殺人現場の特殊清掃の凄惨さについて
他殺によって殺人が行われた現場の特殊清掃は非常に凄惨です。
病死や事故死などで孤独死した場合と比較しても現場は慣れたスタッフでも緊張したり気分が悪くなることもあります。
そう多く遭遇するわけではないものの、やはりごく稀に依頼が来ることもあります。
本ページでは、
実際の殺人現場の特殊清掃についてご紹介していきたいと思います。
色々な想いがや念が詰まったような重い現場の凄惨さについてご紹介しています。
・殺人現場の特殊清掃はとても凄惨。
・事件の内容を伺わせるような跡が多数ある。
特殊清掃が行われるのはどんな時？
特殊清掃が行われるのはどんな時なのでしょうか？
主に実施されるのは孤独死、自殺、他殺、事故死などがあった現場です。
また、病死などでも死後数日が経っており、発見が遅れたケースでも実施となります。
特殊清掃の作業内容
特殊清掃で行うのは、主には以下のようなことです。
- 消臭
- 除菌
- 汚染箇所の除去
- 害虫・害獣駆除
- リフォーム
特殊清掃時には、既にご遺体はない状態で行うのが普通です。
しかしながら、ご遺体から出たであろう血液や体液などが床に付着していたり、
壁に飛び散っていることがあります。
これらは放置しておくと非常に危険で、
害虫などの発生や悪臭の原因となるだけでなく、不衛生なまま放置することになります。
特殊清掃の目的はあくまで原状回復です。
汚染された箇所を綺麗にして、悪臭や害虫の駆除や除菌作業を行なって、
再び住むことができるような状態に戻す作業です。
特殊清掃は素人は絶対にしてはいけない
特殊清掃現場は、とても不衛生な場所です。
無闇矢鱈に素人が軽装備で入っては良い場所ではありません。
よく遺品整理や清掃などを費用がかかるからという理由で、
自分達で行おうとする人たちもいますが、
リスクが高すぎるため絶対にしないでいただきたいです。
というのも、
現場にはどのようなウイルスなどがあるのか分かりませんし、
我々も血液などの除去にはかなり気を遣って行なっています。
それだけリスクが高い現場ということをご理解ください。
殺人現場の特殊清掃は凄惨
孤独死などでも行う特殊清掃ですが、中でも殺人現場は少し訳が違います。
というのも、人が他人に殺害された現場ですので、
我々であってもかなり気を張る現場です。
苦しんだ跡が分かる
殺人現場では、恐らく何かで刺されたりした際にもがき苦しんだように、
歩き回ったであろう跡がそこら中に見られます。
リビングで刺されたであろう現場では、最後は玄関で息絶えていたそうです。
つまり、
大量出血をしながらも外に逃げようともがき苦しんだということです。
その結果、部屋中に血液が飛び散っているのです。
孤独死などの場合、
一箇所で無くなっているため、そこら中に血液などが飛び散っていることは少ないです。
これが殺害現場との違いでしょう。
ご遺族の気持ちと現場の重さに苦しむ
殺人現場そのものに入ること自体、我々も気後れしてしまうところがあります。
それはやはり、良い亡くなり方ではないというのもありますが、
何より、色々な念がそこに残っているような気がするからです。
実際に殺人現場に入って特殊清掃を行おうとするも、
慣れているスタッフであっても何か気分が悪くなってしまったり、
なんとなく体が重くなるような感覚を感じます。
さらに、
依頼主はご遺族の方ですので、見積もりと説明をする際にも、
どこか上の空で話を聞いているようで聞いていない、そんな感じがします。
そのようなご遺族の姿を見るととても苦しく、悲しい気持ちになると共に、
実際に現場に足を踏み入れた瞬間のあのなんとも言えない空気の重さが今でも慣れません。
殺人現場の特殊清掃はより慎重に行う
殺人現場では、血液が凝固してしまっており、そのまま薬剤などを使えません。
まずは。こういった血液などをしっかりと除去する作業が必要です。
この際、乾いており雑な除去をすると空気と一緒に舞ってしまって非常に危険です。
何よりもこの除去作業を丁寧に慎重に行なってく必要があります。
故人がどのような病気をお持ちだったのかわからないですし、
非常に危険なためより技術があるスタッフを人選します。
消臭作業はもちろんのこと、汚染箇所の完全除去と除菌作業も必須となります。
遺品整理はご遺族の方が時間をかけて行うケースも多いため、
基本的には原状回復作業のみの作業となることも多いです。
しかしながら、
殺人が行われてしまったお家にご遺族の方が住むというのは現実的に難しいことも多く、
私が経験したケースでは、原状回復作業をして残されたご遺族の方は別のお家に住まわれていました。
まとめ
本ページでは、
殺人現場の特殊清掃についてご紹介していきました。
いかがだったでしょうか？
ご依頼いただく事例のなかでは極めて少ないケースですが、
ごく稀にご依頼いただくこともあります。
私としてもこの業界に入ってもう長いですが、
いまだに慣れることができない現場です。
時には、体が重くなり、目眩がしたり、気分が悪くなることもあります。
さらに、
なんとなくですが、恐怖感すら覚えることもあります。
しかしながら、残されたご遺族の方を考えると、もっと辛いことは間違い無いでしょう・・・・
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
