親を説得してゴミ屋敷を綺麗にする方法とコツについて
もしあなたの親がゴミ屋敷の住人だったらどのように説得して綺麗にしようとしますか?
「何を言っても聞いてくれない」、「頑固だからどうやって接すれば良いのか分からない」なんて方はいないでしょうか?
本ページでは、ゴミ屋敷に住む親を説得して綺麗にするための方法やコツなどをご紹介しています。
また、ゴミ屋敷に潜む危険性や原因についてもご紹介しています。
・ゴミ屋敷に住む親を説得するには、否定しないことが大切
・何故、ゴミ屋敷になってしまったのか?その原因を追求することが大切
・ゴミ屋敷には様々なリスクがあるため、放置しておくと親が危険な目に遭うことも
親がゴミ屋敷化してしまう原因について
あなたの親御さんはゴミ屋敷に住まれていますか?
恐らく、本記事をご覧になっているということは、
そのような方や今後そのようになってしまう恐れがあるという方でしょう。
多くの方は、
ゴミ屋敷になってしまう理由が分からなく、
親との接し方に悩んでしまわれます。
しかしながら、
重要なのは「何故、ゴミ屋敷になってしまったのか?」です。
親を説得する前に、まずはその原因から追求することが大切です。
- 原因1:孤独感を埋めようとしている
- 原因2:もったいないというマインド
- 原因3:体力が落ちている
- 原因4:判断能力が低下している
- 原因5:精神疾患、物理的な疾患がある
原因1:孤独感を埋めようとしている
広いお家に長年一人で住んでいるなんてことはありませんか?
また、ここ最近パートーナーが亡くなってしまって、
一人での暮らしが始まったなんてことはありませんか?
上記のように、
あなたの親御さんが何かしらの理由で一人暮らしをされている場合、
心の隙間を埋めようとして、物が捨てられなくなっている可能性があります。
実は孤独感があると、
物を周りに置いておきたくなるという傾向がありますので、
もしかしたら、孤立しているという心の寂しさを物で埋めようとしているのかもしれません。
連絡を随分していなかったり、
帰省を全くしていなかったりしませんか?
そのような場合には、定期的に顔を合わせたり電話をするなどしてコミュニケーションするのが大切です。
原因2:もったいないというマインドになっている
あなたの親御さんの世代であれば、
もしかしたら「もったいない精神」を持っている年代の方々かもしれません。
特に、高齢者の場合には昔裕福ではなかった時代を生きているからこそだったりします。
自分の幼少期の貧乏だった事が影響して、
大人になってからも中々ものが捨てられないなんて方は沢山いらっしゃいます。
もちろん、物を大事に使うということは良いことですけどね。
しかしながら、
いつか使うかもという理由で、ゴミまで残してしまうと、
ゴミ屋敷化してしまうのは時間の問題です。
原因3:体力が落ちている
広い一軒家や3LDK以上のマンションなどに一人で住まれている場合、
そもそも体力の衰えから掃除がまともにできなくなってしまっている場合もあります。
これは、年齢が60代、70代となってくることで十分にあり得る話です。
特に、元々足腰が弱い方であれば、
広い家の全てを綺麗にすることはまず無理です。
したがって、掃除するスピードより汚くなるスピードの方が早くなってしまいます。
原因4:判断能力が低下している
高齢になってくると、体に様々な支障が出てきます。
中でも代表的なのは、「認知症」でしょう。
もし、認知症になってしまっていると、ゴミ出しの日が思い出せないだけでなく、
普段の生活に必要な作法なども忘れてしまうのです。
状態が進行してしまうと、
子供であるあなたの顔や名前も忘れてしまったり、
覚えていても、あなたの事を子供だと認識してくれなくなってしまいます。
実際に、認知症の患者はゴミ屋敷に住んでいるというデータもあり、
こちらに関しては、物理的に掃除ができないのが理由です。
もし、最近ボケてきたかも?なんて思う節があるのであれば、一度診察を受けてみた方が良いかもしれません。
「私の親に限ってないでしょ」なんて思わずに、一度専門機関での診察をお勧めします。
原因5:精神疾患・身体的ハンデがある
あなたの親御さんは、「うつ病」や「ADHD」、また身体的なハンデではありませんか?
