孤独死の前兆とは!?もしかしたら既にサインが出てるかも!?
実は年々、増加し続けている「孤独死」。
現在では問題視されており、あなたにとっても無縁なことではなくなってきています。
そんな孤独死ですが、実は前兆や兆候などが見られることがあるってご存知でしたか?
また、このような事態になってしまう恐れがある方には一定の特徴などがありますのでそれも合わせてご紹介していきたいと思います。
・孤独死には前兆(兆候)が見られる
・孤独死になりやすい人には共通の特徴がある
・孤独死を防ぐための方法についてご紹介
孤独死とは?
「孤独死」とは、
最期を誰にも看取られずに迎えてしまい、後に発見されるケースです。
死亡に関しては、病死であったり、突然死であったり、自殺などがあります。
現在、単身者が増加していることが原因で孤独死は年々増加しています。
これらによって、特殊清掃が注目されています。
孤独死は年々増加し続けている
孤独死は高齢者だけが多いわけではなく、若い世代であっても実際に起こっています。
男女比で見てみると、男性の方が圧倒的に多いのが特徴となっています。
これは男性の特有の問題があるとされています。
また、
年齢比で見てみると、60歳以上が5割となっており、
60歳未満が5割程度となっています。
出典:4 生活環境|令和2年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府
上記は、東京都23区の場合のデータになりますが、
見てもらえれば分かると思いますが、年々孤独死の数が増えています。
対象となっているのは、65歳以上となっていますが、高齢者の孤独死が増えていることからも、
全体の孤独死が増えているとも言えると思います。
これから孤独死になりやすい人の特徴についてもご紹介したいと思いますが、
近所付き合いの希薄やセルフネグレクトなど様々な理由から孤独死が増えています。
孤独死の前兆(兆候)について
孤独死してしまう場合には、その人に何かしらの前兆(兆候)が見られることがあります。
共通する特徴を見抜くことでもしかしたら防ぐことができるかもしれません。
まずはどのような前兆が見られるのかをご紹介していきたいと思います。
- 家族と死別して一人暮らしになった
- ゴミ捨てなどをしなくなった
- 近所付き合いを辞めた
- カーテンは閉めっきり、布団も敷きっぱなし
家族と死別して一人暮らしになった
今まで妻または夫と二人で暮らしていた方が、
病気などで死別し、一人暮らしになったタイミングでこれまでには考えられないような変化をすることがあります。
人によっては、セルフネグレクトの要因になることもあり、孤独死の原因としても挙げられます。
また人だけでなく、長年一緒に暮らしていたペットの死などが引き金になることもあります。
ゴミ捨てなどをしなくなった
これまでしっかりと生活をされていた方が、突然ゴミ捨てなどをしなくなったときには、
セルフネグレクトに陥っている可能性が高いです。
当然ですが、孤独死に至るケースとしても挙げられます。
近所付き合いを辞めた
近所付き合いを突然辞めてしまったなんて場合には、
何かその人によくないことが起きている可能性があります。
もちろん、体調不良や病気などが原因であることもあると思いますが、場合によってはセルフネグレクトや鬱病などが原因であることもあります。
誰ともコミュニケーションを取らないと死亡しても発見されるまでに時間がかかり、孤独死になるケースが多いです。
カーテンは閉めっきり、布団も敷きっぱなし
昼間いつ見ても部屋の様子が分からず、カーテンは閉めっきり、
布団も敷きっぱなしである場合には、孤独死の前兆が見られます。
セルフネグレクトに陥っている可能性もあり、当人を気にする方がいない場合には孤独死に至る可能性が高いです。
孤独死になりやすい人の特徴について
孤独死に陥りやすい人には共通する特徴があります。
ここでは孤独死になるケースが多い人の特徴についてご紹介していきたいと思います。
- 高齢者の一人暮らし
- セルフネグレクト
- 健康意識が低い人
- 経済的困難な人
- 近所付き合いがない方
- 趣味がない
- 仮設住宅に住んでいる方
- 精神疾患を患っている方
- 身体的問題がある方
高齢者の一人暮らし
孤独死の全体の5割以上が65歳以上という現状からも高齢者の方が注意しないといけません。
さらに、その中でも単身者である場合には特に注意が必要です。
特にこれまでずっと独身だった方、家族と離れて暮らしている方が対象です。
誰も自分のことを気にしてくれないような環境、連絡を取れる相手もいない環境であると、
仮に体調が悪くなっても誰にも助けを求めることもできません。
それだけでなく、最悪の場合死に至っても誰も気付いてくれず孤独死となることも多いです。
セルフネグレクト
これまで長年一緒に生活をしていた夫、妻などの家族を亡くして、
一人になったタイミングで自分のことがどうでもよくなってしまうことがあります。
普通にこれまで行っていた食べる、掃除、お風呂などがどうでもよくなってしまうのです。
こう言った状態になった単身者は、孤独死になるケースがとても多く非常に危険です。
場合によっては、自殺をしてしまうこともあり、誰か気にかける方が近くにいるだけでも変わってきます。
健康意識が低い人
単身者で高齢者であり、健康意識が低い方もまた孤独死になるケースが多いです。
