特殊清掃で手袋が重要な理由

孤独死などによってお家で亡くなった方のお部屋を原状回復する「特殊清掃」。
ご遺体が腐敗している現場ということもあって、とても過酷な仕事となります。
こういった不衛生な場所での作業ということもあって、それなりに防備をしないといけません。
本ページでは、
何故、特殊清掃では手袋が必要で重要なのかについてご紹介していきます。
また、現場ではどのような種類を使用しているのかも解説しています。
・特殊清掃における手袋の重要性についてわかる。
・特殊清掃でどのような種類の手袋を使用しているのかがわかる。
特殊清掃における手袋の重要性について

特殊清掃とは、
事件死、事故死、病死、老衰などによって孤独死されて発見が遅れてしまい、
ご遺体が腐敗してしまった故人のお宅を原状回復する作業です。
ご遺体が腐敗すると、体液や血液などをはじめ、
床下や壁紙などを汚染してしまうだけでなく、害虫の発生などとても不衛生な環境になります。
従って、ご遺体を搬出した後もそのまま放置というわけにはいきません。
そんな特殊清掃ですが、
しっかりと防備した上で技術のあるスタッフが作業を進めていきます。
この時の服装はとても作業をする上で重要です。
ここからが本題ですが、
特殊清掃を行う際の手袋についてです。
何故、重要なのか?
結論から言いますと、
基本的には手を使って作業を行います。
その際に様々なものに触れる必要があるため、手袋は絶対に着用しないといけません。
どんな手袋を着用するの?
手袋と聞いてあなたが想像するものはなんでしょうか?
多くの方はビニール手袋やキッチンで使うような厚手のものかと思います。
実際に現場では、
基本的には医療用手袋のような種類のものを着用します。
これをインナー着用として、その上から厚手のゴム手袋を着用して作業を行います。
厚手のゴム手袋を着用する理由としては、
薬品や水に強く、耐久性があるという点や漂白剤や洗浄剤を使う際にも適しているためです。
また、破れる心配も少ないのもメリットです。
ただし、
ケースバイケースで手先が細かく動かすような場面では、
手袋の種類を変えることもあります。
手袋を外す際の注意点について
一度、使用した手袋については再利用は不可能となります。
さらに、取り外す際には外側部分を絶対に触れないようにしないといけません。
これはどのような菌が付着しているかわからないため、大変危険だからです。
液体などが付着している際には、
取り外す際にその液体が飛び散らないようにしないといけません。
特殊清掃の際に着用する他の防備類について

特殊清掃では手袋以外にも需要な装備があります。
ここではその装備についてもご紹介していきます。
- 防護服
- 防毒マスク
- ゴーグル
- 手袋
- 長靴
防護服
特殊清掃では、防護服は基本中の基本です。
防護服を着用することで、身体が外気に触れることなく作業を行うことで来ます。
ウイルから体を守るという意味でも重要な装備となります。
防毒マスク
特殊清掃現場では、大変な悪臭が漂っています。
この原因は、腐敗臭などによるものですが、こちらもウイルスが蔓延しているため、
そのままでは大変危険なため、防毒マスクを着用して作業を行います。
ゴーグル
ゴーグルもまた、特殊清掃現場では必須となります。
目もしっかりと保護しないと、体液などが飛散する可能性があり危険です。
最悪のケースでは、失明する恐れもあるので必須と言えます。
長靴
特殊清掃では、通常の靴では守りきれないため、
作業をする上では、長靴を着用します。
ウイルスからは足からも守る必要があります。
自分で特殊清掃を行うことの危険性について

ネットを見るとわかりますが、
実は防護服、防毒マスク、長靴や手袋などが購入できちゃいます。
中には、特殊清掃セットなんてものが売られていたり・・・・
このようなものが売られているため、
自分で清掃して原状回復しようと思う方もいるかもしれません。
しかしながら、絶対にやめてください。
特殊清掃が必要な現場は、とにかく危険が多いです。
長年この業界で働いていてもいつどうなるかわからない現場です。
それだけ危険だということです。
この業界で長いスタッフであっても、
作業前にはそれなりに緊張もしますし、最善の注意を払って行っています。
それだけ危険な作業であるため、素人が何も知らずに部屋に入るのは危険です。
素人作業が危険な理由
- 感染症リスクがある
- 害虫を外に逃してしまう恐れがある
- 悪臭や汚染箇所を完全に除去できない
- 騒音などで近所トラブルになる可能性ある
- 最終的に高い費用となる可能性がある
素人作業で最も危険なのは、何より感染症のリスクです。
現場では、B型肝炎(HBV)、C型肝炎(HCV)、HIV(エイズ)などをはじめ、
感染症リスクが高いため、最善の注意を払う必要があります。
さらには、
害虫が大量に発生していることも多く、これらの害虫を外に逃してしまう恐れもありますし、
卵を含み、完全な除去ができないことによる再発の危険性もあります。
そして、自分で特殊清掃をしてみたものの、
悪臭が取れず、害虫も減らないことから最終的にプロに依頼することで、
トータル費用が高くなる可能性があるという点。
こういった点からも最初から業者に依頼するのがオススメです。
埼玉県の特殊清掃ならリンピアにお任せください
埼玉県をメインに特殊清掃を行なっているリンピアでは、
ゴミ屋敷や孤独死の現場の原状回復、また普通の清掃まで行なっています。
遺品整理や不用品回収まで合わせて行う事ができますので、
何かお悩みがあれば、気軽にご相談ください!
もちろん、ご相談や見積もりなどは無料で行なっています!
まとめ
本ページでは、
特殊清掃で着用する手袋の重要性について解説していきました。
いかがだったでしょうか?
最後に本記事の内容をまとめておきます。
- 手袋は絶対に必要な装備。
- 手袋は2枚重ねで着用する。
- ケースバイケースで手袋の種類を変えることもある。
特殊清掃現場は、まだ一度も対面したことがない方にとっては想像しにくいですが、
とても見るに耐えない状況です。
人によっては、吐いてしまったり、気分が悪くなる方もいらっしゃいます。
スタッフも最初の頃は慣れずに、
気分が悪くなる方もチラホラいます。
それだけご遺体がなくても過酷な現場です。
こういった現場に入るときには、必ず完全防備をして、
最善の注意を払って、作業を行わないといけません。
もし、何かお困りごとがあれば特殊清掃リンピアまでご相談ください。


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