実は、精神疾患を抱えている方のゴミ屋敷率は結構高いとされています。
これは、単純に精神的に掃除をする気力が起きないためです。
また、
身体的なハンデを持っているような方も、物理的に掃除ができないため、
ゴミ屋敷になってしまうのは仕方がないことです。
まずは、
あなたの親御さんは精神的な疾患や身体的なハンデはないのかを確認し、
もしあるのであれば、ゴミ屋敷の清掃よりも先に専門機関での治療を始めてください。
また、
身体障害などがある場合には、デイサービスや専門業者に依頼して、
定期的に清掃をお願いすることで改善されます。
親がゴミ屋敷に住むと起こる危険性について
もし、あなたの親がゴミ屋敷に住まれているのであれば、
そのまま放置するのは大変危険です。
説得して綺麗にしようとする前に、どれくらいリスクがあるのかを知っていただきたいと思います。
- リスク1:火災の危険性
- リスク2:転倒や怪我の危険性
- リスク3:健康被害
- リスク4:近隣トラブル
リスク1:火災の危険性
実は、ゴミ屋敷は火災の危険性が非常に高いとされています。
これは、燃えやすいものが大量に放置されていることも大きな理由なのですが、
実は別の理由も大きな危険があるとされています。
それは、コンセントになります。
実は、コンセントの隙間にホコリなどが溜まることで火災につながるのです。
実際にこう言った事故も起きており、人ごとではないのです。
燃えやすいゴミなどが大量にある部屋で、
一度、小さな炎が燃え上がれば、たちまち全体に日がつくことは容易に想像できますよね。
こう言ったことからも、ゴミ屋敷を放置しておくのは大変危険なのです。
リスク2:転倒や怪我の危険性
ゴミ屋敷では、床が見えないぐらい、また天井につく勢いでゴミが溢れています。
このような物で溢れているような場所では、どこに何があるのかを把握できておらず、
物わぬところで転んでしまったりします。
脚をつまづいて転ぶ程度であればまだ良いですが、
あたりどころが悪かったりすると、そのまま亡くなってしまう可能性もあります。
頭部に机の角や硬いものが当たってしまった場合や
骨が折れてしまって動けなくなってしまった場合なども、
すぐに助けを呼ぶ事ができないので、死亡リスクが高まります。
リスク3:健康被害
ゴミ屋敷には様々な害虫が潜んでいます。
例えば、ゴキブリ、ハエ、ダニなどです。
それ以外にもネズミなどの害獣もいる場合があります。
こう言った生物たちは、色々な病原菌を媒介するので、
人間に対して、時には感染病などを媒介する可能性があります。
実際に、ゴミ屋敷の場合にはどこから来て、どこへ行っているのか分からない生物たちで溢れています。
非常に不衛生な害虫や害獣などによって、
親御さんがアレルギーを発症したり、感染症になってしまったりする可能性があります。
放置しておくと酷い場合には、アナフィラキシーショックなどで死亡するリスクがあります。
リスク4:近隣トラブル
ゴミ屋敷を放置しておくと、
どんどん物で溢れてきて、酷い場合には外からでも臭いなどがわかるようになります。
このような状態になってしまうと、当然近隣住民からの苦情が来るでしょう。
あなたの親御さんが近隣住民から苦情を言われてしまったり、
不動産会社から注意を受けていると、とても恥ずかしいですし、
親に対しても何をされるか分からないという恐怖感に苛まれるでしょう。
もし、あなたの親御さんのゴミ屋敷が原因で、
近隣住民が病気などになってしまった場合には、損害賠償請求などをされる事もあり、
かなり大きなトラブルになるので非常に危険です。
ゴミ屋敷に住む親を説得するコツ
なんとかしてゴミ屋敷に住んでいる親を説得して綺麗にしたいと考えている方に向けて、
その方法やコツなどをご紹介していきたいと思います。
- コツ1:親を否定しない
- コツ2:ゴミ屋敷のリスクを説明する
- コツ3:親の環境の変化に合わせて説得する
- コツ4:関係ない場所から掃除する
コツ1:親を否定しない
ゴミ屋敷を見て、ついつい親に対して「早く片付けてよ」、「これ捨てるよ」、「これいらないでしょ」なんて、
頭ごなしに言わないようしてください。
親からしてみれば、全てが大切な物である可能性もありますし、子供から否定されるような発言をされる事でプライドを傷つけられたと思うケースもあります。
まずは、親を肯定してあげましょう。
その上で、しっかりと話を聞いてあげて、何故このような状態になったのかを聞き出すようにしてください。
親の気持ちをしっかりと理解した上で、
ゴミをどうするのかを相談するような話し方をすると歩み寄ってくれると思います。
コツ2:ゴミ屋敷のリスクを説明する
ゴミ屋敷に住んでいると、様々なリスクがあるということを親に説明してみましょう。
この時、実施にあった事例などを踏まえて説明するとより理解してもらいやすいと思います。
ただし、話すときに上から「危険だから」なんて適当な感じで説明しないようにしてください。
何故、火災のリスクがあるのか?
