特殊清掃現場ってどんな匂いがするの?原因と対策方法について
特殊清掃現場で発しているのはどんな匂いなのでしょうか？
「臭いの？」、「鼻につくような匂いって何？」など、気になっているという方も多いかもしれません。
そもそも何が原因でそのような悪臭が漂ってくるのでしょうか？
またもし染み付いてしまった匂いはどのようにして消すのでしょうか？
本ページでは、こういった疑問にお答えするために、特殊清掃現場でどんな匂いが出ているのか？
そしてその根本的な原因と対策方法についてご紹介していきます。
特殊清掃が必要になるケースはそこまで多くはないと思いますが、是非興味がある方は最後までご覧ください。
・特殊清掃現場の匂いは死臭。
・死臭は、腐乱によるものが主な原因。
・根本的に匂いを消すためには、特殊清掃業者に依頼するしかない。
特殊清掃現場はどんな匂いなの？
孤独死などが原因で行われる特殊清掃。
主に、家で亡くなった後、数日ないし1ヶ月以上発見されることなく、
腐敗してしまった現場を現状回復することを特殊清掃と言います。
特殊清掃が必要な現場は、
基本的に凄まじいありさまであり、匂いももちろんのこと、
リフォームが必要なほどに荒れている状態になっていることが多いです。
よく聞かれるのがそんな「特殊清掃現場ではどんな匂いがするの？」です。
まず、最初に言っておくと、
嗅ぐことすらできないような強烈な悪臭だということです。
それを前提にここから先をご覧下さい。
特殊清掃現場の匂いを表現すると・・・
- くさや
- 生ゴミが腐ったような匂い
上記のような表現ができると思います。
とはいえ、このような綺麗なものではなく、我慢ができないレベルの強烈な匂いがするのはお忘れなく。
ちなみに、
防護服や防毒マスクなどをしていても悪臭がしますし、
最悪の場合、しばらく匂いが取れないこともあります。
それだけ強烈な匂いがするのです。
ただ単に臭いのではなく、我慢できないレベルで臭いのです。
特殊清掃現場の匂いの原因について
特殊清掃現場のあの匂いは何が原因なのでしょうか？
今からその根本的な要因についてご紹介していきたいと思います。
匂いの原因は「死臭」
実は、特殊清掃で発生している匂いの原因は「死臭」です。
死臭とは、人が亡くなった後、腐敗が進んだことで発生する匂いのことです。
つまり、匂いの原因は人の腐乱死体の匂いだったのです。
実は、人体には常に微生物などの細菌が沢山います。
しかしながら、生きているうちは免疫があるため、大きく増えることはありません。
ですが、亡くなったあとは免疫力がなくなりますので、一気に細菌が増えることになります。
この増えた細菌が細胞分裂をすることで、一気に腐敗が進んでいきます。
この腐敗臭というのは、
時期によってもやや発生まで時間が異なり、夏場は比較的早く発生し、
冬は少し遅れて匂いが発生することが多いです。
魚や肉なども夏場の方がダメになりやすいのと全く同じ原理ですよね。
特殊清掃現場の匂いが与える影響について
特殊清掃現場で発生するあの嫌な匂いはただ臭いだけではありません。
必ず、何かしらの影響を及ぼす可能性を持っています。
今からその危険性についてご紹介していきますので必ずご覧になってください。
- 1,匂いが部屋に染みつく
- 2,害虫の発生
- 3,家屋の損傷
1,匂いが部屋に染みつく
実は、死臭は匂いがとても強いため、部屋だけでなく家全体にまで染みつくことが多いです。
さらに、集合住宅などの場合には、隣家まで広がってしまって、
中々、匂いが取れないなんてこともあります。
また、簡単な特殊清掃では匂いが消しきれないことも多々あり、
悪徳業者に騙されないことも一つですし、何回かに分けて消臭・抗菌作業を行う必要がある場合もあります。
2,害虫の発生
孤独死などの特殊清掃現場で最も恐れるのは害虫の発生です。
人体に悪影響を及ぼすことはもちろんのこと、現状回復する上でも、
これらを全滅させるのは非常に難しいとされています。
ウジは死体に散乱しますので、
見つかるまでにかなりの日数を要している場合には、
相当な数が部屋中に充満している可能性が高いです。
また、特殊清掃業者であっても、
1回だけでは害虫を根絶できないため、何回に分けて害虫駆除作業を行います。
これはまだ生まれてきていない卵などが残っていることも想定しての作業になります。
