ゴミ屋敷は熱中症になる危険性が高い!?原因と対策方法について
ゴミ屋敷では、様々なリスクがありますが中でも「熱中症」になってしまう危険性があるのはご存知ですか?
特に高齢者の一人暮らしの場合には、夏場には知らぬうちになってしまって孤独死に繋がってしまうこともあります。
本ページでは、何故ゴミ屋敷が熱中症になるリスクがあるのか?その原因と対策方法についてご紹介していきたいと思います。
「エアコンがあるから大丈夫でしょ」、「屋内だからならないでしょ」なんて思っている方は是非最後までご覧になってください。
・ゴミ屋敷は、「熱中症」のリスクが高い
・高齢者のひり暮らしの場合には「孤独死」する可能性が高まる
・ゴミ屋敷を改善しないと危険から脱出できない
ゴミ屋敷は「熱中症」になるリスクが高い
近年、増加しており社会問題視されている「ゴミ屋敷」。
現代においては、「汚部屋」なんて言われ方をすることもあり、
我々にとっても身近なものになりつつありますよね。
最近ではテレビでも「汚部屋」の特集番組が放送されていたり、
芸能人の汚部屋を紹介する番組があったりしますよね。
こう言ったことからもなんとなく「汚い部屋」なんてイメージがついていると思います。
そんな「ゴミ屋敷」ですが、
実は夏場には「熱中症」になるリスクが高まるってご存知ですか?
他にも様々なリスクがあるわけですが、実は意外と熱中症になっている事例もあります。
では、どのようなことが要因になっているのでしょうか?
今からご紹介していきたいと思います。
熱がこもってしまう
ゴミ屋敷の場合には、
家の中に物が沢山ある状態であり、ほとんどの場合には窓も開けられない環境になっています。
もちろん物が溢れて開けられない事もありますし、臭いなどで外にばれたくないから開けないという方もいらっしゃいます。
ともなると、
家の中に常に湿気や熱気がこもることになります。
普通に換気ができない状態になりますので、外以上に熱が家の中にこもる原因となります。
熱中症は暑い日に外にいる時になるイメージですが、
実は屋内でも十分になるリスクがあります。
これは一見、涼しいため問題なさそうに見えるのですが、水分補給をあまりしないことによって、
思った以上に脱水状態になっていることが原因となります。
ゴミ屋敷の場合には、
酷い場合には、外と変わらないかそれ以上の環境になっている場合もあり、
水分補給をいくらしても、どんどん体内の水分が奪われていく状況になります。
こう言ったことが原因となり、「熱中症」リスクが高まるというわけです。
エアコンがつけられないorつけたくない
ゴミ屋敷の場合には、エアコンが壊れているという場合や、
そもそも物で溢れてしまって、エアコンの送風口を潰してしまっているという場合、
つけてもそもそも物で部屋が涼しくならないというケースもあります。
さらには、
「お金がかかる」という理由から、エアコンをつけたくないと思っている方も多く、
暑いけど我慢して夏を乗り切ろうとする方もいらっしゃいます。
こうしたことが原因となり、
ゴミ屋敷という環境も相まって、熱中症リスクが高まるというわけです。
これはゴミ屋敷でなくても十分に危険なので夏場は我慢せずにエアコンをつけるようにするのがオススメです。
熱中症の主な原因について
ゴミ屋敷だけでなく、
熱中症になってしまう原因も知っておくと、今後に役立つかもしれません。
今からどのようなことが原因となるのかをご紹介していきたいと思います。
1,環境的要因
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が強い
- 日差しが強い
- 締め切った屋内
- エアコンがついていない屋内
2,身体的要因
- 高齢者
- 乳幼児
- 糖尿病患者
- 精神疾患患者
- 体調不良
- 脱水気味な体調
- 偏った栄養バランス状態
3,その他の要因
- 激しい運動
- 長時間の外での活動
- 水分補給ができない環境・行動
熱中症の症状について
実際に「熱中症」を発症してしまうとどのような症状が出るのでしょうか?
実は、レベルごとに軽度から重度の症状が現れます。
まずはどう言った症状が出るのかを知ることから始めるのが大切ですので今からご紹介していきたいと思います。
レベル1:軽症
- めまいやたちくらみ
- 筋肉痛、筋肉の硬直
- 急な大量な発汗
レベル2:中度の症状
- 頭痛
- 倦怠感
- 吐き気
- 虚脱感
レベル3:重症
- 意識障害
- 痙攣
- 体温が高い
- 皮膚の異常
- 水分補給ができない状態
熱中症を予防する方法について
もし、熱中症になってしまったら大変な事態になってしまう可能性があります。
特にゴミ屋敷に住まれている高齢者の場合、孤独死されるリスクもあります。
したがって、事前に予防をするのが大切です。
今から予防方法をご紹介していきますので、是非参考にしてみてくださいね!