何故、健康被害を起こす可能性があるのか?
何故、孤独死してしまうリスクがあるのか?
を根拠を元に説明するようにしてあげてくださいね。
相手にどれだけ危険かを伝えるわけですから、
自分だったらどのように話されると理解できるかを考えて話してみましょう。
コツ3:親の環境の変化に合わせて説得してみる
もし、親の環境に何か変化がある場合には説得する良いタイミングかもしれません。
例えば、以下のようなタイミングはチャンスです。
- 老人ホームに入所する
- デイサービスを利用する
- 病院に入院することになった
- ヘルパーさんが家に来るようになった
上記のように、
これまでの生活とは何か変化があるようなタイミングでは、
親御さんも何か心境に変化が見られる場合があり、説得する良い機会となっています。
このような時に、ゴミの話をうまい具合に話し出せると、
片付ける機会が生まれるかもしれません。
コツ4:関係ないところから掃除する
親御さんが普段いるようなスペースを掃除することはできなくても、
普段はあまりいないような部屋やスペースなどは、掃除をさせてくれる場合もあります。
このような場合には、チャンスだと捉えましょう。
全てを一気に掃除したいところですが、
もし、一箇所でも綺麗にする事ができたら親も気持ちが変わるかもしれません。
一箇所だけ綺麗になると他の部分も綺麗にしたくなるのが普通です。
このような心理を狙って、まずはできるところから綺麗にするという方法もあるかと思います。
親のゴミ屋敷を綺麗にする方法
あなたの親が住んでいるゴミ屋敷を綺麗にする方法をご紹介したいと思います。
ここでは二つの方法をご紹介します。
方法1:自分で清掃する
まず最初にできることとして、自分で清掃することです。
と言っても、ゴミ屋敷の状態が酷い場合には難しいでしょうが、
お家が狭い場合などでは、あなただけでもできる可能性が高いです。
手順としては以下のとおりです。
- 1:分別してゴミを捨てる
- 2:掃除をする
- 3;害虫・害獣駆除
- 4:除菌・抗菌
上記のような手順でゴミ屋敷を綺麗にしましょう。
ゴミ出しの際には、大型家電や家具などが出る事もあるでしょう。
このような場合には、回収してもらったり持ち込む必要があります。
そう言った意味でも、一人で清掃しようと思うとかなり大変ですし、
結局、業者を入れないといけないという意味で必ずしも0円で完結できるわけではありません。
方法2:専門業者に依頼する
2つ目の方法は、ゴミ屋敷の清掃業者に依頼する事です。
プロの場合にも基本的には手順は同じですが、
それぞれのステップでプロのスキルを活かして清掃を行います。
分別やゴミ出しはもちろんのこと、
特殊な薬品を使って害虫や害獣の駆除も確実に根絶するように行いますので、
後からまた発生したということはまずないでしょう。
さらに、
原状回復もできることから、水回りなどリフォームが必要になった場合でも、
合わせてお願いする事ができるのもメリットの一つです。
依頼者は何もせずに、費用を支払うだけで面倒臭い作業もないですし、
最短即日から対応が可能となっていますのでおすすめです。
ゴミ屋敷に住む親を説得する方法とコツまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷に住んでいる親を説得する方法やコツなどをご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- まずは、ゴミ屋敷になってしまった理由から追求する
- ゴミ屋敷の放置がいかに危険かを理解する
- 親を鼻から否定せずにきちんと話を聞き、歩み寄る
- ゴミ屋敷になった理由を追求できたら、タイミングを見計って親を説得する
- 状態が酷い場合には、プロに任せるのが時間や体力的にプラス
いかがだったでしょうか?
本ページを読む前に悩まれていたことは解決することはできましたか?
親を説得するのは大変だと思います。
しかしながら、しっかりと自分が歩み寄ることで少しずつ心を開いてくれるはずです。
まずは否定せずに肯定する事が大切です。
もし、ゴミ屋敷の清掃で悩まれたなら、
我々に一度ご相談してみませんか?
予約が入っていない時には、即日で伺わせていただく事も可能です!
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
また、場合によってはリフォームなども自社で承っています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!