3,家屋の損傷
特殊清掃現場では、
死体から体液が流れ落ちて、床のそこまで浸透してしまったり、
壁まで浸透してしまっていることも多いです。
匂いの観点からも簡単に対処できるわけではないので、
こうなってしまうと、リフォームや建て替えが必要となることもあります。
場合によっては、
床の交換などのリフォーム作業で対応できることもありますが、
悪臭がそれでも消えない場合には、建て替えとなってしまうでしょう。
特殊清掃をプロに任せるべき理由について
特殊清掃を自分で行おうかなと考えている方もいるかもしれませんが、
まず、それは絶対にやめましょう。
これはただ単にプロに依頼して欲しいから言っているのではなく、デメリットしかないためです。
今からプロに依頼するのがなぜお勧めできるのかをご紹介していきます。
- 1,消臭や害虫駆除は素人にはできない作業
- 2,人体に悪影響を及ぼす可能性が非常に高い
- 3,近隣住民とトラブルになる可能性がある
1,消臭や害虫駆除は素人にはできない作業
まず、特殊清掃が必要な現場で発生しているような匂いについては、
素人が用意したような消臭剤などでは絶対に消すことはできません。
どんなに協力だと言われているものだとしても、これは覆ることはありません。
もちろん、置き型の消臭剤も意味がありませんよ。
それだけ腐敗臭は強い匂いがということを覚えておいてください。
プロも市販されているような消臭剤を使用するのではなく、
特別な薬剤を使用して匂いを消します。
さらに、
それでも匂いが消しきれないこともあるほどに、難しい作業でもあります。
したがって、素人作業で匂いを消し切ることは到底無理なのです。
2,人体に悪影響を及ぼす可能性が非常に高い
特殊清掃が必要な現場には、
基本的には装備なしでは入ってはいけないとされています。
それには人体に悪影響を及ぼす可能性が高いからとされています。
その理由としては以下のようなことが挙げられます。
- 害虫による伝染病の感染リスク
- 死体から出た血液からの感染病リスク
- 空気中に漂っているウイルスによる感染病リスク
主には、上記のようなことが原因で、重大な病気にかかる可能性があります。
プロデあっても、
防護服を着て、防毒マスクをしっかりとした上でも最善の注意を払って、
作業を行っているほどに危険な現場です。
このようなところに素人が何も知らずに飛び込んでしまうと、
非常に危険であるために、独断での作業はやめるようにしましょう。
3,近隣住民とトラブルになる可能性がある
特殊清掃現場には、様々な危険が潜んでいます。
あなたが勝手に入って、作業をしたことによって、
近隣住民とトラブルになることも十分に考えられます。
例えば、
害虫が隣家に逃げてしまったり、隣人が感染病を患ってしまったり、
悪臭が隣家にまで及んでしまって、特殊清掃が必要になってしまったりと。
このようにあなたのミスが大きなトラブルに発展する可能性もありますので、
独断で現場に入らないように注意してくださいね。
特殊清掃現場ってどんな匂い？まとめ
本ページでは、
特殊清掃現場ってどんな匂いがするの？という疑問に答えるような形で、
様々な視点から解説させていただきました。
最後にどんな匂いがするのかをもう一度まとめておきます。
- くさや
- 生ゴミが腐ったような匂い
上記のように表現すると、なんだこんなものかと思われる方もいるかもしれませんが、
この匂いの数十倍、数百倍濃度が高いと思ってくださいね。
防毒マスクをしてても匂いがするんですよ〜
しかも特殊清掃を担当したスタッフの体にまで匂いが染み込んでおり、
数日間取れないなんてこともあるんです。
それだけ強烈な匂いを発しているのです。
本記事ではこの匂いの原因が腐敗臭・死臭だということもご紹介しました。
こう言った孤独死などの特殊清掃の現場には、
くれぐれも素人の判断だけで立ち入らないように注意してください。
また、このような現場に出会した場合には、まずは家から出て警察に連絡してくださいね。
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください！
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています！