1,こまめに水分補給をする
夏場は、知らずうちに徐々に体内の水分が奪われていきます。
したがって、喉が乾いていなくてもこまめな水分補給が必要となります。
ただし、コーヒーや緑茶などのカフェインが含まれている飲料やアルコール飲料は、
利尿作用があるためオススメできません。
さらに、
汗を書く際には、水分だけでなく一緒に見られるやビタミンも失われていきます。
したがって、ミネラルも一緒に補給するのがオススメです。
スポーツ飲料も夏場はオススメですが、糖分も高いため、飲み過ぎには注意しましょう。
また、麦茶もミネラルが豊富なためオススメです。
最もオススメなのは、経口補水液などです。
2,涼しい服装をする
恐らく、ほとんどの方が自然に意識していることだとは思いますが、
夏場は涼しい服装をするのもオススメです。
長ズボンを履くよりも、半ズボンの方が当然通気性が良いです。
それ以外にも、
吸収性や通気性の高い綿や麻などの素材の物を着用するとか、
襟ぐりや袖口があいた服装を選ぶのもオススメです。
最近では、
ユニクロなどでエアリズムなどの通気性・吸収性が高い素材のものも出ているので、
こう言った素材の服を着用するのがオススメです。
3,直射日光にあまり当たらないように工夫する
直射日光にずっと当たっていると非常に危険なため、
昼間は日陰にいるようにしたり、日傘や帽子などを着用するのがオススメです。
また、エアコンが効いた屋内にいるのも対策になります。
4,日頃から暑い環境に慣れておく
常にエアコンの効いた部屋にいる事も良いですが、
できる事なら定期的に運動などをして、こまめに汗をかいたり、
環境になれるようにしておくのも重要です。
汗は体内の体温を調節するために出るため、
あまり汗が出ないとそれはそれで非常に危険です。
運動をして汗を出す習慣をつけて、しっかりと水分補給する癖をつけるようにしてくださいね。
熱中症にならないためにはゴミ屋敷を改善するしかない
もしあなたの親が遠方で一人暮らしをしているなんて場合には、
いつ熱中症になって孤独死してしまうのか分かりません。
特にゴミ屋敷のような状態になっている場合には非常に危険です。
こう言った状況を避けるためには、
そもそも「ゴミ屋敷」を改善することが大切です。
改善するには大きく分けて2つの方法しかありません。
今からご紹介しますので是非参考にしてみてくださいね。
1,自分たちで掃除をする
ゴミ屋敷を改善する気があり、自分でなんとかしようと思っている場合には、
自分だけ、または家族や友人などに協力をお願いして、
自分たちだけで清掃をするのがオススメです。
ただし、
大量の不用品やゴミなどが散乱している場合や、
害虫が発生していたり、悪臭が出ている場合には、すべての対処を行うのは難しいでしょう。
自分たちでできるか否かのラインとしては、以下のような場合です。
- ワンルームなどの家が狭い場合
- 悪臭や害虫があまり発生していない場合
- ゴミの量や不用品の量がそこまで多くない場合
- 協力してくれる友人などが多い場合
上記のような場合には自分たちで綺麗にすることができると思いますが、
これ以外の場合には、難しいでしょうし、労力や費用もかかるので業者に依頼するのがオススメです。
2,ゴミ屋敷清掃業者に依頼する
もし、自分たちだけでは対処できない場合には、
ゴミ屋敷清掃業者に依頼するのがオススメです。
プロに任せた場合には以下のようなメリットがあります。
- 原状回復が可能
- 害虫駆除・除菌・消臭・抗菌が可能
- ゴミや不用品の回収・処分・買取を行ってくれる
- 最短で足日から対応可能
- 近隣住民にバレないような配慮が可能
- 遠方の場合には、立ち会いなしでも対応可能
上記のようなことを行ってくれるので、
ゴミ屋敷の場合には、業者に依頼するのがオススメです。
唯一デメリットがあるとすれば、
「費用がかかる」ことぐらいでしょうか。
あとは悪徳業者もいるので業者選びは慎重にならないといけません。
プロにお願いするべき方は、
特に集合住宅に住まれている場合で、退去時に原状回復が必要な場合です。
戸建ての場合であっても、近隣住民とのトラブルを考えると、プロに任せるのが早いでしょう。
初期費用はかかると思いますが、
自分たちで行うと結局は費用も意外とかかりますし、労力もかかることから、
実はそこまで意外と高くならないのです。
是非、今ゴミ屋敷を綺麗にしたいと考えている場合には検討してみてくださいね。
ゴミ屋敷と熱中症の関連性・危険性・対策についてまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷で熱中症のリスクが高まる理由や対策についてご紹介させていただきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- ゴミ屋敷は熱中症リスクが非常に高い環境である
- 物が多く湿度が高く、夏場は室温も上昇するのが原因
- 熱中症はめまいなどの軽度のものから意識障害などの重度の症状が出ることがある
- 対策としては、こまめな水分補給やエアコンの効いた部屋にいるなど
- 根本的にはゴミ屋敷を改善して喚起できるような家にすることが大切
いかがだったでしょうか?
今回は、ゴミ屋敷と熱中症の関係性についてご紹介させていただきました。
一見すると、熱中症というワードが浮かびづらいのですが、
普通の家以上にそのリスクが高いのがゴミ屋敷なのです。
実は、エアコンを高いからと言って我慢する高齢者の屋内での熱中症が年々、増加しています。
外にいれば暑いため水分補給をしたり、涼しい屋内に入ることができますが、
ギリギリ我慢できるような家にいることで、ついつい水分補給を忘れてしまって昼寝などをすることで起きやすくなってしまいます。
屋内であっても、
夏場は少しずつ身体から水分が出ていますので、たとえ喉が乾いていなくても、
水分補給をすることが一番の予防策となります。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
また、場合によってはリフォームなども自社で承っています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!