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2022年3月9日 20:30

遺品整理で出た携帯電話の取り扱い方法と処分方法について

遺品整理で出た携帯電話の取り扱い方法と処分方法について

遺品整理で故人が生前に使用していた携帯電話が見つかった場合の取り扱い方法と処分方法についてご紹介したいと思います。
「スマホ内に残っているデータはどうすれば良い?」、「ロックがかかっている場合の解錠方法は?」なんて疑問をお持ちの方に向けて、
本ページでは、携帯電話の管理方法や取り扱い方法と適切な処分方法を解説していきたいと思います。
また、オススメできる事前の予防策についてもご紹介していきます。

本記事のポイント・携帯電話はデジタル遺品である
・適切な方法で処分しないと携帯電話のデータを利用して悪用される恐れがある
・重要なデータや情報が残されている可能性がある
・携帯電話は、生前整理でしっかりと遺族に対しての対処を行なっておくのがベスト
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携帯電話も立派な遺品

携帯電話も立派な遺品

遺品整理とは、
故人が生前に使っていた物や所有していたものを分別して整理する事です。
必要なもの以外は、適切な方法で処分するのが通常です。

思い浮かべる事ができるのは、
現金や通帳、貴金属や不動産などでしょう。
しかしながら、この中には「デジタル遺品」と呼ばれるものも存在します。
通常は、携帯電話(スマホ)、PC、デジカメなどの機器の中にあるデータなどを指します。

写真や動画、その他の個人情報など。
この中には、SNSのアカウントやネットバンキング、FXや株などの取引履歴なども含まれます。

実は、ついつい忘れられがちなのですが、
こういったデジタル遺品は、とても重要なものであり、
最悪の場合には、残された遺族にも何かしらの問題が起きる可能性があります。

携帯電話を適切な方法で処分しないと起こる危険性について

携帯電話を適切な方法で処分しないと起こる危険性について

遺品整理で故人の携帯電話が出てきた場合、
というか出てくることの方が多いとは思いますが、
ロックがかかっているからなんて理由で、そのままにするのはとても危険です。
スマホの中には、貴重なデータが入っている事も多いのでそのままにしておくのは良くないです。

では、具体的に放置するとどのような危険があるのでしょうか?

携帯料金がかかりっぱなしになる

現代では、ほとんどの方が携帯電話を所持しているので、
放置しておくと、月々の料金が発生してしまう事は分かると思います。
しかしながら、中にはうっかりこの事実を忘れてしまっている方もいらっしゃいます。

また、
亡くなったら勝手に解約になるのでは?なんて思っていらっしゃる方もいます。

しかしながら、
契約者が亡くなっていても、契約は継続しているので、
なるべく早い段階で契約解除をしないといけません。

使っていないけれども、
基本料金はかかりますので、無駄な費用が発生しないように注意ください。

第3者に悪用される危険性

故人は、生前にSNSアカウントなどを持っていたかもしれません。
このような場合に、遺族はそこまで気づく事ができずに、
携帯電話は適切に処分したけれども、ネット上に残っているアカウントは消し切れていない場合があります。

もし、SNSアカウントを持っていた場合において、
長期に渡り、使用せずに放置しておくと、
場合によっては、第3者に乗っ取られる可能性があり、それが犯罪に利用される可能性があります。

もし、
故人のアカウントで第3者がなりすまし、犯罪に手を染めた場合、
最悪の場合には遺族に何かしらの影響がある場合がありますので注意が必要です。

個人情報の漏洩や思わぬ損失になる場合も

携帯電話も進化しており、
スマホ決済やインターネットバンキングなどを利用されている方も多いと思います。
つまり、個人情報がたっぷり入っているのが携帯電話です。

例えば、
携帯電話に登録しているスマホ決済情報やインターネットバンキングのログイン情報など、
このような情報を消さずに放置するのは大変危険です。
ましてや初期化せずにスマホを捨てたりすると第3者の手によって、悪用される場合もあります。

さらに、
FXや株などを携帯電話を使って行なっていた場合には、
気づかぬうちに損失を出してしまっているなんてケースも。

こうした事からも携帯電話本体だけでなく、
中身の方もしっかりとチェックして、然るべき対処を行う必要があります。

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遺品整理で出た携帯電話の対処方法

遺品整理で出た携帯電話の対処方法

遺品整理で故人の使っていた携帯電話が出てきた場合に、
行なっておきたい適切な対処方法についてご紹介していきたいと思います。

月額サービスの確認と解約

もし、故人が生前に利用していた月額サービスなどがあれば、
これを全て確認して、解約手続きを行うようにしましょう。

これらのサービスを放置しておくと、
ズルズルと月額費用がかかってしまうため、遺族にとっても負担になります。

現代では、
サブスクリプションと言って気軽に支払い・契約ができるようになっているので、
できるだけ隈なくチェックするようにしてみてくださいね。

よく利用されている月額サービスは以下の通りです。

  • FXや株などの金融サービス
  • 音楽聴き放題サービス
  • 動画見放題サービス
  • デリバリー関係のサービス
  • 定期宅配サービス
  • カーシェアリングやレンタカーなどのサービス

