特殊清掃は夜に依頼することはできるの!?
急な孤独死などでいますぐに特殊清掃が必要となるケースも多々あると思います。
遺族としても急に連絡が来て、動揺していることでしょう。
もし、このような時に夜間だった場合にはどのように対応したら良いのでしょうか？
実はたまにお客様から頂くご質問の中には、
「夜に特殊清掃をすることはできる？」なんてものがあったりします。
ということは、人によってはこういった遅い時間帯にお願いしたいと思っている方も一定数はいるのかもしれません。
では、実際のところそのような対応を可能なのでしょうか？
本ページでは、弊社を元に実際に特殊清掃を夜に行うことはできるのか否かについてご紹介していきます。
気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
・特殊清掃は、夜に対応できない場合もある。
・夜間帯の特殊清掃を受けることも内容次第では全然ある。
特殊清掃は夜に行うことは可能なの？
突然の孤独死や事件・事故による死亡などを発見した際には、
特殊清掃という通常のハウスクリーニングとは異なる清掃が必要となります。
ご遺体がありますので、当然ですが、警察の検死が終了したタイミングで行われます。
このような特殊清掃は誰しもが体験するものではなく、
ごく一部の方が実際に経験されるものです。
とはいえ、現代においては孤独死の件数も増加傾向にあるため、今後は少しずつ増えていくかもしれません。
我々のように長年、この業界にいると同じようなご質問をいただくことが多いです。
その中でも多いわけではないのですが、たまにいただくのが「夜間の特殊清掃の可否」です。
様々な事情があって、
どうしても昼間ではなく、夜の時間帯に行ってほしいという方もいるでしょうし、
なんとなく夜でも対応できるのか気になっている方もいるでしょう。
ではいきなり結論ですが、
弊社では、基本的には夜に特殊清掃を行うことはありません。
とはいえ、もちろん必ずというわけではありません。
恐らく、このような業者は少なのではないでしょうか？
それは何故なのか？
今からその理由をご紹介していきます。
夜に特殊清掃を積極的には行わない理由
特殊清掃を行う際には、
必ずといっていいほど、騒音が響きます。
これは当然搬出作業や人の出入り、特殊機器の使用などによって、音が出てしまうためです。
これをもし夜に行ってしまうと、
近隣住民にとって大変迷惑になってしまい、トラブルに発展するケースがあるのです。
とは言え、特殊清掃です。
発見されるまでに日数を要しており、
悪臭が酷く漂っている場合などは、夜でも特殊清掃を行うこともあります。
これは近隣住民が悪臭で困っている場合で、騒音よりも一刻も早く原状回復してほしいと思っているからです。
つまり、
時と場合によって、特殊清掃も夜に行う場合もありますし、
やはり夜遅くには行わない場合もあります。
特殊清掃を行うまでの流れ
実は、孤独死現場などに出会してもすぐには特殊清掃はできません。
では、清掃まではどういった流れになっているのでしょうか？
今から簡単にご紹介していきます。
- 1,警察に連絡する
- 2,特殊清掃業者に依頼する
- 3,契約する
1,警察に連絡する
まず、ご遺体を発見したらすぐに警察に連絡してください。
事故死なのか、事件死なのかを警察が検証してくれます。
また、警察が現場検証している期間は、基本的には立ち入りができなくなります。
警察の指示に従って、適切な動き方をしておきましょう。
2,特殊清掃に依頼する
次に、警察の現場検証が行われている最中に、
特殊清掃業者を探して、依頼するようにしておきましょう。
スムーズに依頼できるように早めに探しておくのがベストですよ。
この時、合わせて現場にきてもらって現地調査もしてもらいます。
現地調査についても、警察に入室許可が降りないとできないため、
事前に相談しておいて、許可が降りたらすぐに来てもらうように段取りを組んでおきましょう。
場合によっては、
すぐに対応してもらえるように話しておくと、契約してすぐに作業に取り掛かることもできます。
3,契約する
現地調査にきてもらって、見積書を作成してもらって、
その内容に納得ができましたら、その場で契約となります。
