ゴミ屋敷で死亡する理由とは!?原因と解決策について
ゴミ屋敷で住人が死亡してしまう理由ってなんなのでしょうか?
実は意外と知られていない原因があったりします。
この原因を知ることによって、周囲の人物がこういった悲劇を事前に防ぐことが可能となっています。
そこ本ページでは、
ゴミ屋敷の中で住人が死亡してしまう理由についてご紹介しているとともに、
コレを防ぐためにできる対策などについてまとめています。
もしあなたの周囲にゴミ屋敷があるという方や親や親戚などで
こういった状態になってしまっている方がいるとしたら、
是非最後までご覧になって死亡リスクを下げるようにしましょう。
・ゴミ屋敷では死亡リスクが高い。
・孤独死は、発見されるまで時間がかかり、特殊清掃が必要となる。
・周囲の人間のちょっとした気配りによって未然に防ぐこともできうる。
ゴミ屋敷での死亡数は年々増えている
実はゴミ屋敷の件数は年々増加傾向にあります。
さらに、ゴミ屋敷での孤独死件数も年々増えています。
実はニッセイ基礎研究所が2011年に実施した推移では、
65歳以上の孤立死は年間で2万6821人となっています。
そして、
東京都監察医務院によると、2020年に東京23区内で自宅で亡くなった一人暮らしの65歳以上は延べ4207人で、
2015年と比べて1.35倍に増えているとのこと。
2024年はさらに増加傾向にある
そして2024年には、警視庁の統計によると、
1~3月の間で、65歳以上の高齢者は1万7034人となっており、
85歳以上の死亡件数は4922人となっています。
さらに、
今年の3カ月分のデータを年間ベースに置き換えると、
65歳以上の死者数は約6万8千人と推計されることになり、2011年のデータと比較しても2倍以上になっている事がわかります。
つまり、
今ゴミ屋敷で死亡する高齢者がかなり増えていることがわかります。
ゴミ屋敷で死亡する理由
年々増加しているゴミ屋敷での死亡件数。
ではそれは何故なのでしょうか?
今から理由についてご紹介していきます。
身体的理由
高齢者の孤独死件数が多いのにはそれなりの理由があります。
中には、体が思うように動かなく、家から出れなくなってしまったというケースもあります。
こういった場合には、体調が悪くても病院などに行けないだけでなく、
食事などもまともに摂れないことで老衰死してしまう事があります。
ゴミ屋敷での死亡事例とはそこまで少ないかもしれませんが、
こういった事例は確実にあると思います。
病気
高齢者になると持病を持っている方も多いと思います。
いつ、どこで、どんな症状が出るのかはわかりません。
仮にゴミ屋敷の中で倒れてしまったら誰にも気づかれることがありません。
高齢者が病気によって倒れてしまうと、
すぐに対応することができずにそのまま亡くなってしまうケースも珍しくありません。
自殺
高齢者だけでなく、若い方のゴミ屋敷での死亡も多いです。
コレには「自殺」という理由が絡んでいます。
現代社会では、人付き合いや仕事、学校などで様々な悩みを抱えながら生きています。
そんな中、追い込まれてしまってゴミ屋敷になってしまって、
最終的には、その部屋で一人で亡くなる方もいらっしゃいます。
自殺の場合には、
発見された際には、遺体の腐敗も進んでいることも多いですし、
必ず特殊清掃が必要となるケースとなります。
怪我・事故
ゴミ屋敷には様々なもので溢れています。
高齢者はこのゴミのせいで転倒しまうことが多々あります。
その際に打ちどころが悪く、そのまま亡くなってしまうこともあります。
また、物が多いことで寝ている間に上から物が落ちてきて、
その下敷きになってしまって、窒息死してしまうこともあります。
こういった理由から事故や怪我などで死亡するケースもあります。
災害
地震などはどこの地域でも定期的にあると思います。
最近では、能登地震が起こるなど大きな地震による被害も出ています。
仮に地震が来た際には、ゴミ屋敷だとすぐに逃げることができません。
物が多くて家から出るまでに時間がかかってしまって、
その間に家の下敷きになってしまったり、
津波に飲まれてしまうことも考えられます。
こういった災害によってゴミ屋敷の中で死亡するケースもあります。
セルフネグレクト
高齢者の中にはセルフネグレクト状態だった方もいます。
セルフネグレクトとは、主に自分に関する食事やお風呂などを放棄することです。
原因は様々ですが、長年一緒に暮らしたパートナーの死などが原因となることが多いです。
セルフネグレクトになってしまうと、
もう死んでも良いと思ってしまって、何もしなくなってしまうので、
孤独死するリスクが高まります。
認知症やうつ病
高齢者なので認知症などを患っている方も多いです。
認知症になってしまうと、様々なことを忘れてしまって、
ゴミ屋敷化してしまうだけでなく、孤独死リスクを高める原因となります。
さらに、
若い方でうつ病などを患っているという方も注意が必要です。
うつ病などの場合、ゴミ屋敷はしたくなくてもなってしまうもの。
うつ病で寝込んでおり、何もできずに布団の中にいる生活をしているうちに、
