生活保護受給者が家庭訪問で汚部屋がバレる前にしておきたい対策について
生活保護受給者がケースワーカーさんの家庭訪問で汚部屋であることがバレる前にしておきたい対策をまとめてみました。
「やばい、突然の訪問で部屋が汚いのがバレる」
「どうやって誤魔化したら良いだろう・・・」
このようにパニック状態になってしまう方もいるでしょう。
しかしながら、バレるバレないの前にそういった部屋に住んでいることが問題です。
まずは根本的な解決を行えるように考えていく必要があります。
本記事では、
生活保護受給者が汚部屋をきれいにするためにできる対策についてご紹介していきます。
是非、最後までご覧になってくださいね。
・生活保護受給者は、汚部屋の清掃に関して一部の費用を負担してもらえる可能性がある。
・ケースワーカーさんに現状把握のため、汚部屋状態を確認してもらうのもオススメ。
・一夜漬けで隠そうとしても上手くいかないことが多い。
生活保護受給者は家庭訪問で汚部屋がバレるのを嫌がる?
さまざまな理由から働けず、国からお金をもらって生活をしている方もいらっしゃいます。
いわゆる生活保護ですね。
国の法律で最低限度の生活が保障されています。
そんな生活保護受給者ですが、中には汚部屋状態になってしまっている方もいらっしゃいます。
恐らく、実際に結構多いんじゃないでしょうか?
全く気にしていないという方もいますが、
中には、汚部屋をバレるのを嫌がる方も結構いらっしゃるようです。
これは「恥ずかしい」、「だらしないとバレたくない」などの心理が働くからでしょう。
そして、突然の家庭訪問が決まりあたふたしてしまっている方もいると思います。
しかし、一朝一夕ではきれいにすることは難しいでしょう。
もちろん軽度の汚れであれば可能かもしれませんが。
ネット上でも生活保護受給者がケースワーカーさんの家庭訪問によって、
汚部屋がバレてしまうことに対して不安がっているのを見かけます。
ある意味、故意に汚しているからこそなのでしょう。
ケースワーカーの家庭訪問は原則拒否できない
ケースワーカーが来たときは居留守を使おう・・・
なんて思っている方もいるかもしれませんが、原則は拒否はできません。
従って、基本的には在宅してケースワーカーの家庭訪問を受ける必要があります。
また、家庭訪問も突然押しかけてくることは少なく、
時間の調整などは可能で、予め何時に来るかはわかっていることが多いです。
生活保護受給者でも汚部屋清掃の費用がもらえることも
生活保護受給者の場合、汚部屋清掃にかける費用は恐らくないはずです。
そのため、綺麗にしたくても放置するしかないなんて状況もあるでしょう。
しかし、中には自治体から補助金が出る可能性もあります。
1,一時扶助
一定の条件はあるものの、「一時扶助」として汚部屋清掃の費用を負担してもらえる可能性があります。
ただし、この補助金を受けるためにはいくつかの条件があり、
生活保護受給者全ての人が受けられるわけではありません。
また、後述しますがこの補助金を受ける場合には、
基本的には家賃補助は今後はもらうことができないことに注意が必要です。
2,粗大ゴミの処分費用
自治体によっては、生活保護受給者に対して粗大ごみの処分費用などを負担してくれるところもあります。
ただし、これはお住まいの地域では行っていない場合もありますので、
詳しくは、ケースワーカーさんに相談してみてください。
生活保護受給者が汚部屋清掃の費用を負担してもらうための条件
生活保護受給者が自治体に汚部屋清掃の費用を負担してもらうためには条件があります。
それが以下の通りです。
- 単身者で賃貸住宅から退去する場合
- 施設に入院または入居で6ヶ月が過ぎている場合
- 家賃扶助を受ける必要が亡くなった場合
単身者で賃貸住宅から退去する場合
単身者の場合で、賃貸物件に住んでいる場合には一時的な扶助を受けることができます。
これは退去時に原状回復の義務があるためです。
ただし、退去をする際に補助金が出るため、その場所に住みながら受給することはできません。
また、単身者以外でも一定条件のもとであれば支給されるケースもあります。
例えば、夫婦ともに6ヶ月以上の入院や入所が決まった際や、
シングルマザーなどで母親が長期入院が決まり、子供が児童養護施設に入所することが決まったなどの場合に限ります。
施設に入院または入居で6ヶ月が過ぎている場合
病院や介護施設などに入院や入居をして、6ヶ月が経過している場合や、
6ヶ月を超える見込みがある場合にも一時的な扶助を受けられるとされています。
家賃扶助を受ける必要が亡くなった場合
物件を退去する必要がある場合には、一時的な扶助を受給できます。
さらに、入院・入所などから1年間に限っては「家財保管料」の支給を受けることができます。
退院、退所後に再び、賃貸物件に住むなんて場合には利用するのもオススメです。
生活保護受給者が汚部屋清掃費用を受給するまでの流れ
生活保護受給者が汚部屋清掃費用を受給するまでの流れをまとめてみました。
- 1,ケースワーカーに相談「家財処分費給付申請書」を提出
- 2,汚部屋業者の見積もり
- 3,汚部屋清掃の実施
1,ケースワーカーに相談「家財処分費給付申請書」を提出
生活保護受給者の場合、何かあればケースワーカーさんに相談するのが普通です。
従って、まずはケースワーカーさんに汚部屋清掃について相談しましょう。
その上で、「家財処分費給付申請書」に記入し提出します。
2,汚部屋業者の見積もり
次に汚部屋清掃をお願いする業者を決めないといけません。
この時、複数の業者に見積もりを出してもらいます。
業者の選定は、受給者でも可能ですが、最終的に業者を選ぶのは自治体となります。
3,汚部屋清掃の実施
業者がお家にやってきてケースワーカーと受給者と一緒に立ち会って片付けを行います。
まとめ
本ページでは、
生活保護受給者が家庭訪問によって汚部屋がバレる前にしておきたい対策についてご紹介していきました。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
- 基本的にケースワーカーさんには現実を見てもらうべき。
- どうしても汚部屋清掃をしたい場合には、まずは補助金が受給できるか相談してみる。
- 一時的な扶助がもらえない場合には、自力で綺麗にするしかない。
いかがだったでしょうか?
どうしても汚部屋を綺麗にしたいけど、どうすることもできない・・・
と悩まれていた方でも、条件さえ該当していれば一時的な扶助は受けられます。
しかしながら、
全ての方が対象となるわけではないため、もし受給できない場合には、
ケースワーカーさんと相談して、自力での清掃を目指すしかありません。
生活保護費だけで汚部屋清掃費用を捻出するのは難しいかもしれませんが、
まずは悩まれている場合には、ケースワーカーさんに相談してみることが大切です。
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