ここまでが特殊清掃作業がスタートするまでの大まかな流れとなります。
特殊清掃の流れについて
次は、実際に特殊清掃を行う当たって、どのような作業を行っているのかをご紹介していきます。
- 1,消毒作業
- 2,特殊清掃
- 3,遺品整理
- 4,汚染箇所の処理
- 5,消臭作業
1,消毒作業
特殊清掃現場は、そのままでは作業ができないほどに危険な状態です。
まずは、安全に作業ができるように消毒を行っていきます。
不衛生なウイルスなどをなるべく殺菌して行くのが目的となります。
2,特殊清掃
次にいよいよ特殊清掃を行っていきます。
ご遺体から飛散した血液や体液などが付着した部分や、
ご遺体があった部分など、汚染されていると思われる箇所を徹底的に除菌・抗菌・清掃していきます。
この時に見逃しが内容に徹底しています。
3,遺品整理
ある程度、清掃が進んだタイミングでいよいよ遺品整理を行います。
この時、事前にご家族の方などから伝えていただいているものなどを含めて、
捨ててはいけないと思うものは全て遺品として丁寧に保存しておきます。
家財道具など処分品なども分別しておき、後でスムーズに搬出できるようにしておきます。
4,汚染箇所の処理
床下まで汚染されている場合などには、
別途でリフォーム作業が必要となってきます。
また壁紙はもちろんのこと、水回りなども丁寧にチェックして汚染箇所を確認します。
この時、処分しないといけない汚染箇所は全て取り除きます。
5,消臭作業
清掃などが終了したら、最後にお部屋を消臭していきます、
この時に使用されるのは、特殊な機器や薬剤となっています。
このように強力なものを使用して、徹底的に部屋をキレイにしていきます。
慌てずに特殊清掃を依頼するには？
孤独死などが発見されて、ご家族に連絡がきてしまって動揺してしまって、
その後の段取りがうまく運ばないという方も多いと思います。
至って普通のことですし、仕方がないと思います。
しかしながら、
急に「本日の夜に特殊清掃を依頼したい」とお願いされても、
業者側も困ってしまうことも多いです。
何より、金額面で揉める可能性すらあります。
では、
どのようにしたらスムーズに依頼できるのでしょうか？
警察に連絡したタイミングで特殊清掃業者に相談しておく
最もおすすめな方法としては、
警察に連絡したらすぐに、特殊清掃業者に連絡して現状を相談しておきましょう。
この時、入室許可が降りたらすぐに現地調査に来てもらう旨、すぐに対応してもらえるかなどの段取りを組んでおきましょう。
業者側にもスケジュールがありますので、
すぐに対応できないこともありますので、なるべく早めに連絡しておいて、
なるべくスケジュールを空けてもらったり、柔軟な対応をしてもらえるようにしましょう。
慌てて連絡して、夜に対応してもらえないと最終的に、
悪徳業者に依頼するしかないなんてことも有り得ます。
そのような場合には、近隣トラブルはもちろん、もう一度特殊清掃を別の業者に依頼しないといけなくなりますのでご注意ください。
夜に特殊清掃はできるの？まとめ
本ページでは、
夜に特殊清掃はお願いできるのか？についてご紹介していきました。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
- 特殊清掃は夜でも対応してもらうことは可能。
- ただし、全ての業者でそのような対応をしているわけではない。
- 通常は、早めに相談して昼間に対応してもらうことで近隣トラブルも防げる。
いかがだったでしょうか？
本記事をご覧になっているという方は、特殊清掃をこれから検討している方なのか、
そうなった時のために勉強している方でしょう。
実際に、あまり多いご質問ではないものの、
一定数のお客様からはいただくこともある内容です。
しかしながら、ほとんどの方が夜に行うことはありません。
どちらかというと、
土日祝日でも対応してくれるのか？という質問の方が多いような気がします。
何より、
早めに業者に連絡して現場を話して、相談しておくことで、
柔軟に対応してもらえますし、スムーズに作業が進んでいくと思いますよ。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