例えば、好きなものしか食べない、タバコやアルコールを気にせず楽しむなど。
逆に言えば、好きなものを食べ、好きなことをして死ねるのは幸せなことかもしれません。
しかしながら、孤独死になってしまうと当人、そして周囲の人間が非常に悲しい気持ちになるでしょう。
若い時はいざしれず、高齢者の場合には食生活などの健康面もしっかりと考えなくてはいけません。
経済的困難な方
高齢者の年金暮らし、失業してしまって金銭的余裕がない方、
このように経済的に余裕がない方もまた孤独死になってしまうことがあります。
実際に、健康に気を配っている余裕がないため、突然死することもあるのです。
あまりに生活が困難な場合には、生活保護などのサービスを受けることもできるので一人で悩まずに行動しましょう。
近所付き合いがない方
普段から話す相手がいない方、近所と付き合いがない方もまた孤独死に至りやすいです。
これは誰ともコミュニケーションを取らないため、自分のことを気にしてくれる方がいないためです。
突然、死亡しても誰も気づかず、悪臭などで周囲の人間が時間が経ってから気づかれるのです。
趣味がない
全く、趣味がないという方もまた孤独死しやすいと言われています。
趣味がないということは、余計な時間もお金もかからないというメリットもありますが、
裏を返せば、ストレスを発散する方法がないということになります。
何かで鬱憤を晴らすような方法がない方もまた孤独死になりやすいでしょう。
仮設住宅に住んでいる方
災害などで家を失ってしまい、仮設住宅に住んでいるという方もまた孤独死になりやすいと言われています。
仮設住宅の場合、誰かとコミュニケーションを取るということがないでしょう。
もちろん、他の住人と話すことがある方もいるでしょうが、そもそも高齢者の場合には引きこもりがちだと思います。
実際に仮設住宅に住んでいる方の孤独死は割と報告されているので注意が必要です。
精神疾患を患っている方
職場や学校、プライベートの何かしらが原因となり、鬱病などの精神疾患を患っているという方も
また孤独死になりやすいとされています。
特に家族とは一緒に住まれていなくて、誰ともコミュニケーションが取れないような方ですね。
鬱病は酷い状態になると布団から出ることもできないぐらい辛い症状が出ます。
こう言った精神的な病で自ら命を絶つ方もいらっしゃいます。
身体的問題がある方
高齢者の方や障害者の方で、日常生活に非常に不便を感じている方もまた、
孤独死になりやすいとされています。
これは日常生活をスムーズに行えないことが原因です。
突然体調が悪化してしまっても、自分で救急車を呼べなかったり、
病院に行くこともできずに、自宅で密かに亡くなるなんてことも。
孤独死を防ぐために
孤独死の前兆(兆候)があったら、最悪な事態になる前に行っておきたい、
自分が孤独死する前になんとか予防しておきたい場合の適切な方法についてご紹介していきたいと思います。
家族や近隣住民とコミュニケーションをとっておく
もし、単身者で孤独死してしまうことを恐れているのであれば、
普段から家族や友達、御近所さんとコミュニケーションを取るように心がけてみてください。
どうしてもそのような方が近くにいない場合には、習い事を始めてみるのもオススメです。
サービスを利用してみる
現在は、孤独死を防止するために行政などが行っているサービスがあります。
また、スマホアプリでも孤独死を防止するサービスがリリースされています。
こう言ったものを活用することで、周囲に自分の身に何かがおこった際に知らせてくれる機能があります。
施設に入る
どうしても孤独死したくない、また自分の身の回りのことを誰かにしてもらいたい、
友人などが欲しいという場合には、老人ホームなどの施設に入ることもオススメです。
ただし、費用がかかることや必ずしも自分に合っているか分からない点がデメリットでしょう。
孤独死の前兆についてまとめ
本ページでは、
孤独死の前兆についてご紹介させて頂きました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- 孤独死の前兆はいくつかあるが、主にはこれまでの生活とガラリと変わった時が最も多い
- 家族との死別や独身者の場合には孤独死になるケースが多い
- セルフネグレクトもまた孤独死になりやすい
- コミュニケーションを取らない人ほど孤独死になりやすい
いかがだったでしょうか?
今回は、孤独死になる方の前兆などをご紹介していきましたが、
最後までしっかりと目を通していただけましたか?
孤独死自体が現在において珍しいことではなくなってきており、
上京している方にとっては、いつか自分の身に起こってしまう可能性もあります。
実際に東京都では年々増加傾向にあります。
もし孤独死を発見した場合には、
速やかに警察に連絡するとともに、特殊清掃業者の手配が必要となります。
くれぐれも自分で部屋に入り、掃除をしようとは思わないでください。
特殊清掃現場は、
非常に不衛生で危険であり、最悪の場合感染症などにかかることもあります。
業者も専用の防護服などを着用した上で作業をします。
もし、あなたの周囲で単身者の高齢者がおり、
ゴミ屋敷状態になっており、孤独死になるのでは?と不安な場合には一度ご相談ください!
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!