特殊清掃ってどのくらいの時間がかかるの!?
孤独死や自殺などによって原状回復が必要となった現場の清掃をすることを「特殊清掃」と言います。
しかしながら、普通の掃除などとは異なり、かなり状態が悲惨であることで専門的な作業を必要とします。
多くの依頼主から聞かれるのは、「どれくらいの時間がかかるの？」です。
「実際にどれくらいの日数が必要なのか？」
「それとも即日から対応〜終了までできるのか？」
「長引くとちょっと・・・・」
もしかしたらこのように悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
本ページでは、このような疑問をお持ちの方に向けて、
特殊清掃にかかる時間がどのくらいなのかについてご紹介しています。
・特殊清掃にかかる時間は、家の状態、悪臭や害虫の駆除や除菌作業の度合いなどにより変わる。
・最短で数時間、長いときは2週間程度必要となる場合がある。
・時間をかけずに行うだけが良いとは限らない。
特殊清掃でかかる時間とは？
年々増加している孤独死。
高齢化社会になり、一人暮らしの高齢者が増えてきていることも相まって、
社会問題化されてきているので、ご存知の方も多いと思います。
また高齢者だけでなく、
若い方の間でも、自殺などによって誰にも看取られずに家で独りで亡くなる方もいらっしゃいます。
このように家の中だからこそ誰からも発見されることなく、
時間が経ってから見つかるケースでは、特殊清掃が必要となります。
特殊清掃とは、こうしたご遺体から出た体液や血液、悪臭などをしっかりと取り、原状回復するための作業です。
経験されたことがない方が多いとは思いますが、
もし清掃業社に依頼するとしたら、どれぐらいで作業が終わるのか疑問な方も多いようです。
今からどのくらいの時間がかかるのかについてご紹介していきます。
特殊清掃に必要な時間は作業内容などによりけり
曖昧な答えで大変申し訳ありませんが、
結論として特殊清掃に必要な時間は、現場の状況や作業内容、清掃をどこまでするか、リフォームは必要なのか、
など全てを考慮した上で決定されるので、必ずこの時間内に終わるとは言えません。
あくまで一例としての話になりますが、
亡くなってから発見まで短時間である場合であまり腐敗臭がしていない場合、
害虫駆除のレベルもそこまでな場合、ご遺体からの体壁などがあまり見られな合い場合などは、
最短で2時間〜3時間程度で終了する場合もあります。
対して、
発見されるまでに時間を要した場合、夏場などで腐敗が進んでしまっている場合には、
数日ないし2週間程度を必要とする場合もあります。
従って、
特殊清掃にかかる時間というのは、あくまでその時の状況によってかなり左右されるため、
必ずしも即日終了するわけではないということを頭に入れておくと良いです。
特殊清掃の見積もりにかかる時間について
特殊清掃の見積もりに必要となる時間ってどのぐらいなの？という疑問に対して、
お答えしていきたいと思います。
あくまで見積もりですが、
実際にその現場に足を運び、どの程度の清掃が必要となるのか？などを考慮して、
見積もりを出させていただいています。
この際に必要となる時間ですが、
大体30分程度を目安としていただくと良いかと思います。
物が多い場合、状況がひどい場合には少しお時間いただくケースもありますが、
基本的には30分程度で終了することが多いです。
特殊清掃に時間がかかる理由
「特殊清掃ってそんなに時間がかかるの？」
このような疑問をお持ちの方に向けて、どういったことをしているのか？
その内容についてご紹介していきたいと思います。
1,消臭剤の噴霧
特殊清掃が必要となる現場は、そのままでは作業はできません。
まずは作業を行う前に、消臭剤を噴霧し、作業ができるような状況にしていきます。
この時、二酸化塩素などを使用して除菌・消臭していきます。
2,清掃作業
体液や血液などで汚れてしまった箇所を清掃・除去していきます。
亡くなったご遺体からは、大量の血液などが出ているのですが、
床だけでなく、壁や床下などにもその跡が広がっている場合があります。
入念に全てを除去できないと、
腐敗臭が残ってしまって、不衛生な状況に戻ってしまうので、
この作業はしっかりと行う必要があります。
3,汚染箇所の解体。リフォーム
トイレやお風呂をはじめ、壁紙や床下など、
血液などで汚染されてしまった箇所は、リフォームが必要となる場合もあります。
清掃だけでは対応ができない場合には、張り替えなどのリフォームが必要となります。
当社では、
リフォームも自社一貫で行なっているので、
仮にリフォームが必要となった場合でも、安く、迅速に対応が可能となっています。
4,オゾン消臭・脱臭
特殊清掃作業が終了しましたら、
最後に強力な機械などを使用して、消臭・除菌作業を行なっています。
この時に行うのがオゾン消臭・脱臭です。
オゾン消臭・脱臭によって、
部屋全体を綺麗な状態に戻すことが可能となっています。
特殊清掃が必要なった場合は早めに依頼しよう
もし、孤独死現場、自殺現場、事件・事故などによって亡くなっている現場に出会した場合、
まずは警察に連絡する必要があります。
まだ息をしている場合には、救急車を呼びましょう。
警察に連絡した後は、
警察の指示などに従って、行動する必要がありますが、
この段階で特殊清掃業社を探しておく必要があります。
「何故、そんなに早く探す必要があるの？」
このような疑問をお持ちの方に向けて、その理由をご紹介していきます。
急に対応してくれない場合も多いため
特殊清掃業者は、
意外かもしれませんが、結構スケジュールが過密だったりします。
そのため、すぐに対応ができない場合もあります。
つまり、
特殊清掃が必要となってから探してもすぐには対応してもらえないケースがあります。
となると、数日間は現場を放置しないといけません。
ご遺体が亡くなっても、
血液や体壁などが残っているため、悪臭や害虫などはひどい状態です。
近隣住民にも迷惑かかりますし、賃貸物件の場合には管理会社などからも早くするように迫られるはずです。
そこで、
警察に連絡したタイミングでもう清掃業者を探しておき、
事前に問い合わせておいて、確約しておくことをお勧めします。
事前に連絡して確約しておくことで、
警察のOKサインが出たらすぐに特殊清掃を行えるようになります。
スムーズに作業を進めるためにも非常に重要です。
特殊清掃にかかる時間とはまとめ
本ページでは、
特殊清掃にかかる時間について簡単にご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- 特殊清掃は、現場の状況、清掃レベルによって必要な時間が変わる。
- 状況がひどくない場合などは、数時間で終了する場合もある。
- 1日〜2日程度で作業が終わることも多い。
いかがだったでしょうか？
「特殊清掃ってどのくらいの時間がかかるの？」なんて気になっていた方は、
最後までしっかりと目を通してくれましたか？
これまでに特殊清掃依頼を受けた中で、
「早く作業をしてほしい」、「どれぐらいで終わるの？」なんて質問を受けることが結構多かったです。
そのため今回の記事を作成してみました。
依頼主様の中では、
どれぐらいの時間がかかるのかより、「早くきてほしい」という方の方が多いですね。
どこの業者に連絡してもすぐに対応してくれなくて困っているという方も多いので、
このようにならないように早いうちに連絡して確約しておくことをお勧めします。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