アプリからの登録であったり、WEB上で契約するものも混ざっているので、
是非、見落としのないようにください。

SNSアカウントの削除

故人が生前に行なっていたであろうSNSアカウントがあれば、
それは全て削除するようにしてくださいね。

SNSアカウントとして例を挙げるとしたら以下のようなものになります。

  • LINE
  • ツイッター
  • インスタグラム
  • Facebook
  • ブログサービス

上記のようなSNSなどは現代でも使っている方が多いので、
もしかしたら故人も生前に利用していたかもしれません。
使っていたかわからないという方も、アプリがないか?検索履歴に残っていないか?などをチェックください。

携帯電話の契約を解除する

当然といえば当然なのですが、
故人名義の携帯電話の利用を止める必要がありますので、
まずは、解約手続きをするようにしましょう。

解約するには、
契約している携帯会社に実際に持っていく事で解除する事ができます。
通信費をなるべくかけないためにも、なるべく早めに対処しましょう。

スマホ本体の初期化

最後に必ず行なっておきたいのは、
携帯電話の初期化・リセットになります。
売るにしても、残しておくにしても、必ず初期化するようにしてください。

特にスマホ決済を利用していた場合には、
個人情報が漏洩しないためにも、初期化しておく必要があります。

初期化自体はとても簡単なのですが、
心配な方は、業者にお願いするという方法もあります。

携帯電話のロックを解除するには?

携帯電話のロックを解除するには?

遺品整理で見つかった携帯電話はロックがかかっており、
パスワードがわからず、解除ができないで困っているなんて方も多いでしょう。
中のデータを削除したいけれど、ロックがかかっていたら意味がありません。
今から解除する方法についてご紹介していきたいと思います。

故人が残した遺品やエンディングノートを確認する

携帯電話がロックされており、パスワードがわからないという場合でも、
故人が残した遺品やエンディングノートにパスワードが記載されている可能性があります。

実は、いつも使用しているパスワードが共通している事が多く、
他で利用しているパスワードと同じ場合もあります。
したがって、別で使用しているパスワードなどが何かに残されていれば試してみる価値はありそうです。

ただし、
あまり間違いすぎるとパスワード入力のロックがかかってしまうので、
慎重に行うようにしてくださいね。

携帯会社に持っていく

解除してもらえるかどうかはわかりませんが、
携帯会社に持っていくという方法もあります。
しかしながら、これは携帯電話本体は中々難しそうなのです。

携帯本体というよりかは、
PINロックなどの場合には、携帯会社でも対応してくれると思いますが、
本体のロックに関しては、キャリアでも解除は難しそうです。

専門業者に依頼する

ロック解除の専門業者というのも存在しています。
もちろん、全ての機器を確実に解除できるわけではありません。
中には解除できるものもありますよという事です。

つまり。
携帯電話のロックが必ず解除されるわけではありません。
強い期待をしてはいけませんが、試してみる価値はあるかもしれませんね。

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遺品整理における携帯電話の処分は生前生理がオススメ

遺品整理における携帯電話の処分は生前生理がオススメ

遺品整理で故人の携帯電話でヤキモキしてしまう遺族のことを考えて、
生前整理にて、しっかりと対処しておく事がオススメです。
以下では、実際に行なっておきたい内容をご紹介しています。

エンディングノートに必要事項まとめておく

もし、遺族のためを思うのであれば、生前整理で携帯電話についても記しておきましょう。
エンディングノートに記載しておきたい情報は以下のようなものです。
是非、参考にしてみてくださいね。

  • 携帯電話の暗証番号(パスワード)
  • 契約している携帯会社
  • 契約している月額サービス
  • インターネットバンキングやFX・株口座など
  • 写真や動画、閲覧履歴などの処理方法

上記のようなことをエンディングノートにまとめておけば、
残された遺族も対応がとても楽になります。

一つだけアドバイスをするのであれば、
写真や動画などの情報については、絶対に見られないで処分されるかは分かりません。
仮にエンディングノートに「データは見ないで処分して欲しい」と記載しても見られる可能性があります。

プライバシーの観点からも、
もし見られたくないデータがある場合には、事前に削除しておくことをお勧めします。

遺品整理で出た携帯電話の処分方法と取り扱い方法まとめ

遺品整理で出た携帯電話の処分方法と取り扱い方法まとめ

本ページでは、
遺品整理で見つかった故人の携帯電話の取り扱い方法や処分方法についてご紹介していきました。
最後に今回の内容を振り返っていきましょう。

  • 携帯電話はデジタル遺品である
  • 携帯電話の中は、個人情報が詰まった宝庫である
  • スマホ本体のロック解除はもちろん、中のデータ削除は必須
  • データの削除だけでなく、サービスの利用解除手続きが必要
  • スマホの初期化や携帯会社の解約も忘れずに

いかがだったでしょうか?
恐らく、わかっている方も多いとは思いますが、
改めてこうしてまとめてみると、忘れていた項目もあるのではないでしょうか?

特に忘れがちなのが、
月額サービスなどの解約やSNSアカウントの削除でしょう。
ついついスマホの初期化や解約で頭がいっぱいになるのですが、
こうした事もしっかりと対処しておきましょう。

現代においては、
何が起こるかわからない非常に怖い世の中です。
長年放置していた携帯電話の情報から、犯罪に巻き込まれる可能性が0とは言えませんので、
是非、処分をする際には本記事をもう一度チェックしてみてくださいね。


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