事故や災害、病気の悪化などで亡くなってしまうケースもあります。
ゴミ屋敷で死亡させないための対策について
ゴミ屋敷で住人が死亡してしまうのを事前に防げたら最高ですよね。
しかしながら、周囲の人間や本人の意識次第では防ぐことができます。
今からその方法をご紹介していきます。
ゴミを片付ける
もしゴミ屋敷の住人が片付けたいと思っているのであれば、
周囲の人間が協力することでゴミ屋敷をきれいにすることができると思います。
ゴミ屋敷であること自体が孤独死リスクを高める原因の一つでもありますので、
ゴミを片付けることで解決する可能性がグンと高まります。
あまりにもひどい状況の場合には、
清掃業者に依頼するなどして、原状回復するのもおすすめですし、
ある程度のゴミを片付けてしまって、残りは少しずつきれいにしていくのもおすすめです。
また片付けた後に再び、ゴミ屋敷にならないようにすることも大切です。
高齢者などでどうしてもゴミ屋敷化しやすい場合には、
周囲の人間が定期的にゴミ捨てなどをするなどして対策をとりましょう。
適切な場所での診察・治療を行う
もし、ゴミ屋敷の住人が何かしらの病気や身体的な理由でゴミ屋敷になっている場合、
まずは病院などで適切な診察や治療を受けましょう。
健康でなければ、健康的な生活は送れません。
精神病や認知症など完治するのが難しい場合には、
長期的に良くなることを目指していく必要があります。
こういった場合には、時間をかけてゴミ屋敷から脱却することを考えましょう。
定期的にコミュニケーションを取る
孤独死の原因として周囲の人間とのコミュニケーション不足が挙げられます。
そこで親戚や子供などが自ら定期的に連絡をすることで
孤独死を防ぐことができると思います。
これは単なる連絡という意味だけでなく、安否確認という意味でも必要な連絡です。
1週間に1度、ないしは月に数回のコミュニケーションをとって、
いつ何か異変が起きたらすぐに対応できるようにしておきましょう。
見守りサービスを利用する
最近では、遠くに暮らしている高齢者に向けての見守りサービスもできています。
このようなサービスを利用することで、ゴミ屋敷での死亡を防ぐことに役立ちます。
見守りサービスもさまざまで、
接触型、非接触型、対面型など様々なサービスがありますので、
どのタイプが合っているのかをよく考えた上で利用しましょう。
施設に入る
どうしても遠方にいる家族が面倒を見ることができない状態、
本人も体が自由に動かずに介護なども必要な状態になっている場合、
いっそのこと施設に入るということも視野に入れましょう。
もちろん、金銭的な面での難しさなどもあると思いますが、
もし経済的に問題がないという場合には、家を手放して施設に入ることも検討してみてください。
ゴミ屋敷で悩んだ時はリンピアにお任せください!
ここまで高齢者のゴミ屋敷事情についてご紹介していきました。
ゴミ屋敷も軽度のものから重度のものまであり、
数人で対応できる範囲からプロじゃないと難しい場合があります。
そこでプロに頼むならどんなケースかをご紹介していきます。
こんな時はプロの方がメリットが大きい
- 家が広い(2LDK以上)
- ゴミや不用品の量が多い
- 原状回復の必要がある
上記のような場合には、プロに依頼するのがおすすめです。
特に家が広い場合には、
すぐにゴミ屋敷を解決するのは難しいでしょう。
かなり長い時間をかけての解決になると思います。
遠方に家族が住んでいる場合などは、中々解決できない事が多いと思います。
また、
ゴミや不用品の数が多い場合、処分するのが非常に大変です。
特に粗大ゴミや可燃ごみも量が多いと、地域のごみ収集所にそのまま捨てると迷惑になりますので、
直接ごみ収取場に持っていく必要があります。
またゴミは捨てることができても、
原状回復しないとそのまま健康に住むことができない場合も多いです。
こういったケースでは、業者に依頼して原状回復工事をする必要があります。
もし、今ゴミ屋敷に関して何かお悩みでしたらまずはリンピアにご相談ください!
まとめ
本ページでは、
ゴミ屋敷の死亡に関する内容をご紹介していきました。
最後に本記事の内容を簡単にまとめておきます。
- ゴミ屋敷の死亡件数は年々増加している。
- ゴミ屋敷で死亡するのは高齢者が多数。
- 死亡する原因は多数だが、ゴミ屋敷であることで発見が遅れるケースが多い。
いかがだったでしょうか?
本記事をご覧になる前に、ゴミ屋敷で何故亡くなるのか?と疑問に感じていた方は、
最後までご覧になっていただけましたか?
実はゴミ屋敷での孤独死は結構多いです。
それだけ高齢者にとっては危険な状態であるとも言えます。
もし、今あなたの周囲にこのような状態になっている方がいましたら最悪のケースになる前に対処しましょう。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
また、場合によってはリフォームなども自社で承っています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!