ゴミ屋敷とピック病の関係性とは!?症状や原因について解説

ゴミ屋敷や汚部屋と呼ばれる部屋の原因の一つとして「ピック病」が関係しているかもしれません。
ここ最近、性格が変わった、掃除を行うことができなくなったなんて方に向けて、
本ページでは、ピック病の症状や原因、治療方法、遺伝の有無やゴミ屋敷との関係性について解説していきたいと思います。

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ピック病とは？

あなたは「ピック病」という病気をご存知でしょうか？
もしかしたら本記事をご覧になっている方の多くは聞いたことすらないという方も多いのではないでしょうか？
初耳だという方からしたら「ピック・・・・？」となっているはずです。

ゴミ屋敷との関係性を考えていく上で、
この病気がどのようなものなのかを知っておく必要があります。
まずはピック病について簡単に触れていきます。

ピック病は認知症の1種です

ピック病とは、
簡単に説明すると、若年性アルツハイマーなどと同じく、認知症の1種とされています。
もっと詳しく言うと、前頭側頭型認知症の1つとされています。

前頭側頭型認知症は、
脳の前方にある前頭葉と側頭葉が萎縮する認知症であり、
脳の神経細胞の塊が前頭葉と側頭葉にできる事で生じます。

このピック病になってしまうと、
理性がおかしくなってしまって、これまでしなかった行為をしてしまう事があります。
また、記憶障害などが初めに起こるわけではないので、気づかれづらい事が多いです。

ピック病の患者はどのくらいいるの？

ピック病の患者が日本でどのくらいの数いるかですが、
こちらについては、明確なデータは出てきていません。
しかしながら、認知症を発症している全人口の5％〜7%程度であるとされています。

ピック病の症状について

ここまでご紹介した「ピック病」では、どのような症状が見られるのでしょうか？
まずは、症状をしっかりと把握する事が大切です。
ちなみに、通常の認知症のような記憶障害などがメインとなるわけではない点に着目ください。

症状1：無気力になる

まず、ピック病の症状として、
喜怒哀楽が乏しくなり、無気力な状態になってしまう事があります。
こちらは、行動障害型の1つとされています。

無気力な状態になってしまうと、
掃除や洗濯、料理などをしなくなってしまったり、
最悪の場合、生活に必要な行動すら行わなくなってしまいます。

症状2：自己中的、ルールが守れなくなる

先ほどと同様に行動障害型の1つなのですが、
今度は、以前とは異なる性格になってしまう事があります。
例えば、自己中的な行動や発言をしてしまったり、ルールが守れなくなってしまったりなど。

場合によっては、
万引きをしてしまったり、痴漢などをしてしまったりすることもあります。

本来であればしてはいけないような行為をしてしまうと言うのも、
ピック病の症状の一つです。

症状3：言葉の理解力が低下する

また、ピック病になると、
言語能力にも少なからず影響が出てきて、
場合によっては、会話中に出てきた単語の意味が分からなくなってしまう事があります。

例えば、
「今日、お弁当持ってきた？」の「お弁当」と言う単語の意味が分からず、
会話ができなくなってしまう事があります。

症状4：言葉が上手くでない

先ほどの続きとなるのですが、
言語障害の1種なのですが、会話をしている最中に話したい事が話せなくなることがあります。
自分では話したいのに、スムーズに言葉が出てこないのもピック病の症状の1種です。

症状5：記憶障害

最後は記憶障害なのですが、
ちょっとした事が覚えられなくなったり、思い出す事ができ無くなったりします。
認知症の症状としてはこちらが一番イメージにあるかと思います。

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ピック病は遺伝するの？原因は？

ピック病の原因として、遺伝が関係あると言われています。
では、実際に確実に遺伝だけが原因なのでしょうか？

30%〜50%程度は遺伝が関係している可能性

日本においては、
ピック病についてまだ明確なデータが取れていないことから明確な事はわかりませんが、
海外においては、患者の30%〜50%程度は、親族が何かしらの神経認知障害を持っているという結果が出ています。

