。
また、トイレがわりにしていると言う方もそのままでは危険です。
まずは、ゴミ屋敷を綺麗にすることから始めることが大切です。
ご自分で悩んでもどうにもならない時には、まずはご相談ください。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!