フローリングの特殊清掃ってどうやるの!?完全消臭するためには
フローリングの特殊清掃ってどのようにして行われるのでしょうか?
「汚染箇所を洗浄や消臭するだけで綺麗になるの?」、「リフォームの必要性は?」、「悪臭は本当に消えるの?」
なんて疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本ページでは、
このような疑問をお持ちの方に向けて、フローリングで亡くなった場合の特殊清掃についてご紹介していきます。
どのようにしてプロは清掃しているのかご覧になってみてください。
また、特殊清掃を行う際に何故そのような工程となるのかについても
合わせてご紹介しているので、是非気になるという方はチェックしてみてくださいね。
・フローリングで亡くなった場合の特殊清掃では張り替えとなることが多い。
・表面のみを洗浄しても悪臭は消えることがない。
・根本原因をしっかりと綺麗にしないと再び元の状態に戻ってしまう。
特殊清掃現場の異臭の原因とは?
特殊清掃は、
孤独死や事件死、事故死などによってお家の中で亡くなってしまって、
発見されるまでに時間を要してしまって、ご遺体の腐敗が進んでしまっている状態のお家を原状回復する作業です。
このような作業上、現場は非常にひどい状態であることが多いです。
というのも、基本的にはご遺体から垂れ流しとなった体液や血液などが、
様々なところに染み込んでいるためです。
フローリングだけでなく、下地のコンクリートまで汚染されていることも
酷い場合には、
フローリングの表面上だけでなく、ローリングの継ぎ目・巾木の隙間、畳の間、
またその下にあるコンクリートまで体液などが汚染していることもあります。
このような状態になっていると、
いくら表面を綺麗に洗浄して消臭したところで、悪臭は取り切ることができません。
従って、いつまで経っても悪臭が漂うようになってしまいます。
害虫や害獣によってさらに異臭が悪化することも
実はご遺体に向けて害虫や害獣が寄ってくるため、
既に悪臭が漂うような現場では、大量のハエ、うじ虫、ゴキブリ、ネズミなどが住み着いている可能性があります。
もちろん、特殊清掃時に除去はしますが・・・
しかしながら、
問題点は、しっかりと異臭の除去ができないといつまで経っても、
この匂いに釣られて害虫などが寄ってくるということです。
つまり、
悪臭の除去が完璧にできないと、害虫や害獣までも根絶させることができないのです。
フローリングの特殊清掃ってどうやるの?
フローリングで仮に亡くなってしまった場合、
この部分を特殊清掃しないといけません。
では、実際にどのようにして原状回復を目指していくのでしょうか?
フローリングは張り替えは基本
フローリングや畳などについては、
体液や血液などが下地まで染み込んでいることが多いため、
基本的には、張り替えとなることが多いです。
フローリングで亡くなった場合、
フローリングの継ぎ目や接合部、巾木(はばき)などから下地まで体液や血液などが染み込んでしまいます。
このような状態になると床下の汚染はかなりのものとなります。
私が経験したフローリングの特殊清掃においては、
床下の下地のコンクリート部分まで体液や血液などが流れ込んでいることが多かったです。
そのため、必ず床下まで汚染されていないか確認する必要があります。
フローリングの特殊清掃の場合には、
汚染箇所の除去をおこなった上で、消臭しリフォーム作業を行なってから終了します。
フローリングの特殊清掃の手順について
フローリングを特殊清掃する際の手順・工程について簡単にご紹介していきます。
フローリングの汚染箇所などを調べる
まずは、フローリングの汚染箇所を調べていきます。
また、その際に少しだけ切り取ってフローリングの暑さについても調べていきます。
床下まで流れ込んでいるか否かをしっかりとチェックします。
汚染箇所を除去する
次は、汚染箇所を除去していきます。
フローリング表面はもちろんのことですが、床下まで汚染されている場合には、
ここも同じく除去していく必要があります。
場合によっては、コンクリート部分にまで汚染されている可能性もあります。
床下の解体
床下の汚染箇所が確認できましたら解体していきます。
また、この際に消臭剤を塗布していきます。
しっかりとコーティングなどをして防臭していきます。
オゾン消臭
オゾン脱臭器などを使用して消臭作業を行なっていきます。
しっかりと特別な薬品を使用して消臭していきます。
リフォーム作業
フローリングを張り替えていきます。
もちろんこの時、解体した床下部分などの普及作業も行なっていきます。
フローリング以外の特殊清掃での原状回復について
特殊清掃では、リフォーム作業が必要となる部分があります。
フローリングはもちろんのことですが、他にも壁紙や浴室などが挙げられます。
これらの特殊清掃ではどのような作業が行われるのかご紹介していきます。
壁紙
壁紙に血液などが飛び散っている場合や悪臭が染み付いてしまっている場合、
張り替える必要があります。
場合によっては、汚染された一部分のみを張り替えるなどで対応することもあります。
毎回張り替えるか否かと言われれば、ケースバイケースなのですが、
臭いが染み付いている場合も多く、汚れを取るだけでは取り切ることができないことも多いです。
浴室
浴室で亡くなっているケースでは、特殊清掃及びリフォーム作業が必要となります。
まずは浴室内の汚染箇所を綺麗に洗浄していきます。
排水溝に関しては、配管が悪くならないように専用の洗浄剤や高圧洗浄機を使用していきます。
浴槽内で亡くなった場合には、
溜まっている水分は一切流すわけにはいきませんので、汲み取って処理をしていきます。
この時、浴槽に傷や破損などが起きている場合には、交換する必要があります。
浴室については、
臭いが篭りやすいという性質もある他、特殊清掃が難しい場所でもあるため、
リフォーム作業が必要となるケースが多いです。
フローリングの特殊清掃についてまとめ
本ページでは、
フローリングの特殊清掃についてご紹介していきました。
最後に本記事の内容を再度、まとめておきます。
- フローリングの特殊清掃では、張り替えや下地の汚染除去を行う。
- ご遺体からの体液や血液は床下まで汚染していることが多い。
- フローリングや畳はリフォームとなることが多い。
いかがだったでしょうか?
今回は、フローリングの特殊清掃について簡単にご紹介していきました。
実は、フローリング上で亡くなっていることは結構多いです。
従って、よくある特殊清掃箇所とも言えます。
ただし、
発見が遅くなればなるほどに、床下までの汚染がひどくなりますので、
必ず、どこまで汚染されているのかの調査は必須となります。
もし、床下のコンクリート部分にまで汚染が広がっている場合、
この部分も削り取る必要があります。
その上で、しっかりと埋めて防臭作業も行なってリフォームを行なっていきます。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!