特殊清掃で防毒マスクが必要な理由とは!?ないとどうなるの?
孤独死現場などで必要とされる特殊清掃において必須とも言えるのが「防毒マスク」です。
いわゆる普通のものではなくて、高機能性のマスクのことですね。
実はこれはないと絶対にダメな必需品の一つなのです。
本ページでは、特殊清掃員の身に付けるものの一つとして必須である「防毒マスク」の必要性についてご紹介しています。
また、もしこれがないとどうなってしまうのか？そのリスクについてもご紹介しています。
素人では現場に入ることはないと思いますが、知識として是非最後までご覧になってくださいね。
・特殊清掃において防毒マスクは必須である！
・もし防毒マスクなしで特殊清掃現場に入ると様々なリスクを引き起こす可能性がある！
特殊清掃で防毒マスクが必要な理由
近年では一人暮らしの高齢者も増えてきて、
孤独死という問題も浮き彫りになってきています。
また、今では高齢者だけでなく若い方の間でも少しずつこういった事が起こっています。
孤独死については、
様々な理由が挙げられるのですが、
多くの場合には、高齢者のセルフネグレクトや一人暮らしによる誰にも看取られずに亡くなる事がその主な原因です。
このような孤独死現場では、
必ず特殊清掃が必要となります。
特殊清掃とは、ご自宅を現状回復させるために必要な清掃作業となります。
この特殊清掃時にはスタッフは防護服、防毒マスクなどを着用します。
今回のテーマとなるのは、この中の「防毒マスク」になります。
今から何故マスクが必須なのかについてその理由をご紹介していきます。
1,悪臭対策
特殊清掃が必要な現場では、強烈な悪臭が漂っています。
この匂いの原因というのがいわゆる「死臭」です。
これは遺体が腐敗したことにって発生するものです。
また、遺体からは体液や血液などが流れていきますので、
これらが床などに染み込んでしまうことで、
さらに家全体が強烈な臭いに包み込まれるのです。
この臭い対策として、防毒マスクが有効的なのです。
よくあるような不織布マスクなどでは、フィルターの特性上からも、
臭いを通してしまうので全く意味がありません。
というかそもそも不織布マスクなどは、
自らの飛沫を飛ばさないためにするものであるため、防毒マスクとは本来の使い方が異なるのです。
2,感染症やウイルス対策
また、防毒マスクをするのは悪臭だけではなく、
遺体から出るウイルスや感染症リスクから身を守るためでもあります。
というのも、故人がどういった理由で亡くなっているかわからないためです。
例えば、
故人が感染症などで亡くなっている場合には、
現場では感染症のリスクが非常に高いです。
また、感染症で亡くなっていないにしても、
腐敗した遺体からはウイルスが非常に沢山発生している状態です。
体液や血液などがその周辺を汚染しているので、こういったウイルス対策としても防毒マスクは有効的なのです。
防毒マスクをする理由まとめ
- 1,悪臭対策
- 2,感染症やウイルス対策
特殊清掃時に必須の着用品について
ここまで特殊清掃において防毒マスクが何故必要なのかについてご紹介していきました。
ここからは現場に入るスタッフが着用する物について簡単にご紹介していきたいと思います。
1,防毒マスク
先ほどもご紹介しましたが、防毒マスクは必須となります。
防毒マスクって何？と思われる方もいると思いますが、
ネットで調べていただくと、様々な店舗から発売されているのがわかります。
不織布マスクや布マスクでは全く意味がないので、
もし防毒マスクを購入する際には、ネットまたはホームセンターなどで、
購入するようにしてくださいね！
2,防護服
特殊清掃現場に入るスタッフが必ず着用するのが、「防護服」です。
これは肌の露出をせずに体全体を守る事ができるものです。
感染症やウイルス、害虫などから身を守るためにも必須となるものです。
防護服も今ではネットで購入する事が可能となっています。
もちろん、粗悪品もあると思いますので購入の際には、
よく評価などを確認するようにしてくださいね！
3,手袋
そして、手袋も実は絶対にないと困ります。
血液や体液で汚染された部分を清掃するわけですから、
手袋がないと感染症などのリスクに晒されてしまいます。
もちろん、簡易的な手袋では意味がありません。
厚手のものであり、ゴム製のものである必要がありますし、
必ず、露出部分が無いような物を選ぶ必要があります。
4,長靴
そして、手袋同様に必須となるのが長靴です。
こちらも言うまでもありませんが、足部分を感染症やウイルスから守るために、
必ず着用する必要があるものとなっています。
長靴についても、
なるべくは頑丈なものを選ぶ方が良いでしょう。
5,ゴーグル
そして、実は見落としがちな「ゴーグル」です。
これは害虫や悪臭、ウイルスなどから目を保護するために必須です。
ゴーグルがないと感染症のリスクなどが高まります。
また、
清掃途中に体液や血液などが飛び散ってしまう可能性もありますし、
飛沫などが飛散することもあります。
こういったことから体を保護するためにも必須であるものです。
素人が特殊清掃が必要な現場に入るときの注意点
特殊清掃現場に素人が入ることも実はあったりします。
それは故人の第1発見者になる場合です。
例えば、中々連絡がつかないから家に行ってみたところ自宅で亡くなっていたなんて場合です。
このように素人の方が特殊清掃が必要な現場に入るときに注意しておきたいポイントをまとめてみました。
絶対に防備していない格好で入らない
恐らく、まさか亡くなっているなんて思わないでしょうから、
そのままの格好で家の中に入ってしまうかもしれませんが、
もし高齢者であり、連絡がつかず、何日も立っている場合には、
自分で中を確認せずに警察に介入してもらうようにしてください。
そのままの身軽な格好で中に入ってしまうと、
感染症リスクなどに晒されてしまうので、非常に危険です。
2次災害に気をつけよう
素人の方が何も考えずに特殊清掃が必要な現場に入ってしまうことで、
ウイルスや感染症リスクを外部に流してしまう可能性があります。
よくあるのは害虫や害獣が外に逃げてします事例です。
このような事態になってしまうと、
近隣住民に迷惑がかかるだけでなく、2次災害を生み出してしまう可能性があるので非常に危険です。
特殊清掃で防毒マスクが必要な理由についてまとめ
本ページでは、
特殊清掃で防毒マスクが何故必要なのかについてご紹介していきました。
最後にその理由について振り返っていきましょう。
- 1,悪臭対策
- 2,感染症やウイルス対策
いかがだったでしょうか？
最後までしっかりと目を通してくれましたか？
防毒マスクって普段我々のような清掃業者以外では、
目にすることも少ないと思いますが、
実はこういったところで使用されていたんです。
恐らく、普通であれば特殊清掃現場に入ると言うことはないと思いますが、
もし、何かしらの理由でそういった現場に出会す可能性がある場合には、
防毒マスクなどは必須となります。
この業界で長らく働いているスタッフであっても、
あの強烈な悪臭は耐え難いものがあります。
また、新人スタッフなんかは気絶したり、気分が悪くなったりすることも多々あります。
防毒マスクをしていてもある程度の臭いはするのでないとどうなるのか想像もしたくありません。。。。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
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もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