そのため、
遺伝が関係ないとは言えないのも事実です。

ただし、
残りの50%に関しては、遺伝が関係なく発症していることから、
他にも何か原因があるのでは？とされています。

ピック病の治療方法は？

ここまで見てきたピック病ですが、治療して完治する事はできるのでしょうか？
今からどんな治療を行なっているのかについてご紹介したいと思います。

現在は完治する治療方法は確立されていない

ピック病の治療方法ですが、
現在は完治する事ができるような治療方法はないとされています。
したがって、この病気に対する薬はないということになります。

ただし、
病気の症状が色々現れますので、その度に対処療法のような形で、
薬の投与や入院をする事で改善を目指しています。

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ゴミ屋敷とピック病の関係性について

ここまでピック病についてご紹介しましたが、
本記事のテーマでもある「ゴミ屋敷との関係性」について解説していきたいと思います。

ピック病とゴミ屋敷は関係性はある

ピック病の症状に行動障害というのがあるとご紹介しました。
この中には、「無気力」や「暴力的」などの症状が現れます。
つまり、少なからずゴミ屋敷の原因になる要因はあると言えます。

無気力状態というのは、
セルフネグレクトやうつ病などの状態に近いと言えますし、
上記の病気の患者でゴミ屋敷の住人になる方は結構多いです。

したがって、
自分が気づかぬうちに、ピック病になっており、
それが原因となって、ゴミ屋敷化してしまっているという事もあり得ると言えます。

ただし、
これはあくまで関係性があるかもしれないという話で、
必ずしも、全ての方に共通するわけではない点に注意ください。

ピック病でゴミ屋敷化してしまったら・・・

もし、あなたが、家族が、周りの知人などがピック病で苦しんでおり、
ゴミ屋敷の住人になってしまっているという場合には、清掃のプロに原状回復を依頼しましょう。
何故、ゴミ屋敷の清掃を業者に頼む事がオススメなのかについてご紹介していきます。

害虫や害獣を根絶できる

ゴミ屋敷の多くは、害虫や害獣が生息しています。
ここで言う害虫とは「ゴキブリ」や「ダニ」、「ハエ」など。
害獣は「ネズミ」が主な例です。

これらの害虫たちは、
非常に不衛生であり、場合によっては感染病の媒介となる事もあり、
放置しておくと、自分だけでなく、隣人にも被害が出る可能性があります。

これらを根絶させるためには、
市販の薬などでは効かない場合が多いです。
全滅させるには、プロが使用する特別な薬品が効果的なんです。

消臭・除菌が完璧にできる

また、ゴミ屋敷の多くは、悪臭を放っています。
これはゴミから出た臭い、害虫たちの臭いカビなどの臭いなど様々です。
この悪臭をしっかりと取るには、やはり市販薬では難しいです。

いくら消臭・抗菌・除菌を唄っている市販品であっても、
ゴミ屋敷レベルの根強い臭いには効かない事が多いです。

よくある例としては、
一見、悪臭が消えたと思っても、１週間ほどしたらまた悪臭がしてきたなんて事があります。
結局、プロに頼まなくては行けなくて、二度手間となりますので、最初からプロに任せるのがベストです。

不用品回収やゴミの撤去、リフォームなどもできる

また、賃貸物件の場合には、
退去する際には原状回復させないといけません。
しかしながら、ゴミ屋敷にしてしまった結果、リフォームが必要になる場合もあります。

このような場合にも、プロにお願いすれば、
清掃と一緒にリフォームも行なってくれますので、
業者を探したりなどの余計な手間がかかりません。

また、
ゴミの撤去時に出たゴミや不用品なども一緒に回収・撤去してくれますので、
自分は何もせずに、綺麗にする事ができるのもメリットです。

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ゴミ屋敷とピック病の関係性についてまとめ

本ページでは、
ゴミ屋敷とピック病の関係性についてご紹介していきました。
最後に今回のまとめを見ていきましょう。

いかがでしたか？
今、あなた自身、そして周りの方でピック病で悩まれている方がいる場合、
また、似たような症状があると言う方は、病気のことを理解してあげた上で、ゴミ屋敷問題を考えましょう。

まだ、病院に行って診察を受けていないと言う方は、
似たような症状が出ている場合には、まずは専門家の診療を受けてください。

埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！