ゴミ屋敷は遺伝するの!?真相と原因について解説
親がゴミ屋敷・汚部屋にしてしまう場合、子にも遺伝はするのでしょうか?
よくこのような質問をされる方がいらっしゃいますが、あなたはどう思いますか??
この疑問について、本ページではゴミ屋敷が親から子へ遺伝するのかどうか、原因と真相について解説していきたいと思います。
・ゴミ屋敷は親から子へ遺伝する可能性はある
・遺伝だけではない原因によって子もゴミ屋敷になる可能性もある
ゴミ屋敷は遺伝するの!?
「部屋が片付けられない」、「不要な物を捨てられない」こんな方は意外と多いのです。
そして、その結末として「ゴミ屋敷」や「汚部屋」といった状態になってしまいます。
実情をあまり詳しくご存知でないという方からすると、
「ゴミ屋敷になるなんて怠慢な証拠だ」
「掃除をしない理由がわからない」
と思うかもしれません。
しかしながら、
ゴミ屋敷や汚部屋になる原因には様々な理由があり、
多くは何かしらの病気や精神疾患を抱えているパターンとなっています。
では、
ゴミ屋敷にしてしまう親から子へは遺伝はするのでしょうか?
まず結論から言いますと「遺伝はします」
その理由について触れていきましょう。
ためこみ症や強迫性貯蔵症は遺伝する
実は、ゴミ屋敷にしてしまう方の中には「ためこみ症」や「強迫性貯蔵症」といった
精神的な疾患を抱えているという方が多いです。
そして、これらの障害は親から子へ少なからず遺伝するとされています。
ちなみに、
「強迫性貯蔵症(ホーディング)」は、強迫性障害の1種であり、
大量の物を過剰に収集してしまい、その結果何らかの被害が起きる物です。
ため込み症に関しても、
他人から見れば費用な物にしか見えないような物であっても、
自分にとっては大切なもので、その収集をやめられないことです。
これらに共通して言えることは、
「物を過剰に収集してしまう」
「ゴミのような物でも捨てられない」
という点でしょう。
上記のような特徴がある疾患ではありますが、
これが100%とは言えないまでも親から子へ遺伝するということで、
結果的にゴミ屋敷になってしまうという確率は低いながらもあり得るわけです。
まとめ
- ゴミ屋敷は親から子へ遺伝する可能性がある
- 遺伝の原因は「ためこみ症」や「強迫性貯蔵症」など
ゴミ屋敷の遺伝は何も疾患だけが原因ではない?
先ほどは、ゴミ屋敷が親から子へと遺伝する原因として、
精神的な疾患などが挙げられるとご紹介しました。
しかしながら、現場に何年も携わってきた経験から、原因はそれだけではないと思っています。
育った環境が原因の場合も
詳細に話すと遺伝というわけではないものの、
幼少の頃から自立するまでの期間、育った環境によってゴミ屋敷や汚部屋の原因になる可能性があると思っています。
もちろんこれは私の個人的な見解ですので絶対とは言えません。
例えば、
親がゴミ屋敷状態にしてしまう方で、小さな頃からその環境で育ってしまうと、
「これが普通」だと思うようになります。
そのため、お友達の家に遊びにいった際には、
「何でこんなに綺麗なのだろう?」と疑問に思ってしまうでしょう。
子供にとっての「普通」とは、「自分の両親や育った環境」に大いに起因すると思います。
そのため、他人からしたらゴミのように思えても彼らにとっては不用品ではなかったり、
空き缶やペットボトル、食べかけの袋や容器などが少し散らかっている状態でも「彼らにとっては気にならない」という事態になります。
ここで普通の方との違いが出てくるわけですが、
幼少の頃からついた習慣というのは中々抜けないもの。
このような場合には、地道な努力が必要となります。
あくまで個人的な見解ではありますが、
長年見てきたお客様のことを振り返ると、少なからず関係性はあるのでは?と思っています。
まとめ
- ゴミ屋敷は遺伝だけでなく、育った環境にも起因する
ゴミ屋敷を綺麗する方法
遺伝か否かはさておき、
ゴミ屋敷や汚部屋を綺麗に原状回復したいと思っている方に向けて、
綺麗にする方法についてご紹介したいと思います!
自分で片付ける
一番最初にやるべきことは「自分で掃除をする」です。
当然と言えば当然ですが、ゴミ屋敷の酷さが増すにつれて中々難しくなってくるもの。
例えば、汚部屋であって、自分でも何とかなりそうな場合には有効的な方法でしょう。
ただし、
本記事のテーマでもあるゴミ屋敷の遺伝という観点から見れば、
そもそも自分で掃除をして綺麗にするということ自体が難しい場合があります。
知人などに協力してもらう
自分ではどうにもできない時には、知人や家族の力を借りましょう。
近くに頼れるような方がいる場合にはなるべく早い時期にお願いしておきましょう。
恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、「掃除をする気になった時にすることが大切です」。
ゴミ屋敷や汚部屋にしてしまう方の中には、
掃除をすることに後ろ向きな方も多いです。
そんな中、ポジティブに捉えて、掃除をする気になっただけで私はとても凄いことだと思っています。
頼れる方が周りにいる方は、
数日かかったとしても、協力してもらって綺麗にするのがオススメです。
清掃のプロに任せる
個人的な最もオススメできる方法としては、
「清掃のプロ」に任せるという方法です。
これまでの経験上、ゴミ屋敷や汚部屋になってしまっている場合、
一人ではもちろんのこと、知人などに協力してもらったところで、
原状回復が難しいという状況の場合が多いです。
何故かと言われますと、
・害虫問題
・悪臭問題
・リフォームの必要性
などが挙げられます。
素人の作業では根絶することが難しい害虫問題や悪臭問題、
さらにはゴミなどによって家の内部がダメになっている場合には、
リフォームなどが必要になることもあります。
上記のことを考えても、
費用はかかってしまいますが、清掃のプロに任せてしまうのが結果的には楽かなと思います・
ゴミ屋敷の遺伝についてまとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷や汚部屋が遺伝するか否かについてご紹介させていただきました。
最後に今回のまとめを見ていきましょう。
まとめ
- ゴミ屋敷や汚部屋は親から子へ遺伝する可能性がある
- 遺伝の原因はため込み症や強迫性貯蔵症など
- 個人的な見解としては障害などの遺伝だけでなく、育った環境も原因の一つではと思っている
- ゴミ屋敷は放置せず早急に改善する必要がある
- 状態がひどい場合には、清掃のプロに任せるのが個人的なオススメな方法
いかがだったでしょうか?
実際に、ゴミ屋敷や汚部屋は遺伝することがご理解頂けたと思います。
ただし、全ての方が遺伝するわけではないということを把握しておいて頂けたらと思います。
あくまで「遺伝する可能性がある」という結論です。
また、
個人的には障害ではなく、親を見て育った子供は、
親のやり方や生活の方法などが遺伝すると思っています。
これも全てではなく「稀に」です。
ゴミ屋敷になってしまう方の中には様々な理由があります。
今回は、「遺伝」という事にフォーカスしてご紹介させていただきましたが、
その他の原因が理由となっているということもご理解頂ければと思います。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!