ホテルの特殊清掃を業者に依頼すべき理由と危険性について
ホテルなどの施設で人が亡くなってしまった際に必要となる特殊清掃。
当然ですが、ホテルであろうと関係なく原状回復は必ずしないといけません。
特にこういった宿泊施設では別の部屋にはお客様もいますし、放置することのリスク大きいためなるべく早めに取り掛かる必要があります。
本ページでは、そんなホテルでの特殊清掃の必要性やプロに依頼すべき理由、素人で行うことの危険性についてご紹介しています。
ホテル経営をされているという方であれば見る必要はないかもしれませんが、是非最後まで目を通していってくださいね。
・ホテルでは特殊清掃が必要なシーンが多々ある。
・特殊清掃を依頼するときには、必ずプロに依頼すべき。
・素人での特殊清掃には様々なリスクがある。
ホテルでも必要な特殊清掃について
孤独死現場などで必要とされる「特殊清掃」。
いわゆる死体からでた体液や血液などを除去して、消臭や除菌作業などを行い、
元あったような状態に戻す作業のことです。
実はこれは何も普通の住宅だけではないのです。
ホテルなどの宿泊施設でも我々のような業者に依頼が入り込みます。
ニュースでもよくある事なのでご存知かと思いますが、
ホテルなどで遺体が発見されることも珍しくありません。
遺体が発見された部屋では、当然特殊清掃が必要となるのです。
実は、ホテルなどで最期を迎える方も一定数いらっしゃいます。
もちろん持病などで亡くなる方もいらっしゃいますが、
中には自殺などで亡くなる方、他殺で亡くなる方もいらっしゃいます。
このような場合、
どのような亡くなり方をしたかはさておき、特殊清掃が必要となります。
そして、発見されるまでの日数や亡くなり方によっても作業の難易度が変わります。
このように、ホテルであっても日々特殊清掃が行われているのです。
ホテルの特殊清掃をプロに依頼すべき理由
ホテルで特殊清掃が必要となった際、必ずプロに依頼することをお勧めします。
「素人でできる程度のことなら自分たちでやればお金がかからないのでは？」
と思われるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
今から何故、プロに依頼すべきなのかをご紹介していきます。
1,特殊な薬品や機械を使用するため
特殊清掃現場では、消臭や除菌をするために特別な薬品や機械を使う事が多いです。
これは市販品では到底完全に除去する事が難しい事が理由です。
したがって、これらを持っているプロに依頼する必要があります。
ちなみに、
酷いケースの場合には、1度では完全に消臭ができないこともあり、
何回に分けて行うケースもあります。
2,害虫駆除の必要性
特殊清掃現場では、害虫が大量に発生しているケースが多いです。
ホテルなどでは綺麗に見えていても、発見までに時間がかかれば、
害虫が発生していることもあります。
害虫なんて殺虫剤を使えば問題ないって思われる方も多いかと思いますが、
実際には、そのようなことはありません。
生きている、そして見えている範囲の害虫が死んでいるだけなのです。
隙間に入り込んだ卵などには、殺虫剤が効かないため、
一見、虫がいなくなったように見えても、後から害虫が大量に発生してしまうケースもあります。
それだけ害虫駆除は難しかったりします。
3,感染症リスク
特殊清掃現場では、遺体から体液や血液などが流れている現場です。
生前、故人が感染症にかかっている場合には、
こういった感染症リスクも高まってしまいます。
またそれだけでなく、そもそもウイルスなど不衛生な環境にありますので、
素人が容易に足を踏み入れて良い場所ではないのです。
少しのことかもしれませんが、それで死にいたる感染症にかかる可能性があるのです。
4,リフォームの必要性
遺体から流れてしまった血液、体液が床に染み込んでしまった際には、
床を張り替えるようなリフォーム工事が必要となります。
これは素人でも行える可能性もありますが、基本的には専門分野となると思います。
こうしたリフォーム作業が必要となるケースは多々あり、
浴槽のユニットの交換やトイレの交換など、業者ではないと難しい作業もあります。
またホテルという環境からもしっかりとした設置や工事が必要となると思いますので、プロにお願いするのが良いでしょう。
ホテルの特殊清掃を素人が行う危険性について
ホテルの特殊清掃を素人（スタッフ）で行うことの危険性についてご紹介していきます。
もし、スタッフでなんとかしようと考えているのであれば、絶対にやめて欲しい理由があります。
必ず、目を通してもう一度検討してみてくださいね。
1,感染症のリスクがある
特殊清掃現場には害虫が大量に発生している他、遺体から出た血液や体液が染み込んでいる状態です。
このような環境下では、不衛生であり、危険性も高いです。
したがって、何も考えずに足を踏み入れるべきではありません。
特殊清掃が必要な現場では、
感染症のリスクはもちろん、ウイルスなどの危険性もあります。
したがって、業者は防護服、防毒マスク、ゴーグル、長靴に手袋など完全防備して入ります。
ホームセンターで売っているようなものでも大丈夫だったりもしますが、
安易に踏み込んでしまうことで恐ろしい結末が待ち受けている可能性があります。
2,リフォームなどの難しさ
特殊清掃現場で仮にリフォームなどが必要となった際には、
やはり素人作業では工事が難しいと思います。
さらに、中途半端に特殊清掃を行なってリフォームだけ別業者に依頼するとコスト面でも高くなってしまうこともあります。
特殊清掃業者の中には、
リフォーム作業も一環して行なってくれるところもありますので、
こうしたところに依頼するのが個人的にはお勧めです。
3,他のお客様にバレずに作業する難しさ
ホテルというと、現場以外は他のお客様が宿泊している事がほとんどで、
遺体が発見されたからといって、他のお客様に迷惑をかけるわけにはいきません。
さらには、毎日新たなお客様が宿泊しにやってきます。
こうした中で、他の旅行客にはバレないように作業をして、
原状回復するのはやはりプロでないと難しいでしょう。
家具などの搬出と搬入、消臭、除菌、害虫駆除、リフォームなど、
やることは意外と多く、いかにバレずにスムーズに作業を終わらせる事ができるかが鍵となります。
こういった面からもホテルでの作業経験がある業者に依頼するのも一つお勧めな方法です。
ホテルの特殊清掃をプロに依頼すべき理由と危険性についてまとめ
本ページでは、
ホテルでの特殊清掃をプロに依頼すべき理由と危険性についてご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめてみたいと思います。
- ホテルでの特殊清掃はプロに依頼すべき。
- スタッフでの特殊清掃は、様々な観点から難しい。
- 他の宿泊者にバレないようにスムーズに作業をするのは素人には難しい。
- ホテルという限られた時間内で原状回復をすることは難しい。
いかがだったでしょうか？
今回は、ホテルという少し特殊なシーンでの特殊清掃についてご紹介していきました。
最後までご覧になっていただけましたか？
実はホテルなどの宿泊施設での特殊清掃は珍しくありません。
つまり、毎日どこかでは誰かがホテルで亡くなっているのです。
ただし、
ホテルの場合には、数日で発見されることも多いため、
遺体の腐敗がそこまで進んでいないケースも多いです。
しかしながら、
亡くなり方も様々で、大量出血による死亡や浴槽などでの溺死など、
亡くなり方によっては、原状回復が大変になるケースもあります。
こうしたことからも、
ホテルの特殊清掃もプロに依頼する必要があると思います。
今、なんとかDIYでなんとかしようと思っている方はリスク面をしっかりと把握してもう一度検討してみてくださいね。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
